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「行方不明3年の小学生に卒業証書」は美談なのか?

報道によると、大阪府熊取町教育委員会は24日、約3年前の2003年5月に下校中に行方不明になった町立北小6年、吉川友梨さん(11)に、卒業証書を発行する方針を明らかにしたという。3月17日の卒業式当日に発行し、校長か担任が友梨さんの両親に渡すことを検討しているらしい。同町教委は友梨さんの中学進学について「卒業式までに方針を決めたい」としている。

昨日のニュースGyaOに出演中に聞いた話で、コメントする時間が無かったのだが、果たしてこれは「美談」なのか。

仮に、行方不明中の3年間が義務教育を受けられない形で過ごされていたのなら、本人や家族の意向によっては、小学校の何れかの学年に編入させてあげるのが親切であるような気がする。中学校入学という選択肢を与えること自体は悪くないかも知れないが(3年間の過ごし方によるが)、機械的に学年を進めて、いわば予定通りに義務教育の学校を追い出してしまうような方針を、本人がいないところで決めるのは如何なものだろうか。

この件に限らず、たとえば発達の遅れた子には義務教育を長く受けさせてあげるのが親切だろうし、学習の進んだ子には飛び級をもっと認めることが本人の才能を伸ばすことにつながると思う。硬直的に学年を進めて行く行政と学校の現在のやり方には暖かみと柔軟性が欠けている。たとえば、本人や家族が留年を希望しても、校長の判断で学年を進めて卒業させてしまう。校長ごときがなぜぞこまで強力な判断権を持つのか疑問だ。「校長」は、本来、サービス業の店舗の「店長」のようなものに過ぎない。

もちろん、吉川友梨さんのケースについては、何はともあれ、ご本人が無事に戻ってきてくれることが一番重要な問題だ。従って、仮にコメントする時間があったとしても、ニュース番組のような場では、上記のような問題について論じるべきではなかったのかも知れないが、私は、番組中に行政・学校の方針が何とも気になったので、ここに書き留めておく。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
分かりませんね。 (ミラ)
2007-07-17 06:11:15
最近の学校は。何が方針なのか。子供とか若者とか女性、若い人の会社、弱い者を狙う犯罪に対し、元から甘いのではないのでしょうか。国民の考え方が。気品というものも欠けてるから、小国の中では、お仕舞いじゃないのかなって思います。日本人の事を。偽善を品だとか、そういう事が駄目にもしたと思います。はっきりしてるならもっと生きやすかったと思います。そう言えば今日もカリビアで「大学というものが必要なのか…」と客席の意見がそうだったので、「必要でしょう。」と、言わなかった東大の総長も変なものですよね。元々ブランド名だけに、求めるか求めないか、な、考え方なのか。笑。私は、家に事業があれば行く学校というイメージです。ただ。医学部とか全部。最近の子供は悩みが多いらしく、大変ですね。私とかどうにかなるだろう位にしか考えませんでしたね。他人の会社で、働いた時だけどうにもならない!とか、思いました。日本人が呑気な考え方をするから。外国人とヴィジョンを交わして二人で協力しあったのはとても良い事でした。システムがあるからって、呑気な考え方というのが、よく出来ると思いました。よく退屈じゃない。と。外国人は上司は個人的に水が買いたいとか言うので、いつも感心しました。
 
 
 
行方不明って (ミラ)
2007-07-17 08:57:58
何でちびっこが一人で電車とか乗ってるんだと東京では思います。子供は元々小さいから(どんな時代)でも(安定したもの)だと思ってはいけなくて、なんで送り迎いがついてなかったり、するのだろうと―。ちびっこですよ。子供は言い聞かせても子供ですから。よく迷ってますよ。駅前でも。あぁいう時に答えるのは日本のキャリアウーマンタイプじゃなくビジネスマンだったから。私が観察してたら。母親のイメージで聞いてるのにひどいなとその時は思いました。そんな人ばかりではなくても。マナーを心がける対応力かな。気にしてない人が居ます。よく働く人を観察します。私は。だから旅行も研修になり買い物もなります。
 
 
 
あまり日本では聞かない考え方ですが、世界標準です (旅行者)
2010-07-18 04:30:19
古い記事へのコメントになってしまいますが、学校・教委側の対応は「年齢主義」によるもので、山崎さんの考え方は「課程主義」ですね。
私も、年齢主義に対してはかなり疑問があり、世界標準である、課程主義を併用した学校社会になっていくことを望んでいます。

このケースでは、もともと履修すらできていないのに勝手に進級させている点で、書類の空回りをさせているように思います。
もし発見されたら、その時点で本人が元の学年に復帰したいか、それとも年齢に従って進級・進学した学年に復帰したいかを聞き取った上で判断すべきでしょう。
本来、留年していた場合にいきなり上の学年に飛び級することや、逆に進級していた場合に下の学年に降格することは、制度上やってはいけないとする人もいますが、さすがにこういう行方不明ケースであれば特例扱いでいいでしょう。

>本人や家族が留年を希望しても、校長の判断で学年を進めて卒業させてしまう。

すでにご存知かもしれませんが、90年代には留年を希望した小学生が進級させられ、裁判を起こしたが学校側勝訴だったという例もあります。
一審では「小学生は同年齢が普通だから(要約)」という理由でしたが、二審まで行っていればどうなっていたかと思います。

URLはウィキペディアの「年齢主義と課程主義」の記事です。
「有識者の意見」の欄に、このブログのことを載せています。

>たとえば発達の遅れた子には義務教育を長く受けさせてあげるのが親切だろうし、

ちょっと気になったのですが、義務教育かどうかに限らず、小学校や中学校の教育を受けさせるというのではいけないのでしょうか?
義務教育でなくても、教育課程や先生の対応はまず変わりません。
義務教育であった方がいい理由が、あまり思いつかないのですが。
 
 
 
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2012-03-31 11:56:21
余計な飲み食いをせずに眠ると、明日の朝にもまだ余韻があるというくらいの逸品だ。
 
 
 
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