鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

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浦和戦のジャッジについて

2012年04月15日 | Weblog
【J1第5節 鹿島vs浦和】
<読者からの質問>
「前半24分、鹿島の新井場選手が浦和レッズのマルシオ選手を倒してPKになったプレーですが、映像ではエリア外で倒されてエリア内に倒れ込んだように見え、FKではないんですか?
 また、前半40分に鹿島の西選手が浦和の梅崎選手にエリア内で倒されましたがこのプレーはファウルではないのでしょうか?
 そして後半17分の鹿島の大迫選手のゴールの取り消しですが、浦和の槙野選手が体を預けて大迫選手が抜いたために、言い方は悪いですが勝手に倒れただけに見えるんですかどうでしょうか?」

「ジョルジーニョ監督が1試合ベンチ入り禁止と発表がありました。今までの回答では試合中に主審が下した判定を変えないと言っていたのに、試合中に退席を命じていないのにベンチ入り禁止はおかしくありませんか? なぜこのようなベンチ入り禁止ができるのに、以前の横浜FMの中村選手の膝蹴り、新井場選手のレッドカード取り消しなどファウルやカードの取り消しは行えないのですか? 審判が下したものは変えられないのに、審判が下していないものは追加できるのでは、今まで審判の判定は変えられないと言っていたのに矛盾があります。一般の私たちが混乱してしまうので、ジョルジーニョ監督がベンチ入り禁止を後から追加できる詳細を教えてください。また追加できるのに審判の判定を変えられない理由も併せて教えていただきたいです」

<松崎委員長からの回答>
「前半24分、梅崎司選手が浮き球のパスを前線に送ると、マルシオ・リシャルデス選手がスペースに走り込み、ペナルティーエリアに入ろうかというところで新井場徹選手と接触。木村博之主審は新井場選手がペナルティーエリア内でマルシオ選手をトリップしたと判定。浦和にPKを与えました。
 新井場選手が右太腿でマルシオ選手の右太腿に当たり、マルシオ選手は転倒。ファウルの判定は正しいですね。ただ、マルシオ選手が倒れ込んだのはペナルティーエリア内でしたが、接触した地点は明らかにエリアの外。PKではなく、FKとすべきでした。
 プレーに遅れ、後方から見る形になった木村主審はファウルの位置を正しく見極めることができませんでした。少しでも角度を付けてプレーを見ていればと悔やまれます。
 一方で、山際将史副審は、2人の接触を真横から見る位置にいました。エリアの中か外かをきちんと判断し、木村主審にシグナル(立ち位置)で伝えるべきだったと考えます。

 競技規則の付属書である「競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン」の第6条には「副審のシグナル」として「ファウルが(ペナルティーエリアの境界線近くの)ペナルティーエリアの外で犯されたとき、副審は、主審がどこにいるのか、どのような対応をとったのか目で確認するものとする。副審はペナルティーエリアのラインのところに立ち、必要であれば旗を上げなければならない」と書かれています。逆に「ペナルティーエリア内のファウル」があった場合には「コーナーフラッグの方向に移動しなければならない」と書かれており、エリアの外か中かによって副審の動き方、その後の立ち位置は変わります。

 山際副審は判断に迷っているのか、動き方が曖昧でした。ファウルの笛が吹かれたときは、タッチラインの外でペナルティーエリアのラインとゴールラインの間にいて、緩慢に動き、主審の判断をうかがっています。そして、木村主審がPKと判断してから、それに合わせるようにコーナーフラッグの方向に向かいました。
 山際副審は、木村主審よりもエリアの中か外かを判断しやすい位置にいたのです。たとえ主審がPKと判断しても、副審がシグナルで『そうではない』と伝え、正しい判定に導かなければなりません。それが副審の任務であるにもかかわらず、きちんとした対応ができず、とても残念に思いました。
 なお、木村主審は新井場選手を警告しましたが、本来なら決定的な得点機会の阻止としてレッドカードを示すべきでした。ファウルがなければ、マルシオ選手はGKと1対1になる状況。正しくはFKで、新井場選手にレッドカード。しかし、実際の判定はPKでイエローカードと、2つのミスが起きてしまいました。

