夢はハリウッド

将来書きたい小説の創作ノートです。僕の書いた作品が、映像化され、知英さんに出演して頂くのが夢です。

URAKARA後編~百年後も、ずっと側に~ 『ハラ編』

2017年07月17日 10時03分59秒 | URAKARA後編
少し気分を変えて、KARA出演ドラマ、『URAKARA後編』のあらすじを考えて見ました😄
幾つか、かけたら、テレビ局に送ってみようかな😅


物語は、前作より十年後…
ニコルさんと知英さんが、KARAを脱退した事や、ギュリさん、スンヨンさん、ハラさんが事務所を辞めてしまったと言った話はなく、ただ、ニコルさんは韓国で、知英さんは日本でソロで活動する事が多くなり、KARAとして、テレビ出演する時、二人が抜けてしまう事が増えてしまった。
その為、共に活動できない事の多い二人の穴を埋めるのと、KARAに新しい風を吹き込む事を目的に、新たなメンバーとして、ヨンジさんが加わって既に三年経過している。
関西マネージャーは、現在も共に日本におけるKARAのマネージャーとして活動し、空気が読めず、いつもトンチンカンな言動ばかり繰り返すヨンジさんに、「あんたは、ニコル以上の天然やな。」を口癖に、厳しく?指導をしている。
パク社長は、既に世界旅行から帰ってきて復帰しているのと、社長不在中、KARAを一流のスターに育てた事が評価を受け、ロボットの2号は、ジャニーズ事務所に採用されて、若手アイドル達の教育指導に当たっている。
そんな現状解説のナレーションを、KARAメンバー達が交代でナレーション解説するところから、物語が始まる。
で、本編です😄
『URAKARA後編~百年後もずっと側に~』
1話 七人目のKARA
物語は、KARAに七人目のメンバーが入る事で、関西マネージャーがインタビューを受けているところから始まる。
「では、これからは、KARAは七人組になると言うわけですね。」
質問を受けると…
「そうや!これからは、KARAは七人組や!ラッキーセブンの七人組やで!」
関西マネージャーは、相変わらずの威勢良さで答える。
相変わらず、共同生活しているKARAの合宿所では、ヨンジさんが、もうすぐ自分の妹ができると、大はしゃぎしている。
早とちりなニコルさんは、ヨンジさんのお母さんが妊娠したと勘違いしてお祝いの言葉を述べ、ニコルさんとヨンジさんの話が全然噛み合わずに、二人で手を取り合ってはしゃぎだす。
その傍らで、既に事情を飲み込んでるハラさんは、「また、一人世話の焼ける妹が増えるのね」とため息をつき、そんなハラさんに、スンヨンさんが、「世話が焼けるなんて、よく言うわね。あんただって、十年前はどうだったのよ。あの強盗事件の時、本当にしょうがなかったじゃない。」と、ある事件の話をする。
すると、話の噛み合わないニコルさんと大はしゃぎしていたヨンジさんが、興味津々で聞き耳を立て、ニコルさんが、面白がって、スンヨンさんの話を引き継ぐ形で、ハラさんが遭遇した強盗事件の話を続ける。
それは、URAKARAのエピソードの一つで、郵便局に現れた強盗を、ドッキリカメラと思い込んで、ハラさんが事件をややこしくしてしまったあの話であった。
ハラさんが、「もう!その話やめて!」と、叫んだ時…
相変わらず朝寝坊の知英さんが、大あくびをしながら降りてくるのと同時に、二階から、知英さんのペットのレオンはじめ、KARA達のペットの犬や猫を追い回しながら、「あんた達!自分でちゃんと世話をするって約束だったでしょう!ちゃんと面倒見て!」と、カンカンに怒りながら、ギュリさんが降りてくる。
そこに、関西マネージャーが、KARA達の合宿所に登場。傍らには、KARA七人目にして、初めての日本人メンバーとなる一人の少女を連れている。
