goo

女流棋士の将棋の商品価値

 友人が紹介してくれた若手棋士が女流棋戦の設立記念パーティーに招待してくれた(マイナビ女子オープン前夜祭。19日、金曜日、ホテル・グランパシフィック・メリディアン)。大学時代に将棋部でもあり、将棋は長らく大切な趣味の一つなのだが、私は、この種の将棋関係の催しに出掛けたことがなかった。せっかくの機会だから、女流の将棋の商品価値について考えてみたい。
 将棋の商品価値はどの程度「強さ」と関係しているのだろうか。スポーツでもゲームでも、勝負事を商品にするためには、普通の素人が達成できないレベルで競技をするのでなければならない。
 この点で参考になるのは女子ゴルフだろう。私はゴルフに詳しくないが、女子プロゴルファーのレベルは男子のプロよりも弱いのだろうが、アマチュア男子のトップ層くらい(以上?)のレベルにはあるのだろう。ここで興味深いことに、どうもメディア的には女子プロのゴルフの方が、男子プロのゴルフよりも人気がある、つまり、商品価値がある。男子ゴルフは、世界レベルと較べるとタイガーと猫ほどの埋めがたい差があるようだし、画面的にもきれいでないし(真剣味はちきどき伝わってくるが、何だかむさ苦しい)、物語性の魅力が上手く演出できているようでもなさそうだ。
 他方、女子のゴルフは、テレビ画面に映っていると、つい見てしまうし、その時に気に入った誰かを応援してしまう。そして、近年、女子プロゴルファーは容姿のレベルが顕著に上がってきた。
 テレビの歌番組が多かった頃は、歌手は方々の番組で約3分間アップの映像が映って人々の印象に刻み込まれたが、最近は、アップの映像放映時間が長いのは、もっぱらスポーツ選手だ。現実的には、競技の能力と容姿やキャラクターが綜合されてプロ・スポーツ選手の商品価値が出来ている。容姿に自信があってゴルフも上手い女性の女子プロゴルフ進出は今後も続くだろう。
 一方、将棋の見せる競技としての性格はどのようなものだろうか。
 これは、ある程度将棋を知っている人(アマ5級ぐらいから上)が見るなら、雰囲気は格闘技に近い。基本的に、勝ち負けはKOだ。格闘技だとすると、これまた、現在、結構な人気を持っている。「頭脳のK1」のような感じで、スリリングに見せることが出来れば、人気を博するのではないだろうか。
 たとえば、10月14日に放映された羽生二冠対中川八七段の対局は、何ともスリリングで残酷な逆転KO的な決着であった。あのような勝負を、もっとドラマチックに見せることが出来れば、将棋の人気は現在よりももっと拡大できるのではなかろうか。女流の将棋も十分スリリングなはずだ。男性プロよりもやや棋力が落ちる分、大逆転は多いはずだ。
 女流の将棋に限らないが、テレビの将棋は、見せ方があまりに素朴すぎる。テンポが余りに緩いし、聞き手も、解説者も、余程はっきりした状況以外は、殆ど当たり障りのないことを言うので、見ている方は先の手を自分で読まないとワクワクできない。
 もちろん、上級者向けに、ある程度の持ち時間のある将棋をじっくり見せることは必要だろうが、テレビの将棋は、多少レベルが落ちても、たとえば、一〇秒将棋(一手を一〇秒以内に指す)で先に二勝した方が勝ちといったテンポが必要かも知れない。また、聞き手には実況中継のアナウンサー的な(古舘一郎さんを知的にしたような感じが理想)ノリの良さと思い切りが必要だし、解説者もテレビ向けの喋りができる人を使うべきだろう。もちろん、対局者には息づかいまで拾えるようなマイクを着ける。
 また、解説は人間だけでなくとも良い。パソコンの将棋ソフトが次の一手として何を推奨しているか、さらには、終盤に詰みを見つけたかどうか、といった情報も、画面を切り替えながら見せると面白い。
 もう一つ、将棋には、駒落ちというハンディキャップの付け方があり、これが使えそうだ。たとえば、一〇秒将棋で一定の時間内に、相手をどこまで指し込むか、といった戦いを見せるとスリリングであるだろう。指し込んだレベルに応じて、得点が変わるような仕組みでもいいだろう。同格のプロが駒落ちで負けることはかなり屈辱的だが、起こりえないことではない。また、女子プロと男子プロ、あるいはプロとアマチュアといった対決が可能になるので、アマチュアの中からハニカミ王子的なスターが出るかも知れないし、女子プロが男子プロを駒落ちで負かすようなことが起こると(確率的には十分起こりうると思う)話題にもなるだろう。カラダを張った格闘技ではないので、アマチュアもプロと戦うことが出来るし、いろいろなレベルの人間同士を戦わせることで、プロの本当の強さを誰にでも分かるように見せることが出来る。
 私はここ数年の将棋界事情に疎いが(戦型的には、横歩取らせ8五飛戦法、ごきげん中飛車の辺りからサッパリ分からない)、女流プロのトップ層は、ときたま男子に勝てる程度にレベルアップしており、アマチュアの並みの県代表クラスではなかなか勝てないレベルだろうと思われる。もちろん、短時間の雑な将棋ばかりを見せるのではない方がいいが、見せ方を考えると、女流の将棋は、なかなか魅力的な商品になる可能性があるのではなかろうか。
 尚、見せ方・売り方が問題なのは、女流の将棋に限らない。男性プロの将棋も、カリスマ性のある羽生善治二冠の力とやる気が衰えないうちに、商品としてもっと魅力のあるものにしていかないと、将棋界は経済的にも苦しくなるのではないだろうか。
コメント ( 46 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 凡戦だったが... 上司の暴言に... »
 
コメント
 
 
 
