A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。今後のメディアがどうなるかも気になるところです。

ワイルドなのは顔つきだけでなく・・・演奏も。

2017-01-04 | CONCORD
The Real Tania Maria : Wild

年末は忘年会の合間を縫って、ゴルフの打ち収め、ライブ通いと慌ただしく過ごした。
年明けは遠出もせず、初詣も近くの神社へ。暖かい日が続いたので初打ちには絶好の日が続いたが、一転のんびり家で過ごした寝正月であった。

こんな時こそジャズ三昧とも思ったが、正月早々大音量というのも近所迷惑で気が引ける、久々にテレビ三昧となった。テレビといっても地上波の正月番組は見るものもないので、もっぱらAXNの海外ドラマ漬けとなった。

録画で録り貯めたものもあったが、この正月は長年続いたCSIシリーズの最終をまとめてオンエアーということもあってこれ中心に。一時はニューヨーク、マイアミと展開していたCSIだが、結局本家ラスベガスだけが残り、これもシーズン15が本国でも最終となってしまった。

科学捜査という切り口が最初は斬新さのあったテーマであったが、マンネリになってしまったのだろう。科学的な操作技法も劇中では多少眉唾を感じさせる事もあったが、反対に未来を感じさせる意味では面白かった。世の中の進化は早い、実際に実用化されている捜査、鑑識手法も多いのだろう。監視カメラの画像の顔認識などは現実にも間違いなく進化している。時代を反映したとも思えた続編のCSIサイバーはAXNではこれからオンエアーされるが、アメリカではシーズン2ですでに打ち切りとのこと。CSIのドラマ作りが飽きられたのかもしれない。

さて新年最初のアルバム紹介はコンコルドレーベルの続きから。
コンコルドは、ベテラン達が最後の花を咲かせ、アンダーレイテッドなミュージシャンの紹介が多いが、新人達の発掘も積極的に行っていた。それらの新人達の中には、コンコルドでの成功を踏み台にして、更に次なるステージを目指す機会に恵まれた者もいた。

ブラジル生まれの、タニアマリアもプロミュージシャンとしての活動は地元ブラジルから始まった。そして70年代にすでにヨーロッパを中心に世界を渡り歩く活躍を行っていた。そんな彼女がインド、オーストラリアを公演中の姿を目にしたのがギターのチャーリーバード。コンコルドレーベルの創世記は、このチャーリーバードだけでなく、レイブラウンやジェイクハナといったそこに集ったベテラン達が自ら一緒に演奏すだけでなく、それぞれがA&Rマンとして新人発掘を行って、オーナーのジェファーソンに紹介するといった手作り感に満ち溢れた雰囲気があった。

タニアマリアを紹介された時期は、ジェファーソンはちょうどサブレーベルのPicanteを立ち上げたところ。タイミングがピッタリだったのか、これも協力者の一人カルジェイダーに早速プロデュースを任せ、彼女の初アルバム”Piquant”が生まれたのは’80年12月だった。

それから4年、その間ヒット作の”Come With Me”も出して一躍スターダムに上った彼女は、レコーディングだけでなくレギュラーメンバーで有名クラブでのライブ活動も続けていた。ちょうど世はフュージョン時代。ベースのジョンペナのスラップベースがグループのサウンドを今風に仕上げていた。
今回のライブの場所は、サンフランシスコのGreat American Music Hall。1907年に創立された歴史あるホールだ。カーメンマクレーのここでの有名なライブ盤があるが、このタニアマリアのステージは、最初の聴衆の拍手と歓声から彼女の熱いノリノリの演奏と熱唱を予感させる。

このアルバムのタイトルは”The Real Tania Maria : Wild”。
まさにこの演奏が彼女の普段の姿そのままだ。

ライナーノーツでも、オーナーのカールジェファーソンが彼女に贈る言葉は、会場の名前を捩った訳ではないと思うがこの3つだけだ。

A Great Lady
Great Music
A Great Performance
要は、何の説明もいらない、「素晴らしい」ということだろう。

彼女も自分と同じ世代60代後半だが、一昨年も来日してエネルギッシュなステージを楽しませてくれた。このアルバムのステージ同様まだまだ若い。

この、ライブでの演奏が一つの区切りとなったのか、彼女はコンコルドを離れる。
よりPOPSな世界にもチャレンジしたようだが、この時代のコンコルドで作り上げたスタイルが彼女の基本であり、ワンアンドオンリーの彼女のスタイルのような気がする。

1. Yatra-Ta                 Tania Maria 5:24
2. Fiz a Cama Na Varanda         Ovido Chaves 5:52
3. Vem P'ra Roda              Tania Maria 5:36
4. Come With Me       Tania Maria / Regina Werneck 5:26
5. Funky Tamborim              Tania Maria 6:16
6. Two A.M.                 Tania Maria 10:04
7. Sangria                  Tania Maria 5:10

Tania Maria (p,elp,vol)
John Pena (eb)
John Purcell (as,ss)
Dan Carillo (g)
Don Carillo (g)
Frank Colon (per)
John Pena (eb)
Walfredo Reyes (ds, timbales, timpani)

Produced by Carl Jefferson
Engineer : Phil Edwards
Recorded at The Great American Music Hall, San Francisco in September 1984
Originally released on Concord Picante CJ-264

Real Tania Maria: Wild
クリエーター情報なし
Concord Records
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