やんまの気まぐれ・つぶやっ句 「一句拝借!」

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ラムネ店なつかしきもの立ちて飲む 鷹羽狩行

2017年05月20日 | 俳句
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鷹羽狩行
ラムネ店なつかしきもの立ちて飲む

母がラムネを好んだので私の子供時代の記憶にはラムネが焼付いている。敗戦後の食料難も母の奮闘努力の甲斐あって乗り切って来た。やがて少しは世の中が落ち着いてラムネが飲める様になった時は、ああ戦争が終わったんだなと言う実感が湧いてきた。母と私は一本のラムネ瓶を飲みかわし互いの笑顔を確かめ合った。そしてあれから七十年、谷中銀座でポリバケツに冷やされたラムネを見た時は思わずも立ち飲みしたものだった。ああ懐かしきラムネ、母の味よ。:角川『合本・俳句歳時記』(1990年12月15日30版)所収。
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