未来棋士vs宇宙棋士 (タヌ夫)
2007-10-15 04:35:53
以前、海外の小説で、ジグソーパズルをショーアップして世界大会を開くという話を読みました。その時は「んな、あほな」という思いと、「やったら面白いかも」というのが半々でしたが、将棋なら絶対面白いはず。
世界大会は無理にしても、天才棋士、伝説の棋士、長老棋士、未来棋士、宇宙棋士、泥酔棋士…と、傍目にすぐ解る冠をつけて差別化し、そのうえでショーアップを図れば結構うまくいくのでは。「未来派感覚の山田六段を迎え撃つのは、宇宙戦法を駆使する小林七段」なんてね。(意味はさっぱりわかりませんが…)
 
 
 
本質的問題 (くまさん)
2007-10-15 10:34:14
なかなか面白いアイデアだと思います。確かに、NHKの将棋ですら間延びして感じるんですよね。やるだけの価値があると思います。

ただし、将棋の最大の問題点はハイレベルすぎる点にあると思います。野球やサッカーや格闘技は人気がありますが、それって視聴者が選手に簡単に同化できることです。選手に対して、ああすべきだ、こうすべきだと突っ込みながら観戦するから面白いのです。将棋はレベルが高すぎて、ルールを理解している程度の一般人では状況判断すらできません。単純に持ち駒を比較するだけではだめで、手の損得、囲み、質駒等、総合的に判断しなければダメです。つまり、一般人では勝負に突っ込んで楽しむことは難しいのです。そういう意味では、NHKの懇切丁寧に状況を解説する今のやり方は理に叶っていると思います。

プロ同士の勝負より、小学生同士の対決の方が面白いかもしれません。突っ込みやすいので。有名人を起用することでより感情移入を促すのも良いかもしれません。
 
 
 
そこで女流棋士ですよ (とおりすがり3)
2007-10-15 13:59:46
>くまさん
そこで美少女棋士のジュニアリーグですよ
 
 
 
プロ・アマ駒落ち早指し将棋など (山崎元)
2007-10-15 17:17:48
プロ・アマ入り乱れての早指し駒落ち戦なども面白いかも知れませんね。

早指しで負けが込むと精神的に立て直しがむずかしいので、たとえば、私のようなオッサンが、可愛い女流棋士に二枚落ちでポロポロやられるというような映像が頻繁に流れるでしょう。逆に、強いアマがプロに駒を落とすのもありです。敗者が泣くこともあるでしょう。

女流に限らず、プロとアマチュアの対戦をもっとショーアップして見せる工夫が必要ではないでしょうか。

各地の将棋祭りなどのイベントでは、プロによる指導を(多面指しなど)やっているはずですが、将棋というゲームをもっと身近なものにするには、テレビで視聴者が参加できたり、有名人が参加したり、というような番組を定期的に放映するといいのではないでしょうか。色々な属性の普通のアマチュアがプロと「勝負!」する場面をたくさん見せることが普及には重要だと思います。この際、女流棋士は有力な武器になるでしょう。

もちろん、将棋を分かるように、しかもスリリングに伝えるには、聞き手と解説者、さらに演出の仕方を含めて、相当の工夫と熟練が必要に思えますが、アマとプロ、特に一般のアマ(県代表とかでない)とプロの戦いを面白く見せる工夫があるといいと思います。



一日か二日で終わる女流棋士の早指しトーナメントも楽しいかも知れませんね。女流のレベルの高さを見せるには、たとえば16人のトーナメントのなかで、2~4人くらいアマの強豪を混ぜると面白いのではないでしょうか。



ともかく、いろんな組み合わせを試して、(1)スリリングに見える勝負、(2)親しみやすさを感じる対戦形式、(3)女流の可愛さが出る戦い方、(4)トッププロの凄い頭脳が分かる対戦条件、などを探ってみるといいのではないでしょうか。
 
 
 
なるほど (ドゥビ)
2007-10-15 19:33:18
仰ることに基本的には賛成いたします。あくまで理想論かもしれませんが、原則的には女流も男流も関係なしに、混合で指せばいいのだと思います。頭脳の戦いなのですから。

おそらく、女流のほうが現状は力が落ちるのかと想像しますが、女性も、将来的には奮発して、それなりの割合で女性棋士が上位の一角を占めるようになってくるかもしれません。

どうも、女性は将棋をしないもの、というイメージがどこかにあるようです。というのは、私の周辺で将棋のルールを知っているレベルの女性さえ皆無で、これは必ずしも珍しいことでもないようですから。

女流文学というものが、狭い意味では存在感を持ちつつも、大きな意味での文学の世界においては、作家が男性であれ女性であれ、性差はあまり意味のあるカテゴリー分類ではないように、将棋の世界でも「女流棋士」というものが、大カテゴリーとしてさほどの意味をなさない時代が来るのがいいように思います。

男性棋士と女性棋士の戦いが一般化することは、国民意識の高まりと言うか、視聴率の向上にも一定の影響はあるように思いますね。

私は、正直なところ、将棋そのものにほとんど関心はありませんが、現状、女性棋士同士のゲームは、さらに関心がありません。男性棋士よりレベルが落ちる、という認識が心理の奥底にあるのかもしれません。

しかし、男性棋士と女性棋士の指しあいなら、思わずチャンネルを回す手を止めてしまいそうです。

将棋は、ダブルス、というのは、なしですか?男女ペアで組んで、混合ダブルスとか。まぁ、無理か…。
 
 
 
将棋ソフト強くなったね (taki)
2007-10-15 21:19:31
フリーのソフト2つ程ダウンロードしてタマに対戦してます。初級中級レベルはまぁ楽勝、しっかし上級
レベルになるとなっかなか一筋縄ではいきません。

皆さんはどうですか、ボナンザとやらが出現してどんどんソフトが強くなっていくのを感じますね。トッププロがコンピューターに負ける、もうそんなに
遠い話ではないように思う。

そして将棋界の先行きはマニアの中でしか発展しないのかなぁーと思う。裾野の広がりは厳しいでしょうね。
葛飾区の将棋道場二ヶ月程前に閉鎖してしまいました。ココは渡辺竜王が小学生の頃通っていたところです。少々強い大人が全然歯が立たなかったそうです。閉鎖寂しいかぎりです。

私自身は将棋マニアですのでどうか頑張ってほしい
ものです。
 
 
 
