杉並からの情報発信です

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すべての国民は「お金のしくみ」を学び「信用創造特権」の実態を知るべし!

2011年10月25日 17時53分47秒 | 政治・社会
一昨日(10月23日)日曜日午後に開催しました「日曜勉強会」では、フィナンシャル・プランナー天野統康氏を講師に

【「お金の仕組みに騙されるな!信用創造」特権をはく奪せよ!】のテーマで勉強会を行いました。

以下のURLで映像を見れますので是非ご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/18051688

日曜勉強会

天野統康氏も話されていましたが「お金のしくみ」を正確にわかっている人は、ほとんどいないのが現実です。

なぜならば、世の中の矛盾の最大の原因が「お金のしくみ」の中に隠されているために、世界を支配している支配層は「お金のしくみ」をわざと複雑に見せて、

国民の理解する努力を妨げて真実を知らないままにしようにしてきたのだろうと思われます。

今回はっきりわかったことは、「お金」は政府も個人も企業も作ることが許されず、中央銀行と民間銀行のみが独占的に作れるということです。

すなわち、中央銀行と民間銀行だけに「信用創造」という特権がが与えられ、政府も個人も企業も民間銀行から「お金」を借りて利子を払って返金する

「借金経済システム」の中に組み込まれている、ということです。

しかも民間銀行の「金貸し」行為は他人の資金をもとに利子をつけて他人に「お金」を貸す行為であり、

今では合法化されていますが元をたどれば立派な「詐欺行為」だったのです

▼ 天野統康氏の「日曜勉強会」で学んだ「お金のしくみ」!

1.「お金」は中央銀行と民間銀行のみが作る(信用創造)する特権を与えられている

2.民間の個人と企業は「お金」を作ることを禁止されている。

3.したがって、個人がマイホームを買ったり企業が設備投資や資金繰りで「お金」が必要なときは、

  民間銀行から利子つきの「お金」を借りる(借金)が普通である。

  すなわち国民経済は「借金経済システム」を義務付けられている。

4.国民は「借金経済システム」で借りた元本と金利を払うために懸命に働かされる運命になる。

  国民経済は常に「借金の利率」以上の経済成長立を達成するように仕向けられている。

5.「お金」の元の紙幣は、もともと中世ヨーロッパの「金細工職人」が持っていた丈夫な金庫に人々が「金」を

   「預かり料金」を払って預け、その代わりに渡していた「預かり証」が始まりである。

6.「金細工職人」は「金」を預けた人全員が一度に「金」の返却を請求すことはないことを経験的に知り、

   預かった「金」を基に、金額を明記した「兌換証書」を発行して金利をとる「金貸し業」を始めた。

  *(私の意見)「人が預けた「金」を預けた人に内緒で他人に貸し付け利子をとる」という行為は、

   本来「詐欺行為」であり犯罪である。

   現在全ての商業銀行と投資銀行が世界規模で行っている「融資」という「合法的な行為」は他人の資金を

   使って「信用創造」し莫大な資産を形成しているが、もともとは「詐欺行為」であり禁止すべきでなのです。

   本来の意味で合法的に「融資」するのであれば、あくまでも自己資金の範囲内で貸し付けをすべきでなのです。  

7.この金額を明記した「兌換証書」が市場で流通するに従い「金細工職人」は「金貸し業者」となり「商業銀行」となった。

8.「金貸し業者」は万一取り付け騒ぎになった場合お互いに「金」を融通し合うために「融通ネットワーク」を作った。

   それが後に各国の「中央銀行」となり国際的にはBIS(国際決済銀行)やIMFや世界銀行となった。

8.「中央銀行」は紙幣を印刷し政府や民間銀行に供給するが、供給額や金利などの金融政策は「中央銀行」が独自に決めている。

9.なぜ「中央銀行」は政府から独立した機関なのか?なぜ政府は「中央銀行」に命じて政府の金融政策を実施させないのか?