関西マネージャーが、その子を紹介した途端…
「サキちゃん!」
ハラさんが、少女の名前を叫んで、ヨンジさんを除くメンバーは、みんな驚きの声を上げる。
なんと、その子は、今KARA達が話題にしていた強盗事件の犯人兄弟の妹であった。
当時、強盗兄弟の妹は、病気で移植手術しなくてはならなかったのだが、貧しくそのお金がなく、妹の手術費用を得る為に起こしたのが、あの強盗事件であった。
あの後、強盗兄弟は、自分達の身代わりみたいにして警察に連れて行かれた銀行の支店長わ助ける為に警察に出頭。それがきっかけで、強盗兄弟と妹のサキは、銀行の支店長の養子となったと言う。
そして、ハラさんと関西マネージャーに泣きつかれた…
と、言うより、あの強盗事件の裏に、一枚噛んでいた事を突かれて脅された山本編成局長が発起人となり、集めたカンパでサキは無事、移植手術を受ける事ができたのだと言う。
サキは、健康を取り戻すと、命を救ってくれたハラさんに憧れ、歌手を目指し、なんと遂にKARAの七人目のメンバーになる事が出来たのだと言う。
感無量で、サキを迎える元からのKARA達と、普通に妹が出来たと大はしゃぎするヨンジさん達…
それから、サキの面倒は自分が見るのだと、一人じめするのは良いが、変な事ばかり教えるヨンジさんと、ヨンジさんには任せられないとサキの取りっこをして喧嘩ばかりする他のメンバーに、ギュリさんが怒り心頭の日が続く。
そんなある日、サキが一人思い詰めてる姿を見つける。
ハラさんは、何を悩んでるのか尋ねようとするが、サキはニコニコ笑いながら、憧れのハラさん達と一緒に仕事ができて、毎日が夢のように楽しいとだけ答えて、話をはぐらかせてしまう。
しかし、サキが思い詰めた顔して、一人何か考え込んでる姿を見るのは、その日だけではなかった。
そんな傍、初めての日本人メンバー、サキの人気はうなぎのぼりに上がり、その年とKARASIA…
更には、夢のドームツアーコンサートの話も浮上し、KARA達は毎日大張り切りでレッスンに励んでいる。
特に、ヨンジさんは、自分のソロのレッスンそっちのけに、お姉さんぶりを発揮しようと、サキにソロのアドバイスをひたすらしまくって、かえってレッスンの邪魔をして、ギュリさんを怒らせまくっている。
そんなメンバーのやり取りに、クスクス笑っている時も、サキの思いは、何処か別のところにある事に、ハラさんだけは気づいていた。
やがて、ハラさんは、ふとした事から、サキが一人の男性と喫茶であっている姿を発見する。
男は、唇を噛み締めて俯き、涙ぐむサキに優しく笑いかけながら、肩を叩いている。
やがて、男と別れて、喫茶店から出てくるサキに、ハラさんが声をかける。
「優しそうな人ね。あの人は誰?」
サキは、漸く重い口を開いて、話を始める。
彼は、サキの移植手術を担当した医師の一人であった。
手術に怯えるサキの元にやってきては、毎日、手を握り、「大丈夫だよ。」と優しく励ましてくれたと言う。
サキは、若く優しい医師に励ましと、いつか元気になった姿をハラさんに見せる事を支えにして、手術に臨む事が出来たと言う。
手術が成功した後も、医師は、ずっとサキの相談相手になってくれていたと言う。
特に、ハラさんへの憧れから、歌手になりたいと思い始めた時…
二人の兄と養父は、サキの体を心配して反対したが、彼だけは賛成し、応援してくれたと言う。
それだけではなく、医療的なサポーターとして、ずっと協力もしてくれたのだと言う。
いつしか、二人は恋仲になっていた。
告白をしたのは、サキの方からであった。
