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ちらばりて皆が見えをりわらび狩 皆川爽雨

2017年04月20日 | 俳句
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皆川爽雨
ちらばりて皆が見えをりわらび狩
春は山野草の季節である。食用に経験しただけでもノビル、ワラビ、ゼンマイ、コゴミ、タラの芽などなど。それぞれの場所に穴場的ポイントがあり地元の人々の毎年の楽しみである。私の近辺でも利根川水系の各河川畔でピクニックを兼ねた山菜採りが賑わう。各自てんでばらばらに散らばって腰を丸めているので、ああそうかと分かる。菜の花の盛りもピークを越えたようだ。雲雀鳴く土手の風がとても気持ち良い。命の洗濯をたっぷりとして帰ろう。:角川書店「合本・俳句歳時記」(1990年12月15日版)所載

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