 (私の意見)ロスチャイルド家の初代当主マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは以下のように言っています。

 「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば誰が法律を作ろうとそんなことはどうでも良い」

  今やFRBやECB(欧州中央銀行)や日銀など世界各国の中央銀行を支配しているロスチャイルド国際金融資本は、

  常に「中央銀行」を政府から独立した機関になるように圧力をかけているのです。

10.各国政府は中央銀行を国有化し「信用創造特権」である「通貨発行権」を取り上げて政府の中に「通貨発行委員会」を

   新たに設置してここに移管すべきである。

11.(私の意見)各国政府は、民間銀行から「信用創造特権」である他人の資金を基にする「融資業務」を禁止すべきである。

   「融資業務」は社債を発行して自己資金を集めて自己資金の限度内で「融資業務」を行う民間の「貸付銀行」が行うべきである。

▼ ビル・トッテン氏著「アングロサクソン資本主義の正体」から学んだこと!

昨年11月にブログに書きました記事を以下に再録させていたきます。

なぜならば、今回の天野統康氏の「日曜勉強会」では主に「お金のしくみ」を学び、

ビル・トッテン氏の著書「アングロサクソン資本主義の正体」では主に「信用創造特権」を

学べるからです。

特に民間銀行の「信用創造」のしくみがいまいちわかりにくいのですが、(5)「信用創造」とはないか?

を読んでいただければ理解できると思われます。

以下に全文を再録させていただきますのでご参照ください。

● 民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する! ビル・トッテン氏

2010-11-07 「杉並からの情報発信です」

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/2355f79e2b11b4ad5668e42ad4801825?fm=rss

素晴らしい本に出会いました。まさに「目からうろこ」です。

ビル・トッテン氏著「アングロサクソン資本主義の正体」(東洋経済新報社刊¥1680)です。

ビル・トッテンという米国系日本人をごぞんじだろうか?

以前TBSのブロードキャスターのコメンテーターとして出演していたので顔を見ればわかる人

は多いと思います。

40年前に来日してベンチャー企業を創立し今では年商186億円、社員800名のIT企業「アシスト」社

を育て上げた企業経営者です。

社長業の傍ら鋭い対米批判や日本擁護の論陣や農業の重要性を主張する評論家としても活躍しています。

私は最新書「アングロサクソン資本主義の正体」を読んでまさに「目からうろこ」の感動を覚えました。

*ビル・トッテン氏著「アングロサクソン資本主義の正体」(東洋経済新報社刊¥1680)

この本はすべての日本の国民読んでほしい本です。また特に「アングロサクソン資本主義」を

作り出した英国と米国の国民にも是非読んでほしい本で す。

ビル・トッテン氏はこの本で「アングロサクソン資本主義」の「根本的な欠陥」を探し当て

根底的な批判とそこからの脱出方法を明らかにしています。

彼の言う「アングロサクソン資本主義」の根本的な欠陥は、国家(政府)が「マネーの創出権と破壊権」

を民間銀行に委ねてしまっていることなので す。

民間銀行が勝手に「信用創造」することでバブルが発生し、勝手に「信用破壊」することで

恐慌が起こるのです。

バブルと恐慌が周期的に繰り返されるたびに犠牲となるのは常に一般大衆と国家(政府)であり、

民間銀行は肥え太る構造になっているのです。

ですからこの「アングロサクソン資本主義」の「根本的な欠陥」を取り除けば、今世界中の国民が

苦しんでいる苦難(不景気、失業、借金、自殺、就職 難、貧困)が解決されるのです。

民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決するのです。

以下に本の中で重要と思われる部分を抜き出して箇条書きしますのでお読みください。

(1)多くの人はマネーお金は政府、あるいは中央銀行がつくっているものだと思っていることだろう。

しかしそれは大きな勘違いなのだ。マネーは民 間銀行によってつくられ、市中にばらまかれている。

マネーサプライを決定するのは政府や中央銀行ではなく民間銀行なのだ。

(2)ほとんどの国の政府が政府自身の手ですべての貨幣をつくるのではなく貨幣の創出

(そして破壊)を民間銀行に行わせている。それは金融システ ムの大きな欠陥と言ってよい。

もちろん、銀行の信用創造が経済の発展に大きく寄与してきたことを理解しないわけではない。

銀行が企業に資金を提供してきたおかげで経済は 成長し社会は発展してきた。
   
しかし信用創造を与えるのが民間銀行でなくてはならないという理由がどこにあるのだろうか?

