Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

謎の軟式ボール&東京タワー

2016年10月23日 | 日記
謎の軟式ボール&東京タワー



出張先の残り少ない昼休みに駆け足で東京タワーに昇ってきた。
スポットライトを浴びた軟式ボールが展示されており、横の案内文には数年前の解体修理時にタワー先端部から偶然発見された軟式ボールのいきさつが描かれてあった。丁寧な解体修理がなければ発見されなかったであろうこのボールはいろんなことを連想させてくれるボールではある。記事にある謎に迫って頂くとこうなるのではないかと、これまた・・・





コナン
東京タワーが出来たのは昭和33年、当時の軟式野球公認ボールは「A」、「B」、「C」の三種類しかなかったはずです。
「B」は準硬式ボールで、トップボールと呼ばれた重くて固いボールでこの画像のようには割れません。仮に、「C」の刻印があれば少年用ボールということになり、説明書きのとおり近所の野球少年が打ったホームランかファアルが工事現場に保管されていたタワーの先端部に紛れ込んだといえるでしょう。
補足しますが、この年の前年に王貞治選手は甲子園に出場していますので打込んだのは王選手ではないと断定できます。
つまり。この案内文や発見当時の新聞記事には、このボールが東京タワー頂上部に入っていたことは謎として締めくくっていますが、ボールの刻印のことが触れられておりませんし、展示品も始終回転していてその刻印が読み取れませんね。
野球通の記者であればボールの刻印を確認し、ある程度は推理されていたのにとちょっぴり残念な気持ちです。いつか、この刻印がなんであるか公開すれば謎の一部は解決することになります。

コロンボ
おかみさんがいうんですがね。ボールがかなり割れているってことは緩衝材か、振動防止に何個かのボールを入れてボルトを締めて確かめた後、1個だけ残して固定したといいはるんです。しかし、なぜ、一個だけ残したかという理由の説明がどうしてもの残るだろうって言ってやったんですがね。

銭形平次
そんなことはどうだっていいんじゃござんせんか。それよりこの20日のドラフト会議で軟式野球出の菊沢選手がヤクルトに指名されたってことで、この東京タワーの軟式ボールが改めて興味を持ってもらえるってもんです。
どうしても絞り込みをやりてぇーってんなら、直径が67.5-68.5(ミリ)に入っているかどうかも調べればいいってもんです。少年野球対象軟式ボールの寸法でさ。少しは縮んでいるかもしんねぇですが、少年が使っていたボールかどうかはわかるってもんです。

【参考】
In august 2012
The large-scale construction work replacing the antenna post on the top of Tokyo Tower carried out for the first time since its
 construction in 1958.

This rubber baseball was then found from the Inside of the antenna post.
Why this ball has got into such a place .

We asked for the public:

"The ball hit by a baseball boy had slip into construction yard"
It was actually used in the construction worker as a memento...

However, this "WHY" has never been answered and
This ball is now called a "Mystery Ball"

【訳】
平成24年8月

昭和33年に建設以来、初めての東京タワーのてっぺんのアンテ取付け部を交換する大規模な改修工事が行われ、その時にアンテのポスト部から軟式の野球ボールが発見されました。なぜこのボールがこんな場所に入っていたのでしょうか。関係の部門に訪ねてみました。

「野球少年が打ったボールが工事現場にころがりこんだ為。」
「本当は工事現場の労働者が記念に 置いたもの(使っ たもの)。」
しかし、この答えの本当のところはわかりません。それで、今では「謎のボール」と呼ばれています。

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