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「B層」という言葉をご存知ですか?

2008年05月04日 16時37分19秒 | 政治・社会
「B層」という言葉をご存知ですか?

●"愚民"をターゲットにした選挙キャンペーン

「B層」という言葉は、小泉政権が米国ブッシュ政権の意向を受けて、何が何でも

「郵政民営化」を実現する為に衆議院を解散して2005年9月11日に仕掛けた第45回衆

議院選挙、所謂「郵政民営化選挙」で、自民党単独で296票を獲得して衆議院で単独

2/3以上の議席を得た際、事前の選挙準備過程で、選挙キャンペーンを担当した広告

代理店「有限会社スリード」(資本金300万円、社員7名)が、2004年12月15日に内閣府

に対して提案した企画書「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」の中

で初めて使ったマーケット分析の言葉です。

この企画書の中で、「郵政民営化」に対する対応で選挙民を4つのカテゴリーに分け

ています。

1)「A層」:「小泉構造改革」を基本的に支持するIQが高い層。財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(TV)、都市部ホワイトカラー

2)「B層」:小泉総理のキャラクターを支持する小泉内閣支持のIQが低い層。主婦層、若者、シルバー層

3)「C層」:小泉構造改革に抵抗するIQが高い守旧派。

4)*「D層」:「小泉構造改革」に恐怖を覚えている失業者などIQが低い層。
*企画書の中では、最初から働きかける価値がないと判断しために「D層」という名称は付けられていません。

