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陽炎へばわれに未来のあるごとし 安土多架志

2017年03月25日 | 俳句
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安土多架志
陽炎へばわれに未来のあるごとし
現実の苦渋に満ちた日々が続く。悩んでも尽きせぬ悩みである。小生のお小遣い欠乏症とは違った内面的な深い悩みである。そんなある日ふと眼前に陽炎を見る。自分の内面を形にすればこんな風なのか。ちょっと明るい愉快な気分に襲われる。自分にもある未来は気持ちの持ちようでどうにでも描ける、とそんな気になってきた。なを多架志は37歳夭折のクリスチャンと聞く。:『名俳句一〇〇』(2002・彩図社)所載。

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