後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

東京のヨットクラブの経営者が離れ島へ移住、地域活性化に尽力、その二

2017年03月28日 | 日記・エッセイ・コラム
多くの人が田舎暮らしをしたいという夢を持っています。しかし田舎に移住する人は少なく田舎は過疎になる所が多いのは皆様よくご承知のことでしょう。私の山小屋のある甲斐駒岳の麓の北杜市の山寄りの集落は過疎化しています。
過疎の集落は高齢者ばかりで、子供たちがいないのです。昨日、「離島の元気な子供たちの写真をお送りします」と題して大分県の大入島という過疎の島の元気な子供達の写真をお送りしました。こんな明るい子供達が私の山小屋の近所にいたら淋しさも吹き飛ぶだろうと思い、その写真を掲載したのです。
子供たちの踊りの指導をしているのは昔、ヨットのことでお世話になった方の家族の方です。東京から九州の佐伯市の大入島(おおにゅうじま)に移住し、地域の活性化に努力しています。
移住からもう6年になります。
彼の移住した勇気と、地元へ貢献しようとしている姿に感動したので昨日、「東京のヨットクラブの経営者が離れ島へ移住、地域活性化に尽力、その一」という記事を掲載しました。
今日はその続編を書きたいと思います。

佐伯市は佐伯藩の城下町として栄えた町です。「佐伯の殿様、浦でもつ」と言われたとうり豊富な海の幸と山の幸に恵まれていました。人口は7万人くらいですが、現在、佐伯市の島々は過疎化の問題が深刻です。
大入島もその一つで以前は3000人以上も住民がいましたが現在は600人位に減って高齢者ばかりです。この島は佐伯港はら700m、フェリーで7分、1日11便あります。面積は5.66平方キロメートルで、瓢箪型をしたかなり大きな島で、小学校と中学校もあります。
その島へ大入島太郎さんが6年前に移住し民宿を経営しているのです。
単に民宿を経営しているだけではありません。
昨日の記事でご紹介したように2013年に、大入島で子供たちと共に地域の活性化を図るためにダンスチーム 「踊り子IN大入島」を結成したのです。
それに関連するように島に住んでいる人々全員が明るく踊るイベントもありました。
その様子を記録した動画、https://youtu.be/EP81uR42noA を是非ご覧ください。
島を活性化するのは観光客誘致だけではありません。まず島民自身が明るい気持ちで暮らすことが一番重要なことです。 島の人はみな明るく楽しげではありませんか?

さらに大入島太郎さんはこの島を全国の人に知って貰うために、田舎暮らしを体験するプログラムも作ったのです。ヨットのクルーズと組み合わせて露天風呂や塩のお風呂や魚釣りへの案内しています。

民宿、「花水木」を経営しながら田舎暮らしを希望している人々の相談にも乗っています。
田舎暮らしで一番重要なことは自分の目的を明快に決めて、その目的に沿った注意深い準備が必要なそうです。
「子供を良い環境で育てたい」「定年退職後に、のんびり田舎暮らしをしたい」「田舎に住んで都会には無い、心が豊かな生活を送りたい」「田舎で有機農業を始めたい」と何となく考える人は多いようです。しかしそのような弱い決心では失敗します。
まずは、田舎暮らしで何がしたいのか、どういう生活を送りたいのかを明確に決めましょう。
目的を限定し、その為の田舎暮らしのイメージを明確にすることです。その目的に合致した田舎暮らしが実現しそうな土地を探すことです。

過疎化に悩む集落を抱えている佐伯市も都会からの移住者を歓迎しています。その詳細は、
佐伯市移住情報、http://www.city.saiki.lg.jp/sougoseisaku/ をご覧下さい。
佐伯市は、この公式ホームページを通して、佐伯市の魅力や空き家等の情報を発信するとともに空き家への見学案内等も行っています。
気軽に電話などでも相談に乗っています。連絡先は、佐伯市 地域振興課 移住・定住推進係(TEL: 0972-22-3033やE-mail:saiki-eiju@city.saiki.lg.jp)です。

さて話を戻して、大入島太郎さの民宿のご紹介をいたします。民宿、「花水木」のHPから抜粋します。 
・・・私はここ大分県の離島、大入島で民宿を営んでおります。民宿に泊まっていただいたお客様に島の魅力を知ってもらったり、釣りにご案内するために船舶を所有しております。
大分県だけでなく、田舎暮らしや離島に移住を考えている方に、移住の前に実際に仕事や暮らしを体験できる場所を作りました。
例えば仕事としての民泊の集客方法や運営、漁師としての申請やその実際、船の操船方法(免許取得の方法)、野菜作りや米作り等をお教えします。
花水木では島を暮らす旅をお手伝いいたします。是非一度お越しください。お待ちしています・・・

最後に民宿、「花水木」のご案内をお送り致します。この民宿のURLは、http://oita-yado.com/ です。
住所は大分県 佐伯市久保浦877(電話番号050-5532-2887)で、島への船の乗場はJR佐伯駅~大入島観光フェリー乗り場です。
なお2017年4 月まで改装の為、休業中です。

田舎に移住し自然な環境を楽しむ人も多いものです。しかし大入島太郎さんのように家族ぐるみで現地の人々へダンスを教えたり、その場所の宣伝をしたりする人は珍しいので少し詳しくご紹介致しました。

1番目の写真は大入島の写真です。
2番目の写真は民宿、花水木の近所の海の風景です。
3番目の写真は民宿、花水木の所有するヨットです。花水木は全国からやって来るヨットも大歓迎し係留も受けています。
4番目の写真は佐伯市の都会からの移住者向けのHPの表紙の写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)







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