Unknown (ろっしぃ=将棋相撲好き )
2007-10-15 21:22:47
私は(アマ5級ぐらいから上)の下限より少し上のレベルですが、このレベルだと、男子プロの、手を殺しあうような将棋よりも、勢いで攻めに行ってしまう女流の将棋の方が、見ていて面白いと思います。

 将棋ってのは、見世物として、見るほうのレベルを要求しますので、ゴルフ等とのスポーツのように、ルール程度しか知らない人にもただ見せておけばそのスリルが分かる、実力に感嘆できる、ってワケにはいかない。ってことは本来、見世物として成り立たせるためには、そのすごさを言語化して伝える解説が重要なはずなのに、目の前の将棋の面白さ、スーパープレイのすごさを伝える努力を、今の連盟は怠ってる気がします。

 女流棋士たちの戦いの場合、男子プロの解説をつけると、実は解説がたいてい上を行きますので、解説者が上手く料理してくれると、かなり面白い。
今回独立する羽目になった女流棋士たちも、地道な普及の努力を重ねていますが、ここにきちんと理解の在る解説者を置ければな、と思います。
(最近独立組イベントによく出てきてくれる渡辺竜王は、その意味で私の期待が高いです。通常の攻撃的な態度の解説はあまり好きではないのですが、女流の解説となると、ちょっと本人に遊びが出るせいか、非常にいい感じです。)

 とはいうもののなぁ。現会長は、口では普及が大切といいながら、スポンサー(新聞社)に非礼を働いたり、女流棋界の分裂を煽って喜んでるような困ったちゃんですから、今のプロ棋士たちが彼を選んでいるうちは、なにかが期待できるようには思えないのですが。
 
 
 
Unknown (むう)
2007-10-16 01:45:15
「ヒカルの碁」のような漫画が出てくると将棋人気はまた盛り上がるでしょうね。

山崎さんは24でどのくらいの棋力でしょうか?
自分は2段程度です。ネット将棋がでてきてから将棋がいっそう好きになりました。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-10-16 01:53:56
若者人口を増やすためには、将棋の世界でも、「ヒカ
ルの碁」の登場が期待されるところですね。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-10-16 01:57:52
(続き)
現代では、ネット将棋だけでなく、ネットワークゲームも大盛況のようで、遊びの世界も激戦のようですね。
 
 
 
わが棋力 (山崎元)
2007-10-16 02:15:34
むう様

私は十数年位前は都内の道場で四段(注;もちろんアマのですよ。プロの段位とは別物です)で指していました。勝ったり負けたりだったので、当時は「アマ四段の中」くらいだったでしょう。

ここ十年くらい殆ど将棋を指していません。記憶にあるのは3、4局です。ネットでプロの勝ち負けは見ていますが、長年読んでいた「将棋世界」は読むのを止めてしまいました。NHK杯も見るのは碁ばかりです(碁の方は「アマ四段」くらいでしょうか。対戦不足なので正確なところが分かりません)。

たまに遊ぶパソコンの「激指」には負けることが多いので、現在はアマ三段程度だろうと思います。全く馬鹿馬鹿しい見落としで負けるので、些か自己嫌悪に陥ります。

将棋も碁も、もう少し強くないと面白くないので、時間を作って少しはトレーニングしたいのですが、どちらを選ぶかが悩ましいところです。何れにせよ、しばらくは時間がないので、最終的には、子供が興味を持った方を選ぶ(「父を超えてくれ!」という気分でサンドバッグになりたい)ことになりそうです。
 
 
 
囲碁『謝依旻』さん応援しマース (うーぱー)
2007-10-16 10:24:23
山崎さんのおっしゃっている通り、先日のNHK杯戦羽生対中川戦はすごかった、人間の限界的ながんばりを見れて幸せ一杯。
NHK杯戦は、毎年この秋ぐらいから2月くらいの対戦が、実力伯仲の白熱した試合が増え、面白くなる時期です。
次の楽しみは、来週のNHK杯の囲碁。若干17歳の女流最強位の謝依旻さんが、強豪王立誠さんに挑戦します。
謝依旻さん、まだ、ファッションにも化粧にもお構いなし。囲碁一筋で、「お母さんが化粧水やクリームの瓶に、使う順の番号を書いてくれているんですが、化粧は面倒くさいのでまったくしません」とけなげなコメント。
山崎さんも、どうやったら囲碁将棋がもっと売れるようになるのでしょうかって考えて見えますが、微力ながら、私も今後ブログ上で宣伝して行きマース。
 
 
 
素晴らしい戦い (サムライ)
2007-10-16 12:13:27
NHK杯の羽生対中川戦は本当に素晴らしかったですね。こういう戦いを見せてくれると座右の書である「ナニワ金融道」で学んだ「人間諦めないことが肝心や」というフレーズが自然と頭に浮かんできて苦しいときでも頑張る活力になるので本当にありがたいです。将棋を知っていたおかげで”生きる力”をもらえました。
 
 
 
広く知ってもらうことも必要なのでは (不動産屋さん)
2007-10-16 14:19:34
将棋、他に碁などもショーアップしていくのは面白そうですね
とおりすがり3さんの言った美少女戦も一つの方法として良いかも
中々触れる機会無いのでなんだろ?と見てしまいそう

ルールを知ると将棋も碁も面白いです

少し話がずれますが
以前夏休みに某TV局で子供向けの碁の紹介番組を
やっておりすごくやさしそうなお姉さん(プロ棋士の方)
が解説をしておりわかりやすかったです

将棋も碁も技や駒の動かし方に制限があり、
やはり知らないと面白さの深みが伝わらないように
思います

今話題のボクシングではないですが
ある程度の仕掛けは必要と思います
但し、ある一定の線引きもまた必要と思いますが
 
 
 
Unknown (MAT.N)
2007-10-16 15:40:22
大和證券が開催してましたが、プロとコンピュータ将棋の対戦ももうちょっと増やしても面白いのではないかと思います。
女流対Bonanzaとか。
 
 
 