(3)むしろ現在では銀行にマネーの創出と破壊を委ねていることによる弊害が顕著になっている。

1930年の世界大恐慌も日本のバブル経済の派生 とその崩壊もアメリカのITバブルもそして

今回のリーマン・ショックも銀行がマネーを創出権を握っていることが根本的な問題だ。

そして経済サイクル(バブルと不 況)、多くの場合インフレとでデフレ大部分の公的債務、

持続性不可能な成長を追い求めること、そして貧富の格差の拡大(富める債権者と貧しい債権者)

の原因でもある。

さらに世界を駆け巡り一国の経済さえ破綻に導く巨大な投機マネーが跋扈するようになったのも

銀行がマネーを握っていることが最大の原因であ る。

(4)この金融システムの欠陥は私たちの暮らしに重大な影響を与えている。景気の動向によって

勤める企業の業績が左右され、収入が増減するのはも ちろんのこと、

カジノ経済の甘い誘惑によって人生の歯車を狂わされた人は決して少なくない。

また、近頃さかんい増税論議が沸上がっているが、これも国の借 金が危機的状況まで

膨らんだからである。極言すればもし私たちが十数パーセントもの消費税をはらわなければ

いけなくなるとしたらそれは金融システムの欠陥がも たらすものである。

(5)「信用創造」とは何か?

ある人が銀行に100万円を預金した。銀行は預かったお金を貸し出すわけだが、預金者が預金の

引き出しをする時のためにある程度のお金はプールしておかねばならない。

その割合は決められているのが法定準備金というもので、この法定準備金が仮に10%だとすると、

10万円を取っておいて残り90万円を貸し出せる。

そこで銀行は90万円をA社に貸し出し、A社の口座に90万円を振り込む(ここで振り込むというのは、

前述したようにコンピューターの端末を叩いて90万円と記入するだけだ。)

銀行は90万円の預金のうち10%の9万円を残し、81万円をB社に貸しだし、B社の口座に81万円

を振り込 む。

さらに81万円の預金のうち90%にあたる72万9000円を貸し出しに回し・・・

ということを繰り返していくと、およそ1000万円の 通帳マネーを生み出すことができる計算に

なるのである。

(6)経済学の信用創造では、銀行が預金と貸出を連鎖的に繰り返すことによりマネーサプライが増加し

経済の発展的循環につながると説明される。こ の仕組みにそうした効果があることを否定するつもりはないが、

世界大恐慌のメカニズムでお話ししたように、マネーサプライを拡大させることができると同時に、

縮小させて経済に大きなダメージを与える危険性もある事を教科書は教えていないしほとんどの

エコノミストも指摘してない。

(7) さらに言うなら、信用創造と言えば聞こえはいいが、銀行に入ってきた現金は最初の100万円のみで、

増えていった預金残高は銀行が通帳 にと帳簿に記載しただけだ。銀行は100万円の現金から1000万円を

生み出したことになる。そして、無から生み出したお金に利子をつけて貸しているのであ る。

(8) 預金は近代の銀行券(現金)に等しい。しかし銀行券は実際に印刷して作り出し、

消去するには焼却しなければならないが、預金は目に見え ることなく

つくったり壊したりできる。もし80億ドルの紙幣が1929年から33年の間に焼却されたら、

アメリカの人々はその事実を身過ごさないかっただろう。

だが、実際のマネーの消去は預金の帳簿上で、ひっそりと行われ、一般の人々が気付くことはなかった。

 (9) 信用創造というシステム、または帳簿マネーというには、主に貸出しベースであり、

最初は数か国だけで行われていたが、今では全世界で行 われている。

その結果、通帳マネーの増減が好景気や不景気に及ぼす影響の大きさは過去にないほど大きくなり、

世界的に悲惨なものになる可能性がある。こ のシステムを変えない限りそれは計り知れない

脅威を私たちにもたらすことになるであろう。

(終わり)


   

 


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