しかし、医師もまた、いつの頃からか、サキを好きになっており、そのまま付き合い始めたのだと言う。
そして、サキは夢にまで見たKARAの一員となり、ついには、KARAの悲願であった、ドームツアーコンサートまで実現するに至った。
そんな折、サキは、一人思いつめる医師の姿を目にする。
何を思い詰めてるのか尋ねると、医師は急いで、ある資料をしまい隠そうとした。
それは、中東紛争地域における難民の子供達の写真と資料であった。
長い間、日本でも移植医療を確立する事が、医師の最初の夢であった。
その夢の一歩がサキの手術であり、その成功を機会に、チームが出来、今や、そのチームは定着して、かつて医師が指導していた後輩達が、次の医師を指導する立場にまで立とうとしていると言う。
医師は、自分の夢とサキの夢の同時進行させる事を生きがいとし、遂にどちらもが果たされるようになった。
そんな折、中東のある国で始まった内戦における、難民の子供達の姿が目に止まったと言う。
今や、日本でも、サキのような子供が移植手術を受けられるようになった傍で、移植どころか、風邪一つ医師に診てもらえない子供達の存在を知り、医師は苦しんだと言う。
その子達が、かつてのサキに見えてしまったのだと言う。
「僕一人、この子達のところへ行ったところで、何もできやしない事は分かっている。誰も助けてなんかやらない。でも、でも、せめて、風邪一つ医師に診てもらえない子供達の手を握ってやりたい。手を握って、大丈夫だよと言ってやりたい。」
その言葉を聞いてから、サキもまた、ずっと思い悩むようになったと言う。
医師に、難民の子供達の所に行かせてあげたい。でも、その為には、彼と別れるか、自分がKARAメンバーとしてやってゆく夢を捨てるしかない…
「それで、彼は何て言ってるの?」
尋ねるハラに、サキは涙ぐんで答えて言う。
「あの話は忘れてくれと…僕の夢は、日本での移植手術の確立と、君のKARAとしての成功だと…」
その夜、サキは、一人部屋で、医師とのアルバムを見つめながら、出会った頃の事を思い出す。
「大丈夫だよ、きっと良くなるからね。」
サキの手を握り、毎日笑いかけてくれた医師の笑顔が、何度も過ってゆく。
そして…
「僕に何もできないことくらいわかってる!でも、せめて、風邪一つ診てもらえない子供達の手を握って、大丈夫だよって言ってやりたいんだ!」
悲痛な顔して言う、医師の涙に濡れた顔も過ってゆく。
サキは、医師と撮った写真を見つめながら、涙を溢れさせる。
すると、ハラさんから事情を聞いた関西マネージャーが、後ろから優しく声をかける。
「これで良いの?」
振り向くサキに、関西マネージャーは、優しく笑いかけて言う。
「私達は、みんなで一つ、どんなに離れていても、いつも一緒や。サキが一番後悔しない道を選択してや。」
数日後…
「私、今日、正式にKARAを辞めることを事務所に話してきたわ。」
サキは、いつぞやの喫茶店で、彼氏の医師に告げる。
「辞めるって、サキ、おまえ…」
驚く医師に、サキは難民の子供達の写真を医師の前に出し、彼の手を優しく握りしめる。
「大丈夫よ。あなたなら、きっと助けてあげられる。みんな、怪我も病気も治してあげられる。私の事も、こんなに元気にしてくれたじゃない。」
思わず頬に涙を浮かべる医師に、サキは優しく笑いかける。
「ありがとう。私を治してくれて、元気にしてくれて…ずっと支えてくれて…本当にありがとう。」
喫茶店の外では、ずっと様子を見守りながら、ハラさんがサキを待っている。
「サキ、これで良いのよ。これで良いの。」
「ハラ姉さん、ごめんなさい…私、KARAとしてずっと歌いたかった…アリーナにも、ドームにも、ずっと…」