不動産屋さん、MAT.Nさんへ (うーぱー)
2007-10-16 16:04:24
>>不動産屋さんへ
女性アスリートほどではないですが、最近囲碁の女流棋士はレベルが高くなっています。おそらく不動産屋さんのおっしゃって見えるのは梅沢由香里女流棋聖(http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000346.htm)だと思いますが、他にも万波佳奈・万波奈穂姉妹や、知念かおりさん等、見どころが結構ありますよ。
今後、私のブログでも随時紹介していこうと思っています。
>>MAT.Nさんへ
コンピュータ将棋との対局は面白いですが、将棋はプロが勝てるかどうか、だんだんきわどくなっています。
将棋のプログラムは、過去の全てのプロ棋士の対局(例えば160年分)を覚えておいて、各局面ごとに過去の対局の同一局面が最終勝ちになったかどうかで、手を選んでいきますので、コンピュータ将棋との対局は、過去の最も強い棋士との対局を再現しているのと一緒ですので、ハンディキャップがありすぎるのです。
それで、日本将棋連盟もプロ棋士のコンピュータ将棋との対局は原則禁止しています。
 
 
 
硬派というか (T.T)
2007-10-16 20:22:10
やはり男性プロのきちんとした将棋を観たいという視聴者も多いと思います。
女流や子供は見た目面白いですが、最善手とは言い難い感じもあり、観戦してよい手を学びたいファンにとってはつまらないでしょう。
NHKには本物を報道し続けてほしいと願います。
女流の露出ファッションを嫌う知り合いも多いですよ。この年代はだらしないのを嫌う傾向がありますから。
 
 
 
Unknown (yuta)
2007-10-16 20:54:12
山崎さん 棋力ありますね~
TVトーナメントについては、プロの序盤は何をしているのか、さっぱり理解できません。同時に、流行した戦法ばかりで閉口します。
竜王戦に挑戦中の佐藤さんの序盤早々の乱戦趣向は難解すぎるんです。
ただ、あの趣向は今後に革命を起こしそうな気がして、面白いことは確かです。

ただ、将棋界もA級順位戦最終戦の中継など、色々と努力していますね。
「将棋世界」も私には難しすぎます。
もう、何年も購読していません。

ネット配信で、各界著名人のガチでトーナメント戦なんか面白そうですね。
仮に、開催されたら、山崎さん 是非参加してくださいね~。(ヤフーが主催の場合は厳しいかな)
 
 
 
うーぱーさんへ (不動産屋さん)
2007-10-17 00:04:02
ええ、この方です
他にも活躍してる方が結構いるのですね
今度注目してみます
この場をおかりしてありがと
 
 
 
将棋の不思議 (へぼアマ中年男)
2007-10-17 00:43:51
山崎先生

私も同感です。特にNHKの将棋中継は本当に見せる工夫が足りないと思います。私がへぼなくせに将棋ファンでよく将棋番組を見るので、女房も門前の小僧何とやらで棋士の顔と名前などいろいろ覚えてしまいました。2週間くらい前、久保八段と行方八段という「イケメン対決」をやっていたので女房は見るのを楽しみにしていたのですが、二人の対局姿をろくに映さないのは何事だ、かっこいい男が必死で勝とうとして全身で知恵を絞っている姿が色っぽいのに…と言って怒り出してしまいました(ただし私から見るとこの時の井上八段の解説は巧みでサービス精神にあふれ、非常に好感が持てました)。イケメン棋士はともかく、加藤一二三九段の非常に騒がしい(らしい)ユーモラスな対局姿など、私はお金を払っても見たいところですが、そういうのもNHKは映そうと思わないのでしょうか。

あと将棋で言うと、若いときは才能あるグループにいた棋士たちの中でも、突然力が衰えてしまう人とそうでない人がいるのが興味深いです。たとえば、昔あれほどすごい勢いで勝っていた塚田九段が、なぜまだ40歳ちょっとなのにここまで衰えてしまったのか。近い世代でリトル大山とまで呼ばれた南九段もなぜここまでになってしまったのか。その下の羽生世代では、かつて天才少年と呼ばれた先崎八段が、同世代の中でははっきり沈んでしまったように見えます(それなのに、週刊誌で、羽生さんや佐藤康光さんを同格の仲間のように偉そうに書いている先崎八段のあまり面白くないエッセイが、私にはどうも「痛い」のですが)。
こういう棋士たちの変調は、何か私生活の環境変化に原因があるのでしょうか。それとも、酒やバクチに熱中して研究を怠ったといった原因なのでしょうか。
 
 
 
Unknown (hiro)
2007-10-17 01:37:14
タイトルは「女流棋士・・・」なので主題とは離れますが、本当にNHKの羽生中川戦は感動しました。
中川七段の王手馬取りで勝負あったと思ったときの銀の中合。
銀のタダ捨てと言えば、伝説の52銀を思い出しますが、その時の対戦者の加藤九段は今回は解説者。
そして、伝説の52銀のときの解説者は米長氏でしたが、米長氏は中川七段の師匠。
米長氏はかつて名人位を獲ったとき、弟子の中川現七段から当時の最新戦法を学んだとかで「中川のおかげ」と公言していたが、その米長氏から名人位を奪ったのが羽生2冠。

戦いぶりもさることながら、そうした因縁も併せ、オールドファンを大いに魅了してくれた、そんなNHK戦でした。

ディープな将棋ファンでなければわからない内容の書き込み、失礼しました。

 
 
 
Unknown (とおりすがり3)
2007-10-17 07:49:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071011-00000929-san-spo
こういう方向性ですかね?
 
