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宇都宮 靖
鈴虫の夜通しみがく星の空
鈴を鳴らすような鈴虫の声が澄み渡る。見上げれば満天に星の輝き。まるで鈴虫が星空を磨いているようだ。夜は今日から明日へと日付を越えてゆく。夜通しの鳴き声に浅き夢も度々覚めて夜気に浸って冷える身に物を想うのであった。雄山閣「新版・俳句歳時記」(2001)所載。:やんま記
宇都宮 靖
鈴虫の夜通しみがく星の空
鈴を鳴らすような鈴虫の声が澄み渡る。見上げれば満天に星の輝き。まるで鈴虫が星空を磨いているようだ。夜は今日から明日へと日付を越えてゆく。夜通しの鳴き声に浅き夢も度々覚めて夜気に浸って冷える身に物を想うのであった。雄山閣「新版・俳句歳時記」(2001)所載。:やんま記