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菅家さんを犯人にでっちあげた関係者と久間三千年さんを死刑にした関係者とは誰なのか?

2010年03月28日 14時35分54秒 | 政治・社会
「足利事件」の菅家さんはついに無罪判決を勝ち取りました。これは単なる「冤罪」事件ではなく「国家権力」による「司法犯罪」だと思います。

日本では起訴された容疑者の99.8%が有罪となる世界に類のない「検察・裁判所一体司法」であり、警察、検察、裁判所の最終利害は一致しているのです。無実の人間がいくら無実を訴えたとしても、一度彼らが敷いた路線を覆すことは不可能なのです。

今回の菅家さんの無罪は、菅家さんご自身の無実を晴らす不屈の執念と菅家さんを献身的に支えた支援者の皆さんとあきらめないで最後まで果敢に戦った弁護士さんたちの努力が奇跡的に「再審」の固い門を開かせたのです。

「足利事件」の菅家さんは生きていたので「再審無罪」を勝ち取りましたが、同じ時期に同じような状況で逮捕・起訴され死刑判決を受け死刑確定後わずか2年で死刑執行された「飯塚事件」の久間三千年さんは、「政治権力」と「司法権力」によって合法的に殺されたのだと思います。

以下の記事をお読みくださりよろしければ情報拡散をお願いします。

■ 「足利事件」で菅家さんを犯人にでっちあげた関係者と「飯塚事件」で久間三千年さんを死刑にした関係者とは誰なのか?

「足利事件」の菅家利和さんは3月26日宇都宮地裁の再審判決で無罪を勝ち取りました。

宇都宮地裁の3裁判官が異例の謝罪をしたからといって菅家さんへの人権侵害と17年半もの刑務所暮らしの苦しみを回復することはできません。

菅家さんを犯人にでっちあげた関係者の実名を公表し彼ら一人一人の「責任」を明確にして相応の「刑罰」と「損害賠償」を課すべきです。

▼「足利事件」で菅家さんを犯人にでっちあげた関係者

① 誤認逮捕し自白を強要した栃木県警担当刑事:

  橋本文夫刑事(警視に昇進)、芳村武夫刑事(警視に昇進)、寺崎巡査部長、茂串清警部補、手塚一郎警部補、福島康敏県警技官など

② 誤ったDNA鑑定結果を出して有罪判決を引き出した警察庁科学警察研究所の担当官:向山明孝氏、坂井活子氏

③ 自白強要して起訴した栃木地検の検事:森川検事(現在公証人役場公証人)

④ 一審の精神鑑定で菅家さんが代償性小児性愛者であると証言した精神科医:福島章上智大教授

⑤ 事実調べを一切行わず現地調査もしないで1993年7月7日無期懲役の判決を出した宇都宮地方裁判所裁判官:久保眞人裁判長。東京高裁に出世したのち2004年6月依願退官 (2010年3月30日加筆訂正)

⑥1996年に控訴を棄却した東京高等裁判所裁判官:高木俊夫裁判長。2001年11月定年退官し中央大学法科大学院教授に就任。

⑦2000年に菅家さんの無期懲役刑を確定させた最高裁第二小法廷裁判官:亀山継夫氏裁判長、北川弘治裁判官。亀山継夫裁判長は2004年2月に退官し東海大学法科大学院教授に就任。

⑧「再審請求」を5年間も放置したあげく却下した宇都宮地裁判事:池本寿美子裁判官 (現在宇都宮地方裁判所部総括、宇都宮家庭裁判所部総括)

⑨「推定有罪」報道を繰り返し菅家さんを「犯人」に仕立てたマスコミ:ほとんどすべての大手マスコミ(詳しい検証が必要)

(「足利事件年表」より引用 http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/nenn.htm)

<この日の朝、読売・朝日・毎日3紙が、朝刊の全国版に大きく「DNA鑑定一致。容疑者事情聴取」と先行報道。地元紙の下野新聞や、東京新聞、産経新聞等には事前に情報が伝わらなかった。また上記3大紙でも地元記者には同様に情報が伝わらなかった。

警察庁が情報を特定の報道機関にリークしたとしか考えられない。>

▼ 「飯塚事件」で久間三千年さんを死刑にした関係者

「足利事件」とほぼ同時期の1992年に福岡県飯塚市でおきた2名の女児殺害事件いわゆる「飯塚事件」で久間三千年さんが逮捕され、一貫して容疑を否認していたにもかかわらずDNA鑑定が決め手となり2006年9月に最高裁で死刑が確定し2年後の2008年10月に福岡刑務所で死刑を執行されました。

もし久間三千年さんが死刑を執行されずに今もご存命であれば、菅家さんと同じく再審請求が認められ同じように「再審無罪」になった可能性は100%です。

なぜ当時の麻生首相と森英介法務大臣は死刑確定後わずか2年の久間三千年さんを死刑にしたのでしょうか?

麻生首相は地元の飯塚市でおきた忌まわしい事件を早く消し去りたかったのでしょうか?

なぜ捜査段階でも裁判段階でも一貫して無実を訴えていた久間三千年死刑囚を急いで死刑にしたのでしょうか?

なぜ「再審請求」準備中の久間三千年死刑囚を死刑にしたのでしょうか?

考えられる唯一の理由は以下の通りです。

麻生太郎首相と森英介法務大臣と法務省高官は、「足利事件」の菅家さんの「再審請求」が受理され再審裁判の中で当時のDNA鑑定の信頼性が否定されて菅谷さんが「再審無罪」になることを確信していたと思われます。

もしも久間三千年さんが死刑囚として「再審請求」を出せば菅家さんに続いて「再審無罪」が出て、しかも菅谷さんの「無期懲役」よりもはるかに重い「死刑判決」が誤りだったことが白日のもとに暴かれることが分かっていたのです。

麻生政権にとって足利事件に続いて「飯塚事件」でも、警察・検察・裁判所のでたらめさが暴露され世論の批判にさらされれば政権運営に重大な支障が生じ、警察・検察・裁判所全体に対す国民の信頼が失墜する重大な危機があったのです。

死刑確定後2年という異例の速さで、無罪を訴え「再審請求」を準備していた久間三千年さんを死刑にしたのは、「再審請求」を阻止して「再審無罪」を出させないための「明確な口封じ」であり、麻生政権による「政治権力」と「司法権力」が一体となった犯した「国家犯罪」そのものだと思います。

鳩山民主党政権はただちに国会内に「飯塚事件真相究明委員会」を設置して、麻生太郎首相、森英介法務大臣、法務省高官などの当時の関係者全員を証人喚問して真相を究明すべきです。

【関連記事】「足利事件」と「飯塚事件」を結ぶ黒い線

 http: //blog.goo.ne.jp/yampr7/e/c18a8b2156cb9bb01643ffc878946612

【関連twitter】 「アカウント名chateaux1000」
http://twitter.com/chateaux1000


(終わり)

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