 
 
バンカナやマナカでは力不足 (ろっしぃ=将棋相撲好き)
2007-10-17 08:44:47
とおりすがり3さんの方向性といえば、将棋世界は先月号で「若手女流浴衣グラビア」なんて素っ頓狂なことをやってました。これじゃいかにも中途半端な気はします。普及の前面に梅沢由香里さんを押し出すことで棋界の花に育てた囲碁界と、林葉直子さんを壊してしまった将棋界。唯我の差を象徴的に示してます。

へぼアマ中年男さん、私も棋力の衰えのスピードには関心を持ってます。最近の先崎八段のように、終盤に打っ棄られるようになると勝率がガックリと落ちますよね。相手も早く投げてくれなくなるでしょうし。その意味で、谷川九段が、高速の寄せに行きかけて決め損なう将棋が散見されるのが、ちょっと心配です。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-10-17 13:44:53
>それで、日本将棋連盟もプロ棋士のコンピュータ将棋との対局は原則禁止しています。

全手探索のBonanzaは、人間ではありえない手を
考え出すそうで、最強といわれているようですね。
 
 
 
Unknown (ぎんえもん)
2007-10-17 18:20:37
初めて投稿します。

ゴルフの女子プロも、弱い選手が多い時期はTVの視聴率は悪かった記憶があります。
やはり強さがスポーツの魅力の基本だと思います。
将棋の女流棋士に関しては、せっかく強くなってきたのでそれをアピール出来る場をもっと増やしたらいいのではないでしょうか。
コンピュータとの対戦もまずは積極的に女子プロが対戦して話題づくりをすることです。
もしそれでコロコロ負けるようではまだだめでしょう。
将棋界全体としては、インターネットの活用促進だと思います。
大盤解説会でよく「次の一手」をやりますが、ネットを利用してすべての手に対して「次の一手」をやることも可能です。

それで一番たくさんあたった人を表彰するとか、観戦者参加型のイベントにしていく工夫が大事なんじゃないでしょうか。
 
 
 
ろっしぃさんへ (うーぱー)
2007-10-17 19:46:25
>普及の前面に梅沢由香里さんを押し出すことで棋界の花に育てた囲碁界と、林葉直子さんを壊してしまった将棋界。
ろっしぃさんのご意見、大変面白かったので、勝手に私のブログで引用させてもらいました。
この場をお借りしてご了承願います。(また、山崎さんには勝手なことを致しましてお詫び致します)


>全手探索のBonanzaは、人間ではありえない手を
 考え出すそうで、最強といわれているようですね
(以下、長文です)
将棋ソフトは一般に、過去に実例があるところまで(序盤)は実例を参考にして、最終盤になると完全なしらみつぶし検索を行います。
中盤は、そのどちらも使えませんので、自分で読みます。
普通のソフトは読んでる途中で駄目だなーと思ったらそれ以降読まずに、別の手を深く読もうとするのですが、Bonanzaは手当たり次第、時間の許す限り読むのです(Bonanzaは1秒間に4百万局面を読むそうです)。
ただ、Bonanzaの方法が決定打かというとそうも言えず、現在ではBonanzaも選択して読んでいるそうですし、Bonanzaは昨年はコンピュータ大会で優勝しましたが、今年は優勝できませんでした。
 
 
 
コンピューターとの対戦 (山崎元)
2007-10-17 21:18:44
ぎんえもん様

いらっしゃいませ。

私は棋士とコンピューターの対戦を原則禁止の許可制にした将棋連盟のやり方は「悪手」だったと思っています。

いかなる形であれ、将棋を指すことは「いいこと」であり、勝つ指し方が「いいこと」であある。この原則を曲げてはいけないと思います。

仮にコンピューターが強くなれば(まだ長時間の持ち時間があると、プロ棋士が強いようですが)、先ずはそれを尊敬するべきであり、研究対象とすべきでしょう。

コンピューターとの対戦も将棋の一部であり、しかも、今後重要なマーケットになるかもしれません。また、ある意味では強いソフトを作るということも将棋の競技の形式として意味があると思います。将棋連盟あるいは個々の棋士が最強のソフトを作ることにチャレンジするといったことがあってもいいのではないでしょうか。

商売上のブランド価値管理を理由に(それ以外考えられませんが)対コンピューター対局を禁止する考えは、何とも後ろ向きであって、この「逃げた」印象は、かえってプロ棋士のブランド価値を損なってると思います。

コンピューターにもある程度の勝率があるとか、条件によってはコンピューターの方が強いといったことがあるなら、ありのままを見せるといいし、現実を誤魔化さずに、拮抗した条件の面白い対局を考えるといいのではないでしょうか。
 
 
 
演出 (くまさん)
2007-10-17 22:30:43
例の逆転劇の動画が動画サイトで出回っていますが、ニコニコ動画ではそれにBGMを付けている人があったりして面白いです。最初は不安な曲ですが、羽生さんが角を打った瞬間に勇ましい曲に変わります。決着が付くとファンファーレですw。山崎さんがおっしゃる可能性の片鱗を感じました。

話は変わりますが、ゲームセンターの麻雀ゲームのMJ3は実況解説が有って面白いです。プロレス中継を彷彿とさせるアツい実況とスローペースな解説者のコンビで、麻雀を実況してくれます。例えば、カンして自分の牌にカンドラがたくさん乗ると、「モロノリだー!!」と叫びます。また、あがり牌を引き当てると、「ビッグウェーブをつかんだー」と叫びます。逆に他家がリーチしたとき、安全牌がなければ「アンパイが無ーい」と嘆いてくれますし、逆に危険牌を切った場合は「つっぱってったー」とやっぱり叫びます。それなりに楽しいですよ。テーブルゲームという点で、将棋と麻雀は似てますが、将棋にプロレス風の解説が付くとこれと同じような感じになると思います。

ちなみに、羽生中川戦の解説の加藤さんですが、プロレスの実況ほどではありませんが、トン死の手筋が見えた瞬間から、なかなか味のある反応をされていて微笑ましかったです。

コンピュータとの対決ですが、ITの発達によりたくさんの仕事がコンピュータによって奪われましたね。それまでは誇りある職人だったひとがタダの人に変わるわけですから。これが将棋界で起きて将棋プロが一斉に廃業するような事態になることを怖れているのでは無いでしょうか。プロは将棋一筋で生きてきたからなおさらだと思います。当事者で無い我々は、コンピュータが強くなっても将棋の面白さは変わらないと、ある意味、無責任なことは言えますが。

さらに別の話ですが、プロとアマの対局はレベルが違いすぎて勝負にならないと思いますよ。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-10-18 02:56:30
うーぱーさん