「私達は、ずっと一緒よ。KARAはサキちゃんも含めて、七人で一つ。ずっとずっと、百年が過ぎてもね。」
ここで、『今贈りたい「ありがとう」』の曲のテロップが流れながら、場面は関西マネージャーの記者会見に変わる。
「では、これからKARAはまた、六人組に戻るのですか?」
「KARAは六人組やないでー!」
関西マネージャーが、質問に力強く答えて言う。
「KARAはこれからも七人組や!ラッキーセブの七人組やでー!」
更に、テロップが続きながら、空港で、サキと彼氏の医師を、KARA達が見送る場面へ…
ギュリさんとヨンジさんは、抱き合って声をあげて泣き続けて何も言えず…
「元気でね。サキちゃんと一緒に歌えて、本当に楽しかったわ。」
涙目のスンヨンさんが花束を渡し…
「これ、安産のお守り。いつか、子供が出来た時の為にね。」
知英さんが、レオンにそっくりな猫の人形を渡し…
「もう!知英ったら、安産は猫のでなくて、犬でしょう!」
と、ニコルさんがメリーにそっくりの犬の人形を差し出す。
「ありがとう。みんなの仲間になれて、私、私、本当に幸せでした。」
彼氏の医師に肩を抱かれながら、サキも涙目で、KARA達に差し出された贈り物を受け取る。
そして…
「ハラ姉さん、ありがとう。私が今日まで頑張れたのは、ハラ姉さんがいてくれたから…
ハラ姉さんが支えだったから…ありがとう、私…私…これがずっと言いたかったから、それでKARAに…」
感極まり、それ以上何も言えないサキを、ハラさんが抱きしめる。
『今贈りたい「ありがとう」』のテロップが、終盤に差し掛かる。
上空…
飛行機の中。
「私、ずっとあなたの側にいるわ。百年先までずっと…」ニッコリ笑って言うサキを、彼氏の医師が愛しそうに抱きしめる。
テロップが終わるのに合わせて、サキと彼氏の医師を乗せた飛行機が、彼方まで飛び去って行く。
今、KARA達の出演リクエストをテレビ局とかに出したいと考えてるのですが…
とにかく、出演させて欲しいと言う要望の他に、こんな作品に出演させて欲しいと言う要望も出したいと思っています😄
その第一として、URAKARの後編を考えてみました😄
物語は、前作より十年後…
ニコルさんと知英さんが、KARAを脱退した事や、ギュリさん、スンヨンさん、ハラさんが事務所を辞めてしまったと言った話はなく、ただ、ニコルさんは韓国で、知英さんは日本でソロで活動する事が多くなり、KARAとして、テレビ出演する時、二人が抜けてしまう事が増えてしまった。
その為、共に活動できない事の多い二人の穴を埋めるのと、KARAに新しい風を吹き込む事を目的に、新たなメンバーとして、ヨンジさんが加わって既に三年経過している。
関西マネージャーは、現在も共に日本におけるKARAのマネージャーとして活動し、空気が読めず、いつもトンチンカンな言動ばかり繰り返すヨンジさんに、「あんたは、ニコル以上の天然やな。」を口癖に、厳しく?指導をしている。
パク社長は、既に世界旅行から帰ってきて復帰しているのと、社長不在中、KARAを一流のスターに育てた事が評価を受け、ロボットの2号は、ジャニーズ事務所に採用されて、若手アイドル達の教育指導に当たっている。
そんな現状解説のナレーションを、KARAメンバー達が交代でナレーション解説するところから、物語が始まる。
で、本編です😄
『URAKARA後編~百年後もずっと側に~』
1話 七人目のKARA
物語は、KARAに七人目のメンバーが入る事で、関西マネージャーがインタビューを受けているところから始まる。
「では、これからは、KARAは七人組になると言うわけですね。」
質問を受けると…
