谷中優の部屋(音楽教育・創作表現・文化・芸術・出版等)

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徳島の音楽文化

2017年06月13日 | 音楽・音楽教育・創作など感想やお知らせ
徳島の音楽文化考         
 数十年ぶりに所用で徳島の地を踏む。昔と同じ爽やかな空の下、クラシック・コンサートに足を運ぶ。都会の喧騒から抜け出し久々に熱気あふれる息吹きに触れて、心が豊かになった気がしたものである。
それがきっかけで地元の音楽の現状に興味を持った。思えばベートーベンの「第九交響曲」の日本初演は徳島。これは非常に意義深いことである。確か第一次世界大戦末期、ドイツ人捕虜の組織したオーケストラの演奏だったと思う。第二次世界大戦時にナチスに抑圧された欧州の人々でさえ、ドイツ人作曲の第九の一節を口ずさみ、口々にその歌の素晴らしさを私に語りかける。民族や憎しみを超えたところにこの曲があるのかもしれない。
 とくしまイベント情報「アワカル」の音楽欄によれば、五月に15、六月に6のイベントに、徳島じょうるりクルーズ(4/2~10/29)が加わるのみである。クルーズを除けば二ヵ月で合計21の開催は多いとは言えまい。ただし県のホームページなどから、県吹奏楽連盟や合唱連盟の学校教育や市民生活に密着した活動をはじめ、徳島市民管弦楽団、「音楽文化が息づくまちづくりプロジェクト」、各大学や市民の演奏団体、徳島音楽コンクール(徳島文理大学主催/徳島新聞社共催)の開催等、多様で活発な活動が存在することを知ることができる。
 このように音楽の盛んな徳島にあって、阿波人形浄瑠璃や阿波踊りといった伝統文化が今に息づいていることは素晴らしいことである。それらを大切にしつつ、より一層の新しい文化の創造に向けた活動の継続と発展を願ってやまない。   2017.晩春 谷中優

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