>普通のソフトは読んでる途中で駄目だなーと思ったらそれ以降読まずに、別の手を深く読もうとするのですが、Bonanzaは手当たり次第、時間の許す限り読むのです(Bonanzaは1秒間に4百万局面を読むそうです)。

なるほど。普通のソフトが投げてしまうような手のな
かに、Bonanzaは、妙手を発見するのでしょうね。

山崎元さん

>仮にコンピューターが強くなれば(まだ長時間の持ち時間があると、プロ棋士が強いようですが)、先ずはそれを尊敬するべきであり、研究対象とすべきでしょう。

株式投資の世界でも、プロに勝てるコンピュータが現れ
るかもしれないと一瞬思ったのですが、「株式投資論」
を思い返してみると、将棋のようには、かならず巧みな
ほうが勝つという性質のゲームでもないようですね。
 
 
 
Unknown (ぎんえもん)
2007-10-18 10:05:18
>商売上のブランド価値管理を理由に

ブランド価値管理とともに興行権の確保の意味合いもあるのではないでしょうか。
無料を含めて勝手にやっては困るということも含まれていると思われます。
暫定対応としてはやむをえないとしても、このままでは確かに後ろ向きの対応です。
連盟としては、1回負ける前に興行価値を見出してるのかもしれませんが、山崎さんのおっしゃる通り明らかにコンピュータの方が強いという状況になるまでずっとビジネスチャンスがあることを考えると惜しいなと思います。

角川書店刊の「ボナンザvs勝負脳」という本を読みますと、ボナンザ開発者は将棋に関する理解が浅く、渡辺竜王は、コンピュータアルゴリズムの考え方がまったくわかってない点がとてもおもしろいです。(失礼ですが、)
こういう異文化の交流が世間にインパクトを与えると思いました。
この本の対談で開発者の保木さんが
「私は自分が弱いせいか、新四段と羽生さんの強さの違いがよくわからないので、ひょっとしたらコンピュータ将棋的には新四段のほうがコンピュータ将棋になれていて手ごわいかもと考えたりします。」
と言われて、渡辺竜王が
「でも私が対戦相手を選んでいいのだったら、コンピュータを知り尽くした新四段よりは羽生さんを出します。やはり新四段では不安ですよ。(笑)」
というやりとりがあり、印象的です。


 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-10-18 10:46:16
>くまさん

加藤九段は、手が見えるし、率直だし、いい解説者ですね。絵的にもインパクトがあります。

もちろんプロとアマでは大差があるので、大差が分かるように駒落ちの早指しを見せたいと思います。アマ初段程度の腕自慢が4枚落ちくらいで催眠術のようにぽろぽろ負かされる様を見ると、プロ同士の将棋とはまた違った「凄み」が伝わってくると思います。

ただ、早指しに慣れた若いアマ強豪(たとえば大学将棋部のトップクラス)は、プロ相手でもそれなりにやるかもしれません。11月号の「将棋世界」に載っているガチンコ十秒将棋では、若手の戸辺四段が5局中1局東大生に負けていますね。こうした対局の場合に、プロ側は生きが良くて失う名誉が小さい新四段や若手を当てようとするでしょうが、むしろクラスの下がってきた八段、九段を当てる方が面白いと思います。反射神経の衰えでアマに負けるかも知れませんし、逆に、長年鍛えた芸で軽く一蹴するかも知れません。誰を、とは言いませんが、そういった組み合わせは見てみたいと思います。

>ぎんえもん様

結局「新四段のときの羽生さん」のような相手が一番手強いような気がしますね。今だと誰なのでしょうか。
 
 
 
井川の将棋 (ミュンヘン)
2007-10-18 13:48:27
お正月の将棋番組にメジャーへ行く前の井川が出ていて、森内名人だったかに勝利していて面白かったです.井川は「アメリカで将棋を広めたい」と言っていましたが、野球で勝ってその夢をぜひ実現して欲しいと思います.どうしても将棋というと地味な印象を持ってしまうので、意外な有名人が強かったりするとそのTVを見てみたい!と思います.
 
 
 
別記事で申し訳ないですが (ボブ)
2007-10-18 19:17:21
Wikiで内藤について5分読むだけで
「パンチがない」とか
「トップレベルに見えない」とか
(これは単に素人だからそう見えたか)
「今後は誰とやっても苦しい」とか
そういった誤解は溶けると思います。
Youtubeも活用して頂けると、より明確に「王者内藤」の強さを認識できると思います。

表面だけで語る、正に「評論家」になってしまっていませんか?
 
 
 
Unknown (ぎんえもん)
2007-10-18 22:12:02
>結局「新四段のときの羽生さん」のような相手が一番手強いような気がしますね。
>今だと誰なのでしょうか。

渡辺竜王の羽生さんに対する高評価を考えると、いないというのが正解なのかもしれませんが、若くして四段になっていることと評判から言って17歳の豊島四段と18歳の糸谷四段が次の渡辺竜王、次の次の羽生さんの候補なんでしょう。きっと。

渡辺竜王だけでなく、そういう有力者をすべてボナンザと対戦してもらいたいですね。
それとも、人間と対戦しないと筋が悪くなるとか弊害があるんでしょうかね。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-10-18 23:49:53
ボブ様

このブログで書くことは、タイトルにあるように良くも悪くも「評論家」のノリなので、評論家的であっても別段問題は無いと思っています。つまり、思ったことをそのまま書いただけです。いやなら読まなければいい。

私は内藤選手の亀次男戦しか見ていないし、その印象で、私が思ったとおりのことを書いているだけです。

彼は亀次男と打ち合わなくても勝てた程度には強いと思いましたが、ガードで押すだけの田舎侍をもてあましていた程度の強さだと思いました。ガードをもっと効果的に破ることができるボクサーは世界にはいるだろうし、右でも左でも、もっと効果的にダブル・トリプルと打てるボクサーもいるだろうなあと思っただけで、それ以上でも以下でもありません。あの試合の内藤選手は、そんなに強かったのでしょうか。私には良く分かりません。

フライ級の強豪のイメージでは、ビック・ダルチニャンやホルヘ・アルセやノニト・ドネアには及ばない実力ではないかと思いましたが、それが正しいかどうかは、今後の内藤選手の試合を見ないと何とも言えないと思います。