「そうや!これからは、KARAは七人組や!ラッキーセブンの七人組やで!」
関西マネージャーは、相変わらずの威勢良さで答える。
相変わらず、共同生活しているKARAの合宿所では、ヨンジさんが、もうすぐ自分の妹ができると、大はしゃぎしている。
早とちりなニコルさんは、ヨンジさんのお母さんが妊娠したと勘違いしてお祝いの言葉を述べ、ニコルさんとヨンジさんの話が全然噛み合わずに、二人で手を取り合ってはしゃぎだす。
その傍らで、既に事情を飲み込んでるハラさんは、「また、一人世話の焼ける妹が増えるのね」とため息をつき、そんなハラさんに、スンヨンさんが、「世話が焼けるなんて、よく言うわね。あんただって、十年前はどうだったのよ。あの強盗事件の時、本当にしょうがなかったじゃない。」と、ある事件の話をする。
すると、話の噛み合わないニコルさんと大はしゃぎしていたヨンジさんが、興味津々で聞き耳を立て、ニコルさんが、面白がって、スンヨンさんの話を引き継ぐ形で、ハラさんが遭遇した強盗事件の話を続ける。
それは、URAKARAのエピソードの一つで、郵便局に現れた強盗を、ドッキリカメラと思い込んで、ハラさんが事件をややこしくしてしまったあの話であった。
ハラさんが、「もう!その話やめて!」と、叫んだ時…
相変わらず朝寝坊の知英さんが、大あくびをしながら降りてくるのと同時に、二階から、知英さんのペットのレオンはじめ、KARA達のペットの犬や猫を追い回しながら、「あんた達!自分でちゃんと世話をするって約束だったでしょう!ちゃんと面倒見て!」と、カンカンに怒りながら、ギュリさんが降りてくる。
そこに、関西マネージャーが、KARA達の合宿所に登場。傍らには、KARA七人目にして、初めての日本人メンバーとなる一人の少女を連れている。
関西マネージャーが、その子を紹介した途端…
「サキちゃん!」
ハラさんが、少女の名前を叫んで、ヨンジさんを除くメンバーは、みんな驚きの声を上げる。
なんと、その子は、今KARA達が話題にしていた強盗事件の犯人兄弟の妹であった。
当時、強盗兄弟の妹は、病気で移植手術しなくてはならなかったのだが、貧しくそのお金がなく、妹の手術費用を得る為に起こしたのが、あの強盗事件であった。
あの後、強盗兄弟は、自分達の身代わりみたいにして警察に連れて行かれた銀行の支店長わ助ける為に警察に出頭。それがきっかけで、強盗兄弟と妹のサキは、銀行の支店長の養子となったと言う。
そして、ハラさんと関西マネージャーに泣きつかれた…
と、言うより、あの強盗事件の裏に、一枚噛んでいた事を突かれて脅された山本編成局長が発起人となり、集めたカンパでサキは無事、移植手術を受ける事ができたのだと言う。
サキは、健康を取り戻すと、命を救ってくれたハラさんに憧れ、歌手を目指し、なんと遂にKARAの七人目のメンバーになる事が出来たのだと言う。
感無量で、サキを迎える元からのKARA達と、普通に妹が出来たと大はしゃぎするヨンジさん達…
それから、サキの面倒は自分が見るのだと、一人じめするのは良いが、変な事ばかり教えるヨンジさんと、ヨンジさんには任せられないとサキの取りっこをして喧嘩ばかりする他のメンバーに、ギュリさんが怒り心頭の日が続く。
そんなある日、サキが一人思い詰めてる姿を見つける。
ハラさんは、何を悩んでるのか尋ねようとするが、サキはニコニコ笑いながら、憧れのハラさん達と一緒に仕事ができて、毎日が夢のように楽しいとだけ答えて、話をはぐらかせてしまう。
しかし、サキが思い詰めた顔して、一人何か考え込んでる姿を見るのは、その日だけではなかった。
そんな傍、初めての日本人メンバー、サキの人気はうなぎのぼりに上がり、その年とKARASIA…