 次に前半41分の場面です。左サイドでファウルを受けた鹿島の興梠慎三選手が素早いリスタートで逆サイドに大きく展開。ボールを受けた西大伍選手がドリブルでペナルティーエリア内に切れ込むと、後方から梅崎選手がスライディングタックル。西選手は転倒します。
 木村主審は笛を吹かず、プレーを流しました。梅崎選手が足でボールを突き、突いた足に西選手が触れて転倒した。そう判断したのでしょう。であれば、ノーファウルです。
 しかし、ゴール裏からの映像では、梅崎選手がボールに触れることができずに西選手の足を引っかけているのが分かります。このプレーを近くで、しかも真横から見ていた大塚晴弘副審には、ファウルかファウルでないかを的確に見極め、しっかりと主審をサポートしてほしかった。

 このプレーの直後、鹿島のジョルジーニョ監督がテクニカルエリア付近に置かれたスクイズボトルを蹴り、第4の審判員のベンチに当てたとして、後日、規律委員会が1試合のベンチ入り停止の処分を科しました。
 西選手が倒されたとき、第4の審判員を務めていた山内宏志は、鹿島のベンチに背を向けて西選手と梅崎選手が交錯したプレーを見ていました。背後からペットボトルがベンチに当たったのは分かったものの、だれが何をしてそうなったのかは分からなかったと聞きました。その結果、審判チームとしてジョルジーニョ監督の行為に対してその場で対応することができず、規律委員会で後日、処分が下されることになったのです。
 現場でレフェリーが判定を下したものについては、手続き上の誤りを除き、それが最終決定です。しかし、レフェリーが見ていなかったら何をしてもいいわけではありません。もし乱暴な行為があっても何もしない。それでは納得がいかないと思います。
 選手の退場のみならず、監督の退席処分にあたる行為、またはピッチ外での不正行為、それらが試合にかかわるものであれば、試合後に規律委員会が対応を行うことになります。
 この場面、もし山内第4の審判員がジョルジーニョ監督の行為に気づいて木村主審に報告していれば、その場で木村主審が退席を命じていたかもしれません。あるいは、落ち着いてもらうように強い注意だけにとどめたかもしれません。後者であれば、主審が『退席に値しない』と判断したわけですから、それ以上のことがない限り、規律委員会で処分することはありません。
 今回のケースは、主審が『退席ではない』と判断したわけではなく、第4の審判員を含めた審判団4人に何があったか分からず、何の対応も、判断もなされなかったために、規律委員会に諮られることになったのです。
 この場面では山内第4の審判員がしっかりと状況を把握し、ジョルジーニョ監督の行為に気づくべきだったと思います。西選手と梅崎選手がペナルティーエリア内で交錯し、ノーファウルと判断される。もちろん、一連のプレーに注視する必要はあるので、そう簡単ではありませんが、鹿島ベンチが何かしらの反応を見せるかもしれないというのは十分に予測できることです。
 第4の審判員には、主審と2人の副審が見えないところで起きた行為について把握し、主審を援助することが求められています。どういうプレーが起きたら、ベンチでどういうリアクションがあるかを予期、予測する、あるいは気づきを持っている必要があります。たとえペットボトルを蹴らなくても、監督が熱くなるようであれば、落ち着いてもらうように対応する。それも第4の審判員の仕事です。