たぶん内藤選手としては不出来な試合だったのでしょうし、亀次男の反則の影響もあったかも知れないのですが、私の文章にあって、私が目で見た実力以上に内藤選手を持ち上げる必要はないと思っています。

彼は「いい人」だと心から思いますし、従って、応援したいとも思っていますが、彼を「強い」と評価するのは、次に強い相手とやって、私にも分かるくらい強いボクシングを見せて貰ってからでも遅くないでしょう。

少なくとも私がテレビで見た内藤選手は、現在の世界のフライ級のトップクラスには見えなかった、ということです。私が間違っているかも知れない可能性は大いにありますが、それは仕方のないことでしょう。

私は資産運用が専門なので、運用の半可通(たとえばチャーチスト)がどのくらい馬鹿なことを言うかある程度知っているので、ボクシングの専門家ではない自分がそのようなことを書いている可能性を想像することができますが、所詮、このブログの文章は、そういう前提の「評論家的な」文章です。

あの試合の内藤選手のどこを見て、どれくらい強いと評価すればいいのかをお聞きしたいと思います。見るべきは、wikiではなくて、試合ではないでしょうか。
 
 
 
誰か、教えて! (真相究明隊)
2007-10-19 05:48:52
女流独立のとき、なぜ清水は知らん顔してたか? と、なぜ矢内は寝返ったか?
中原、郷田と関係有り?
 
 
 
>>山崎さん (くまさん)
2007-10-19 11:27:04
今回は本題とは外れます。

山崎さんは、「評論家」を侮蔑的な意味で使われているようですが、それは評論家を貶めすぎではないでしょうか。私のイメージでは、評論家というと専門領域に関する幅広い知識をもち、その知識をもとに、個々の事象について、深く、分かりやすく説明するものだと思っています。高度化複雑化した現代社会に必要な職業であり、その言説は社会への影響力を持つと思っています。つまり、「評論家」という言葉を使うことで、山崎さんの発言責任が、かえって重く捉えられると思うのです。私と同じように捉えるひとがそれなりに居ると思うので、「軽く読んでね」的なニュアンスを表現するのに、「評論家」という言葉を使うのはどうかと思います。

同じ評論家でも、「無責任評論家」と書けば、これ以上ないほど無責任なオーラがバシバシつたわってきますが、品位が無さ過ぎてどうかなと思いますが。
 
 
 
今日も日経はぼろぼろ (作業員)
2007-10-19 13:25:39
なんか重たい話が上の方にあるので、このあたりで軽く遊んで、夜はしっぽり天国に行ってきやす。にしてもやね、株の評論、誰かせんか。なんやねん、このボロボロさ、は。なっさけないのー、空前の黒字の神の国が、ケトーの借金になんでふりまわされんといかんのか。そのうち円も紙切れになって、ただの紙の国かいな。御○所神フジオの紙の国。頼みの○○鉱山まで下げやがって、一旦手仕舞いか。そして、がんばれセブン。

金やんへ。
ご心配をおかけしやした。某アホ業界の某アホ会社へのケジメは終わりやした。ほんと、金融庁も医者もグルやからな。政権かえなあかんど。亀田一家にギョーギする暇があったら、某生保業界にギョーギせにゃいかん。わしの一家だけ救済されても、「金融庁は個別の救済をしない」、と鬼畜生保協会は、ほくそえんどるからなあ。

>どれくらい強いと評価すればいいのか

見たとおり、好き勝手に評価すりゃええがな。18のクソ餓鬼に一発も打ち込めない、とほほチャンプやがな。ちょこっと、細かいこと言うと、学会のジョージが、「あんた、頭、押さえただろ?」と言ったのも、実にいい質問なのよ。内藤が左で頭を押さえたのは、亀次男の過去の試合を分析して、戦術として意図的にやったのであって、流れで仕方なくああなったのやない。内藤は、(ほめ言葉を使うと)足を使ってサイドにまわり続け、リングを広く使いながら、変幻自在なパンチを、亀田のアラレのように(ガードの上、隙間、を問わず)打ち続けて、格の違いを見せてもよかったんだが、終盤にスタミナ切れ、するのが怖かったのよね。内藤も、亀次男の実力をはかりかねていたんだな。距離を嫌って自分からクリンチに行った局面もないわけやない。中腰は相手の方が疲れる。それに、内藤はたまに、オープンで当てるよね。
アホガキが反則をしたのは事実で、ファイトマネーが没収されてもしかたないと思うが、遠足ライター沢木先生も投げ出したマエを持つカシアス内藤に、「ひきとってもいいよ」とか言わす問題でもないんじゃないか。元ヤンキー現在右翼、なのかどうかしらんが、義家先生みたいに、メリケンサックで親半殺しにしたんでもないど。ボクシングファンなら、謹慎より、「一年で四人の日本人選手と試合をさせる。階級は問わない」、なんてオシャレな処分を望むべきじゃないのか。その辺の公民館で、八回でええやんけ。五千円ぐらいなら、払って見ちゃるのにから。
ある意味、亀田一家の物語は、これからって感じで。それはなぜかというと、ボクサーのピークが、これから、だからだ。山さんと同じニワカ評論家のわしは、内藤はピークをすぎた、と亀次男戦から勝手に判断した。しっかし、ウィキはどうでもよかろう。年に三回ぐらいしかお世話にならないので、何がどう書いてあるのか知らんが。ある項目がよくまとまっていると思って読んでいたら、あのーこれわしがまとめたもののパクリなんですが、ということがあった。ニワカ評論家のハンドル人間に人権があるかといえば、ビミョーだが、著作権はあるんだぞ。
おお、忘れるとこやった。安倍氏、なにしとんや。カメラの前に出て来いや(高田総統風)。いまこそ、亀田一家の再チャレンジ、後押ししてやらんかい。ボクシング再生会議、つくらんかい。マエのある義家でええなら、たぶんマエはないはずのわしでもよかろうに。あと、山さんと、学会のジョージも推薦しとく。「にわかボクシング再生会議」なら、問題なかろう、安倍氏。
 
