後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
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不運な子供達のための養護施設のことなど

2017年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、『行く春を惜しみながら人間の幸せと不幸せを想う』という記事を掲載しました。
そして多摩川の上流で川遊びをしている数多くの家族の遠景写真を示しました。

1番目の写真がその川遊びを楽しんでいる多数の家族の写真です。楽し気に川遊びをしている幸せそうな家族連れが沢山写っています。
そして昨日の記事では次のように書きました。
『貧しい家に生まれ、家族連れで遊びににも行けない人もいます。そして養護施設で育ち家族の愛を知らない人もいます。』
そこで今日は養護施設にいる幸薄い子供たちのことを少しだけ書いてみます。

日本全国には養護施設が590ケ所ほど散在しています。そして東京都には59ケ所の施設があります。この東京都の養護施設の一部は末尾の参考資料に示してあります。
このような養護施設には親がいなかったり、いても安定した生活環境が無い家庭の子供達が入っています。1歳から20歳までの人々が生活している場所です。
このような施設で生活している人は全国で2014年現在、27、468人います。
さて私の近所に「東京サレジオ学園」という養護施設があります。サレジオ修道会が運営している施設で、昔はサレジオ孤児院と言っていた記憶があります。
ある時期にこのサレジオ学園の中にある教会のミサに行っていましたので親近感のある養護施設です。そこでそのご紹介をしようと思います。

2番目の写真はサレジオ学園の中にある教会の写真です。写真には高い鐘楼も写っています。ミサのある折には美しい鐘の音を控え目に響かせています。

3番目の写真は子供たちが住んでいる家です。このサレジオ学園にはこのような一戸建ての家が10軒あり、それぞれに10人位の子供たちが生活をしています。

4番目の写真も子供たちが住んでいる家です。家は大小さまざまです。このように一戸建ての家に分散して暮らしている状態を、専門用語で『小舎』に暮らしていると言います。それに対して大きな建物に集団で暮らしているのを『大舎』に暮らしていると言います。末尾の擁護施設の一覧ではこの『小舎』と『大舎』の区別が示してあります。
このようにサレジオ学園では一戸建ての家々があり、その上、サレジオ小学校と中学校が同じ敷地内にあるのです。

さてそれはさておき、私が参加した日曜日毎のサレジオ学園のミサでは入所している子供たちも一緒に参加していたのです。一緒に祈っていると自然に親近感が湧いてきます。彼等は礼儀正しく静かに教会に入ってきます。
そしてある年クリスマスのミサでも一緒でした。参加者が何時もの3倍位なのです。
昔の入所者が成人し、就職し、結婚し、子供達をつれてクリスマスのミサに帰ってきたのです。
彼等にとってはサレジオ学園は帰省する実家なのです。
この光景を見て以来、私は1番目の写真のような幸せそうに遊んでいる家族連れの光景に遭遇する度にサレジオ学園のことを反射的に思い出すのです。

それだけではありません。これも近所にある施設です。東京都の小平霊園の話です。
何故か墓地が好きで、よく散歩に行く広大な場所で、雑木林の美しいところです。
その正門を入り右に曲がり奥の方に行くと都が建てた美しいお墓があります。都内の養護施設や乳児院で夭折した子供達の共同の墓なのです。誰が供えるのか何時行っても綺麗な季節の花が沢山飾ってあります。
花を供えている人は一般の個人も居るでしょうが、東京都の福祉局の役人も予算を使って供えているようです。感心なことです。

この世に生まれ幸の薄い人々もいるのです。世界では戦乱に巻き込まれて夭折する子供達も数多くいます。
1番目の写真のような家族連れの光景に遭遇する度にサレジオ学園と小平墓地の共同の墓のことを反射的に思い出すのです。
まだまだ書きたいことはありますが、今日はこれで終わりとします。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料==============
(1)全国養護児童数
http://gyakutai.yogo-shisetsu.info/list/shozaichi/shozai-frame.html
入所対象者は、1歳以上18歳未満の幼児(満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者)及び少年(小学校就学の始期から、満18歳に達するまでの者)である。場合によっては20歳まで延長できる。乳児(1歳未満の者)はいったん乳児院への入所となる。
2005年(平成17年)の児童福祉法改正によって、安定した生活環境の確保などの理由で特に必要な場合は、乳児も入所させることもできるようになり、同じように乳児院では1歳以上の幼児を入所させることができるようになった。
厚生労働省「社会福祉施設等調査」では、2014年10月1日現在、児童養護施設は590施設、入所定員は33,008人、在所児(者)数は27,468人(在所率83.2%)である。施設では児童指導員や保育士等が働いており、職員数は16,672人[2]。

(2)東京都の59ケ所の児童施設の抜粋
http://gyakutai.yogo-shisetsu.info/list/shozaichi/shozai-frame.html

監督官庁、東京都福祉局子ども家庭部育成課
〒163-0023 新宿区西新宿2-8-1

1、赤十字子供の家
180-0023
武蔵野市境南町 1-26-1
0422-31-8283
0422-31-8957
日本赤十字社
40
小舎

3、暁星学園
123-0873
足立区扇1-12-20
03-3896-1996
03-3896-5055
社会福祉法人
清友会
36
大舎

7、聖フランシスコ 子供寮
146-0085
大田区久が原4-2-1
03-3753-6768
03-3753-9756
社会福祉法人
お告げのフランシスコ姉妹会
50
小舎

9、若草寮
151-0072
渋谷区幡ヶ谷3-4-9
03-3377-6445
03-3373-8518
社会福祉法人
わかくさ会
30
大舎

11、聖ヨゼフホーム
202-0015
保谷市本町4-12-7
0424-64-2211
0424-68-5823
社会福祉法人
クリスト・ロア会
60
中舎

15、救性軍機恵子寮
145-0064
大田区上池台  4-12-10
03-3729-0357
03-3729-0357
社会福祉法人
救世軍社会事業部
35
大舎

16、救世軍世光寮
166-0012
杉並区和田2-21-1
03-3381-0545
03-3381-0710
社会福祉法人
救世軍社会事業部
50
小舎

23、べトレヘム学園
204-0024
清瀬市梅園3-14-4
0424-91-2529
0424-91-7827
社会福祉法人
慈生会
80
小舎

30、東京サレジオ学園
187-0021
小平市上水南町 4-7-1
042-321-0412
0423-24-1160
社会福祉法人
東京サレジオ学園
130
小舎

59、クリスマス・ヴィレッジ
123-0845
足立区西新井本町 4-13-16
03-3890-5291
03-3890-5291
社会福祉法人
友興会
53
小舎

・・・以下省略。
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