 最後は、後半17分のシーンですね。浦和のゴールキックを岩政大樹選手が頭で跳ね返し、さらに興梠選手がヘディングでそらしたボールに大迫勇也選手が反応。槙野智章選手と体を入れ替えてペナルティーエリア内に走り込むと、ボールをコントロールしてGKもかわし、左足で無人のゴールに流し込みました。
 ところが、大迫選手が体を入れ替えた際に槙野選手が転倒。ここで大迫選手にファウルがあったとして木村主審は笛を吹き、得点を認めませんでした。
 確かに大迫選手の左腕は槙野選手の肩口にありましたが、相手を押さえてはいません。つまり、ホールディングの反則には至っていないのです。ここはノーファウルでプレーを流し、鹿島の得点を認めるべきでした。

 副審は守備側選手にファウルがあった場合、FKの方向となる右手で旗を上げます。逆に攻撃側選手のファウルに対しては左手で旗を上げます。
 この場面では、山際副審は左手で旗を上げました。攻撃側(大迫選手)のファウルであることを示したことになります。木村主審はこれを見たためか、少し遅れて笛を吹いています。副審がファウルかファウルでないかを正しく見極められていたならば……。悔やまれるシーンでした。

 この3つのシーンのように、主審と副審、さらには第4の審判員を含めた審判チームとしての判定、対応が正しくない場面が続き、本当に残念です。“たられば”はないので、仮に正しく判定できていたなら鹿島が勝利していたのかどうかは分かりません。ただ、試合の結果に影響を与えるような判定ミスであったことは確かです。
 この試合では、オフサイドだけでなく、副審のファウル判定の援助の大切さをあらためて考えさせられました。
 これまでも1級審判員研修会等で、副審にとって“旗を上げる意味”とはどんなものなのか、主審にとって“旗を上げられる意味”とは何なのかを指導してきました。主審が最終決定者としてリーダーシップをどのように発揮し、その前にフォロワーとして副審がどのように行動するべきか。そして、まずはファウルかどうかを正しく認識するために、何が必要なのかなどをテーマに研修してきました。
 今回の試合を受け、再度これらについて審判員同士で確認するなどして、ミスを極力、排除していかなければならないと考えています」


浦和戦の誤審に対するQ&Aである。
日本サッカー協会審判委員長、日本サッカー協会理事である松崎氏は以下の見解とのこと。
・PKと判定された新井場のファールはPA外でFKが正しい。
・警告であった新井場のカードは退場が妥当。
・流された大伍へのチャージはファールであり、PKを宣告することが正しい笛であった。
・ジョルジーニョ監督のスクイズボトル蹴り上げに関しては、即座に主審へ進言すべきであった。
・大迫はノーファールであり、ゴールを認めるべきであった。
とのこと。
勝敗に大きく関与する誤審がいくつも重なり、片方のクラブだけが得をすることとなった。
素人的には裏金で買収されたのでは無いかと邪推しかねぬ。
このようなことが繰り返されぬよう、反省して欲しいと改めて思う。
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Unknown (あきぴな)
2012-04-15 18:15:45
いつも楽しく拝見してます。

片一方のチームに偏った誤審をした審判は警告なり罰則を与えて欲しいものです。
それが帳尻合わせのジャッジを加速させれば本末転倒ですが、帳尻合わせをすることは誤審を繰り返す事になるので、やはり警告なり罰則は必要だと思います。

審判も人間ですし間違いを起こすことはしょうがないとは思いますが、「今後気をつけてね」だけでは一向に審判レベルは向上しないでしょう。

その為にも、審判の待遇を併せて良くして頂くよう、サッカー協会にはお願いしたいですね。
Unknown (Unknown)
2012-04-15 18:33:36
雑誌上とはいえ、立場のある人が数々のミスを認めたのは前進です。
あとはこのミスを減らすための具体的な改善活動について説明があればよかった。

今後はスクイズボトルを蹴り上げなくて済むよう審判技術向上を期待します。
Unknown (Unknown)
2012-04-15 18:53:00
浦和戦は木村主審だけが悪者になっていましたが、副審以下が全く仕事できなかったという典型例ですね。一つ腑に落ちないのは「山内第4の審判員がしっかりと状況を把握し、ジョルジーニョ監督の行為に気づくべきだった」という部分。確かスクイズボトルが飛んだあとに第4審がジョルジのもとに近づきかけたのを見て「あ、まずい」と思った記憶があるので、気づくべきだったというのは違うのではないかと。