広告代理店「有限会社スリード」は、企画書の中で「IQの高い層」、「IQの低い層」

という言葉を、何の正確な定義もなく使っています。

又「IQの低い層」という差別用語を何の遠慮も何の配慮もなく使っています。

 私がこの言葉の本来の意味を定義をするとしたら、下記の様になります。

「IQの高い層」は、情報の量も多く情報の質も高く、イメージに囚われることなく、

物事の本質をつかむ能力のある人。

「IQの低い層」は、情報の量も少なく情報の質も低く、宣伝されるイメージに囚われ

ることが多く、物事の本質をつかむ能力のない人。

特に大事なことは、「IQの低い層」は、固定化されることなく、様々な形の「勉

強」を自ら継続的にすることで、「IQの高い層」に進化することができる点です。

広告代理店「有限会社スリード」は、内閣府に対して、【オピニオンリーダーである

「A層」を使って、「B層」に徹底的に的を絞り、受容しやすい媒体を使って、波状的

かつ累積的にラーニングを行うこと】を結論として提言しています。

2005年9月11日の「郵政民営化選挙」前と選挙中の選挙キャンペーンでは、「有限会

社スリード」の提言に沿って、キャンペーン全体を仕切った世界最大の広告代理店

「電通」には、米国ブッシュ政権の意を汲む米国大手広告代理店から莫大な資金(一

説には6000億円)が提供され、あらゆる媒体、特にTVを使って、経団連経営者、大学教

授、評論家、新聞社解説委員、タレントなどをコメンテーターに起用して、

主婦層、若者、シルバー層などの所謂「IQの低いB層」を狙い撃ちして、「小泉首相

と郵政民営化のイメージキャンペー」を「波状的かつ累積的にラーニング」を行いま

した。その結果、「郵政民営化」反対の民主党や自民党内反対派が完敗し、自民党郵

政民営派が圧勝しました。

ここで言う、「波状的かつ累積的にラーニング」とは、「考える余裕を与えないほど

の情報量で対象者を洗脳する」ことに他なりません。

小泉元首相が2005年9月11日に成功した「郵政民営化選挙」は、「郵政民営化」を通

じて「郵便貯金350兆円」の支配を目論む米国ブッシュ政権と「"愚民"層を支持基

盤」とするブッシュの忠犬小泉元首相と金儲けの「電通」とTVを中心とするマスコミ

が共同戦線張って、日本国民を騙して「郵政民営化」に誘導した、日本の民主主義

に真っ向から挑戦する「洗脳クーデター」であったわけです。

その時のつけで、支持率18%の福田政権は、今「衆議院2/3条項」を悪用して民意を完

全に無視した暴走を繰り返しています。

●"愚民"化政策真っ盛り

「郵政民営化選挙」の「"愚民"選挙キャンペーン」で思わぬ大成功を経験した自公政

権は、「B層」の拡大と固定化を意図的に「"愚民"化政策」とし強力に推し進めて

います。

特に民放TVでは、大量の「洗脳CM」を放映し、お笑い芸人やタレントを使った「バラ

エティ」や芸能人の「ゴシップ情報」や野球中継や一見情報番組を装った実は世論操

作目的の「ワイドショー」などを24時間垂れ流しています。

その結果、そのときの快楽や享楽にしか関心を持たない若者や、韓国アイドルを追っ

かける「主婦層」、ゲートボールやダンスに熱中する「シルバー層」は、大格差社

会」日本や世界の貧困など我々が抱える様々な深刻な社会・政治・経済問題に無関

心で、他人事の様に考えるようになりました。

また任天堂やソニーは、WIIやプレイステーションなどの「ゲーム」機で子供の脳を

「ゲーム脳」にして、「反射神経のみが発達し静かに深く考える力が劣る」大勢の

子供たちを誕生させています。

又学校教育の現場では、校長や教育委員会や文科省の官僚による先生への管理・監督

がより厳しくなり、文科省作成の「教育指導要領」の内容とスケジュールに忠実な教

育を先生に強要しています。その結果、以前は多くの先生方が、教科書とは別に自由

に教材を選んで教える「自主教育」がことができましたが、今では、ほとんど排除さ

れる事態となっています。

無味乾燥な毎日の授業に拒否反応を示す生徒が増えても、「落ちこぼれ生徒」とみな

されて切り捨てられてしまう事体が進行しています。

文科省にとっての望むべき人材は、「一部の教育エリート」=「A層」と「疑問を感じ

ないおとなしい多数の中間生徒」=「B層」であり、「落ちこぼれ生徒」は、まともに

相手にする価値の無い「C,D層」に区分けされるわけです。

「国民の知る権利」を保証する義務のある大手マスコミは、今や自公政権や官僚、経

団連経営者の流す「大本営発表」をそのまま垂れ流す存在になり下げってしまいまし

た。

マスコミが「大本営発表」をそのまま垂れ流す存在になった原因は、主に下記の通り

です。

1)黙っていても各省庁が情報を流してくれる居心地の良い「記者クラブ」制度に安住

しているため、所轄官庁批判ができない。「記者クラブ」から追放されると有力な情

報源を失うことになる。

2)政府の審議会には、大手マスコミ幹部が必ず委員に指名されるため、政府寄りの論

調が強くなる。一種の買収である。

3)財務省OBが委員長の指定席である「公正取委員会」が、新聞、雑誌、書籍の「再販

価格」の許認可権を握っているため、最大の権力を持つ財務省批判ができない。

4)マスコミ各社の広告費の依存度が年々高くなっているために、広告主である大手企

業や大手宗教団体の批判ができない。

●我々がより賢い市民になる為には

現在の日本を支配している支配階層(自公政権党の政治家・職員、各官庁の官僚、経

団連の大企業経営者・株主・社員、マスコミ各社の経営者・株主・社員、御用学者、

御様評論家など)は、「少数のエリート」の育成を一方にして、他方、様々な手段を

使って、日本国民を、所謂「B層」="愚民”に固定化して,「問題を深く考えさせな

い」「文句や批判をしない従順な人々」を大量に作ろうと、「"愚民"化政策」を強力

に推し進めています。

支配層の"愚民"化政策」に対抗して、我々の取り得る手段は下記の通りだと思われま

す。

1)マスコミ報道に頼らず、インターネットを使って、自ら情報を集めて分析し、結論

を出し、ブログや「JanJan」等の市民新聞で発信する。

2)新聞は買わない。新聞情報はインターネットで充分集められます。

3)民放TVの「バラエティ」や「ワイドショー」や野球中継は見ない。NHKの「大本営

発表ニュース」は批判的に見る。NHKの「NHKスペシャル」「クローズアップ現代」や

NHK教育テレビやNHKBSなどの良質な教育番組やドキュメンタリー番組は見る。

4)TVの「洗脳CM」は子供に見せない。

5)子供からゲーム機を取り上げ「ゲーム」を禁止する。

6)TVや新聞やマスコミが仕掛ける「イメージキャンペーン」に乗らない、騙されな

い、浮かれない。

7)学校の勉強がすべてではないことを子供達に教えるために、週1回、土曜日の午後

3時間定員5名の「土曜勉強会」を親が開催し、学校の勉強の理解度をチェックし、独

自に「国語」「数学」「歴史」「哲学」「英語」などを教える。

また、子供が抱えているイジメなどの問題の相談にのり、解決のために動く。

8)学校の授業内容をチェックして、その都度担任の先生を通して、「理解できる教え

方」「面白く集中できる教え方」「自由な教材使用」「落ちこぼれをなくす」ことを

学校に求めていく。

9)様々な課題を自らが勉強する「勉強会」を親しい友人で組織し、定期的に集まって

テーマを決めて勉強する。高名な評論家や専門家を招いての勉強会ではなく、あくま

でも我々一人一人が、資料を集め、問題提起して、議論を深めて、結論を導き、発表

する勉強会にすることが肝要です。

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個人の自立と世界の平和を目指して!
山崎 康彦
ブログ:http://blog.goo.ne.jp/yampr7
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