更には、夢のドームツアーコンサートの話も浮上し、KARA達は毎日大張り切りでレッスンに励んでいる。
特に、ヨンジさんは、自分のソロのレッスンそっちのけに、お姉さんぶりを発揮しようと、サキにソロのアドバイスをひたすらしまくって、かえってレッスンの邪魔をして、ギュリさんを怒らせまくっている。
そんなメンバーのやり取りに、クスクス笑っている時も、サキの思いは、何処か別のところにある事に、ハラさんだけは気づいていた。
やがて、ハラさんは、ふとした事から、サキが一人の男性と喫茶であっている姿を発見する。
男は、唇を噛み締めて俯き、涙ぐむサキに優しく笑いかけながら、肩を叩いている。
やがて、男と別れて、喫茶店から出てくるサキに、ハラさんが声をかける。
「優しそうな人ね。あの人は誰?」
サキは、漸く重い口を開いて、話を始める。
彼は、サキの移植手術を担当した医師の一人であった。
手術に怯えるサキの元にやってきては、毎日、手を握り、「大丈夫だよ。」と優しく励ましてくれたと言う。
サキは、若く優しい医師に励ましと、いつか元気になった姿をハラさんに見せる事を支えにして、手術に臨む事が出来たと言う。
手術が成功した後も、医師は、ずっとサキの相談相手になってくれていたと言う。
特に、ハラさんへの憧れから、歌手になりたいと思い始めた時…
二人の兄と養父は、サキの体を心配して反対したが、彼だけは賛成し、応援してくれたと言う。
それだけではなく、医療的なサポーターとして、ずっと協力もしてくれたのだと言う。
いつしか、二人は恋仲になっていた。
告白をしたのは、サキの方からであった。
しかし、医師もまた、いつの頃からか、サキを好きになっており、そのまま付き合い始めたのだと言う。
そして、サキは夢にまで見たKARAの一員となり、ついには、KARAの悲願であった、ドームツアーコンサートまで実現するに至った。
そんな折、サキは、一人思いつめる医師の姿を目にする。
何を思い詰めてるのか尋ねると、医師は急いで、ある資料をしまい隠そうとした。
それは、中東紛争地域における難民の子供達の写真と資料であった。
長い間、日本でも移植医療を確立する事が、医師の最初の夢であった。
その夢の一歩がサキの手術であり、その成功を機会に、チームが出来、今や、そのチームは定着して、かつて医師が指導していた後輩達が、次の医師を指導する立場にまで立とうとしていると言う。
医師は、自分の夢とサキの夢の同時進行させる事を生きがいとし、遂にどちらもが果たされるようになった。
そんな折、中東のある国で始まった内戦における、難民の子供達の姿が目に止まったと言う。
今や、日本でも、サキのような子供が移植手術を受けられるようになった傍で、移植どころか、風邪一つ医師に診てもらえない子供達の存在を知り、医師は苦しんだと言う。
その子達が、かつてのサキに見えてしまったのだと言う。
「僕一人、この子達のところへ行ったところで、何もできやしない事は分かっている。誰も助けてなんかやらない。でも、でも、せめて、風邪一つ医師に診てもらえない子供達の手を握ってやりたい。手を握って、大丈夫だよと言ってやりたい。」
その言葉を聞いてから、サキもまた、ずっと思い悩むようになったと言う。
医師に、難民の子供達の所に行かせてあげたい。でも、その為には、彼と別れるか、自分がKARAメンバーとしてやってゆく夢を捨てるしかない…
「それで、彼は何て言ってるの?」
尋ねるハラに、サキは涙ぐんで答えて言う。
「あの話は忘れてくれと…僕の夢は、日本での移植手術の確立と、君のKARAとしての成功だと…」