このQ&Aコーナーは毎回楽しみに読んでいます。審判委員長が判定の妥当性を検証してくれるので、こういう記事がもっと認知されれば観客の観戦眼も向上するし審判のレベルアップに繋がると思います。
Unknown (Unknown)
2012-04-15 22:18:23
反省するだけでなく、審判も懲罰にかけて出場停止にして下さいと言いたい。
サッカーくじとか20年前と環境違うのだからもっと真剣にお願いしたい。
ひどければ資格停止とか剥奪とか。現状は甘すぎる。
Unknown (Unknown)
2012-04-15 22:24:39
あくまでも松崎さんが優秀でなく「普通」
木村以下の四人が裏金もらっていたと疑われても弁護しようがないくらいの無様なレフェリングぶり。
たぶん海外だとフーリガンに火炎ビンとかやられてもおかしくない
少なくとも木村以下四人は謝罪は必要
Unknown (Unknown)
2012-04-15 22:37:41
できれば浦和側の人間のコメント聞きたい
まあ誤審だとわかっててもみんな黙ってると思う
監督とマルシオだけだと思うけど、「あの判定はおかしい。2ー2の引き分けじゃないのか?」なんて言えそうな紳士は
Unknown (うちゃん)
2012-04-15 22:48:35
このレフリーは足が遅く試合展開に対する判断力が無いため、プレーを見る位置が悪いのです。どのプレイもかなり遠くから見て判断しています。ヨーロッパの良いレフリー例えばコッリーナさんやハワード・ウエッブさんはいつもそばで笛を吹いている印象があります。基本的な体力が無い主審には鍛えなおしてもらうしか無いでしょう。またこんな見えていないレフリーをサポートする線審が誤審ばかりでは試合になりませんね。彼らにはJ1は無理でしょう。
Unknown (PULP)
2012-04-15 22:50:14
誤審で片づけて良いのだろうか??

1試合で3得点ですよ??
木村主審は今後一切鹿島戦、浦和戦の笛は吹くべきではないのでは??

誤審では無く、意図的なジャッジを疑ってしまいます。

他にも鹿島のコーナーが何度か浦和ゴールキックに判定されてましたね。

本当に酷いジャッジでした!
Unknown (Unknown)
2012-04-15 23:02:06
今期は特にほとんどの試合で点に絡むような誤審があり、何かの力を感じるのは自然ですね。
Unknown (Unknown)
2012-04-15 23:49:04
何がひどいって、主審、副審1、副審2、第4審の全員が致命的なミスをしているのが…
4人も揃って偏ったジャッジというのは、さすがに偶然ではなく必然をも疑ってもおかしくはないかと…。
Unknown (コンチェルト)
2012-04-16 08:31:17
結局、質問に答えたのだからいいだろ的に感じてしまいます。改善されなければ意味がないですよね。ただ唯一、この審判団のお陰で(それだけではありませんが)、低迷していても鹿島はチームもサポーターも一つになれている気がします。
Unknown (Unknown)
2012-04-16 09:46:26
プロの試合を、
多くは二束の草鞋を履いた審判が裁く現状がおかしいのだと思います。

今回は一定の立場にいる方がコメントしているわけですから
当事者にお咎め無しでは済まないでしょう。
Unknown (Unknown)
2012-04-17 08:27:43
今朝の読売新聞に同じものが掲載されてました。全国紙です。
やはり悪は明るみに出る。これで反響が出て審判が改善してくれればいいんだけどなー
あともう一押しは、浦和側の意見です。チーム、サポ、クラブ、とにかく浦和側の意見聞きたいです。
今さら勝敗は覆らないので、浦和側の人達には堂々と意見してほしい

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