 
 
あ 亀に一言 忘れとった (作業員)
2007-10-19 14:12:43
将棋の話せんですまんなあ。亀田次男に、一言、いわなあかんやろ、ニワカファンとしては。
あのなあ、亀、おまいには才能がない。才能がないが、ボクシングをやめてはいかん。絶対に、やめてはいかん。それはなぜかというと、才能があるかないかは、続けてみないとわからんからだ。今のところ確実に才能はないが。仮性包茎の男も虚勢をはるだけの男も、33にもなれば、世界で通用するヘナチョコパンチぐらい打てるようになるかもしれん。33までやってみて、チンピラにではなくニワカ評論家のシングル山さんに、動けない声の出るゴキブリって呼ばれたら、そりゃしゃーない、おまいの実力や。引退して、学会のジョージに弟子入りし、ロッカーを目指せ。ジョージでは心もとないと思うなら、亀、おまえとちがって日本一タマのでかいメモ夫人をマネージャーにつけてやるから、安心しろ。メジャーにはなれんと思うが。
あのなあ、亀。亀の頭は亀頭、頭、さげたらあかん。亀の頭は、むけてなんぼ。怖がらずに、たまには、ガードからちゃんと顔出せ。下向くな、目つぶるな。あのなあ、亀。琉球というところでは、17歳で、春をひさぎ、泡にまみれながら焼け死んでしまう少女がおり、品格のあるらしいヤマトの国の聞くところによると国技らしい相撲とやらの世界では、ビール瓶でぶちなぐられて、木製ならまだしも、金属バットであの世にホームラン、される若い衆がおるのが現世。成蹊だか成城だか出たぐらいで首相になれる国とはいえ、天下茶屋中学出て、チャンプになるのは、それはそれで困難な修行の道であるよ。せっかく亀の頭、丸めたんだから、謹慎中に、ビルマでもカンボジアでも行って、坊主の観察でもしてこい。
 
 
 
ところで (へぼアマ中年男)
2007-10-20 09:12:12
山崎先生、昨日の女流棋戦の記念パーティは如何でしたか? 最近は女流棋士も美人がふえましたよね。
 
 
 
パーティー (山崎元)
2007-10-20 16:07:53
へぼアマ中年男さま

女流棋士のパーティーの写真をUPしておきます。確かに、「女優棋士」と呼んでもいいくらいの、きれいな女流が何人もいますね!ビジネス的には売方次第だと思います。

パーティーは盛況でしたが、関係者比率が高いなあと感じました。場所が台場のパシフィック・メリディアン・ホテル、時間が午後6時からというのは、一般のファンを招待するには少し不便な設定でした。

特筆ものはおみやげの記念品の充実で、「激指6」のソフト(!)とパティシエ・イナムラ・ショウゾウのチョコレートマロン・ケーキ(グッド・チョイス!)には感謝、感心です。
 
 
 
ゆかたすがた (どんぐり)
2007-10-21 00:08:05
少し前の将棋世界に女流棋士のゆかた姿特集がありました。ナイスサプライズでした。大切にしまっておきます、ありがたや、ありがたや。

僕も○○戦前夜祭などに「関係者」のほうでお呼ばれすることがあります。だいたいは新聞社、支部役員、学生連盟、県代表レベルの強豪があつまる内輪のパーティーになってますね。僕としては子供のころから一緒に良いことも悪いこともいっぱいやらかした友達と会えるので楽しみなのですが、普及ということを考えると、あり方としては問題なんでしょう。

将棋もゴルフみたいにプロになりやすいけど、食っていくのは大変っていうようになると、どんどん新しい強豪もでてくるし、緊迫感もあって見ていて楽しいんじゃないかな。どーでもいいプロが多いので魅力が少なくなってると思います。

将来のA級プロなら広瀬君が有望と思ってます。棋譜を並べてみると、なんか一味ちがう勝ち方だと思います。タイトルホルダーにもなってくれるんじゃないかな。
 
 
 
商品価値・・; (BB)
2007-10-21 18:13:50
 女流棋士の商品価値ときましたか。ううむ、なんで分離独立したのかってとこが判ってないのでコメントしずらいです。プロの自覚を更に求められてるはずなんだが、どうもわからないです。またくっついちゃうことはないのかな?ネットラジオ番組Positive de Goというのがあって、中倉姉妹(独立組)と高橋和さん(残留組)が楽しくおしゃべりしてますよ~。

 http://www.radioboxx.com/
 
 
 
 
プロ棋士でも話題です (うーぱー)
2007-10-21 19:54:03
他のブログで将棋の窪田義行プロに意見する機会があり、本コラムを話題に致しましたところ、既に、プロの間でも、本コラムは読まれておりました。
ただし、最後の「SNSは見ていませんが、weblogやBBSではなかなか健全且つ旺盛な論議にお目に掛かれません」の一文は、まだ、私の勉強不足で意味をつかむことができておりません。どなたか、解説いただけますと幸いです。

(以下引用:原文のまま)

>評論家山崎氏の有名なブログ でも先週の羽生さんのすばらしい一局については熱い意見の交換が交わされておりますので、もしまだでしたら、ぜひ一度。

遠山雄亮(ゆうすけ)四段が遠山雄亮のファニースペース]http://chama258.seesaa.net/ で紹介してくれており、存じていました。将棋関連のエントリー増加に期待致しております。
SNSは見ていませんが、weblogやBBSではなかなか健全且つ旺盛な論議にお目に掛かれません様ですので。
 
 
 
knockoff handbags (knockoff handbags)
2011-11-21 18:44:59
Nice hosting! It’s my first time to read like this article.
.
jmgytjn
 
 
 
マオ (knockoff handbags)
2012-02-06 23:16:57

仕事に関係する場と相手以外で、誰と付き合って、何をしていても、「関係ないでしょう、それは」という感覚が常識になるべきだと、アタマでは思うのですが、世の中がそうなっていない、ということから考えると、倫理というものは、少なくとも、事柄にだけ付属するのではなくて、個々の人間に属するものなのだと思えます。htheed
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。