東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「ちょっと今から仕事やめてくる」

2017年07月09日 10時09分02秒 | 映画の話

公開中の映画「ちょっと今から仕事やめてくる」を息子と観に行った。

【解説】第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の小説を、『イン・ザ・ヒーロー』などの福士蒼汰を主演に迎えて映画化。ノルマが厳しい企業に勤め心身共に疲弊した青年が、幼なじみを名乗る人物との交流を通じ生き方を模索するさまを描く。メガホンを取るのは、『八日目の蝉』や『ソロモンの偽証』シリーズなどの成島出。福士演じる謎の男に救われる青年に、『夏美のホタル』などの工藤阿須加がふんするほか、黒木華、小池栄子、吉田鋼太郎らが共演。

観たいと思っていた作品だったが、時間は流れ・・・映画館での鑑賞を諦めかけていたのだが、公開から1ヶ月以上経過してもまだ上映しており、映画好きの入居者さんたちの高評価を含めて楽しみに台風一過の激暑の中、映画館へと向かった。

吉田鋼太郎演じるパワハラ上司はこちらの気分が滅入るほどであったが、工藤阿須加を始め、福士蒼汰、実母役の森口遥子、そして黒木華がそれぞれ好演。ちなみに喫茶店でちらっと映った「赤い服の女性」の不気味さがやたら印象深かった。

とてもテンポ良く、ストーリーが心地良く進んで行くのだが、ラストシーン近くのあれこれと説明するシーンあたりから少しテンポが悪くなり、もたついてしまった。逆に解明しなくても良かったかもね?と思える114分だった。

仕事上では無風なことなんてあり得ないし、時には荒波に揉まれることだって、大波に飲み込まれそうになることだってある。若いうちは尚更だろう。荒波は何度も何度もやって来るが、その時にこれまで体験した経験値によって乗り切れるのか?飲み込まれてしまうか?は本人次第なのだろう。今回青山は退職したが、パワハラ満載の職場で働き続けている社員がいるのも事実である。主人公の青山が一睡も出来ずに夜が明けるシーンがあるのだが、私にも少なからずあったものだ。だから「もし、俺が仕事辞めたいって言ったらどうする?」との問い掛けに「大丈夫よ。人生なんてね、生きていれば案外なんとでもなるもんよ」との両親の言葉はきっとその時の環境や状況、タイミングによって受け止め方が異なるだろうと思う。序盤の大波を避けるのも人生だし、大波がいつもの波にさえ思えるほどの経験値を積み重ねるのもまた人生である。

まあどちらにせよ、たまには空を見上げるとまた何か見えてくるかも知れないね。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

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