その夜、サキは、一人部屋で、医師とのアルバムを見つめながら、出会った頃の事を思い出す。
「大丈夫だよ、きっと良くなるからね。」
サキの手を握り、毎日笑いかけてくれた医師の笑顔が、何度も過ってゆく。
そして…
「僕に何もできないことくらいわかってる!でも、せめて、風邪一つ診てもらえない子供達の手を握って、大丈夫だよって言ってやりたいんだ!」
悲痛な顔して言う、医師の涙に濡れた顔も過ってゆく。
サキは、医師と撮った写真を見つめながら、涙を溢れさせる。
すると、ハラさんから事情を聞いた関西マネージャーが、後ろから優しく声をかける。
「これで良いの?」
振り向くサキに、関西マネージャーは、優しく笑いかけて言う。
「私達は、みんなで一つ、どんなに離れていても、いつも一緒や。サキが一番後悔しない道を選択してや。」
数日後…
「私、今日、正式にKARAを辞めることを事務所に話してきたわ。」
サキは、いつぞやの喫茶店で、彼氏の医師に告げる。
「辞めるって、サキ、おまえ…」
驚く医師に、サキは難民の子供達の写真を医師の前に出し、彼の手を優しく握りしめる。
「大丈夫よ。あなたなら、きっと助けてあげられる。みんな、怪我も病気も治してあげられる。私の事も、こんなに元気にしてくれたじゃない。」
思わず頬に涙を浮かべる医師に、サキは優しく笑いかける。
「ありがとう。私を治してくれて、元気にしてくれて…ずっと支えてくれて…本当にありがとう。」
喫茶店の外では、ずっと様子を見守りながら、ハラさんがサキを待っている。
「サキ、これで良いのよ。これで良いの。」
「ハラ姉さん、ごめんなさい…私、KARAとしてずっと歌いたかった…アリーナにも、ドームにも、ずっと…」
「私達は、ずっと一緒よ。KARAはサキちゃんも含めて、七人で一つ。ずっとずっと、百年が過ぎてもね。」
ここで、『今贈りたい「ありがとう」』の曲のテロップが流れながら、場面は関西マネージャーの記者会見に変わる。
「では、これからKARAはまた、六人組に戻るのですか?」
「KARAは六人組やないでー!」
関西マネージャーが、質問に力強く答えて言う。
「KARAはこれからも七人組や!ラッキーセブの七人組やでー!」
更に、テロップが続きながら、空港で、サキと彼氏の医師を、KARA達が見送る場面へ…
ギュリさんとヨンジさんは、抱き合って声をあげて泣き続けて何も言えず…
「元気でね。サキちゃんと一緒に歌えて、本当に楽しかったわ。」
涙目のスンヨンさんが花束を渡し…
「これ、安産のお守り。いつか、子供が出来た時の為にね。」
知英さんが、レオンにそっくりな猫の人形を渡し…
「もう!知英ったら、安産は猫のでなくて、犬でしょう!」
と、ニコルさんがメリーにそっくりの犬の人形を差し出す。
「ありがとう。みんなの仲間になれて、私、私、本当に幸せでした。」
彼氏の医師に肩を抱かれながら、サキも涙目で、KARA達に差し出された贈り物を受け取る。
そして…
「ハラ姉さん、ありがとう。私が今日まで頑張れたのは、ハラ姉さんがいてくれたから…
ハラ姉さんが支えだったから…ありがとう、私…私…これがずっと言いたかったから、それでKARAに…」
感極まり、それ以上何も言えないサキを、ハラさんが抱きしめる。
『今贈りたい「ありがとう」』のテロップが、終盤に差し掛かる。
上空…
飛行機の中。
「私、ずっとあなたの側にいるわ。百年先までずっと…」ニッコリ笑って言うサキを、彼氏の医師が愛しそうに抱きしめる。
テロップが終わるのに合わせて、サキと彼氏の医師を乗せた飛行機が、彼方まで飛び去って行く。
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