後藤和弘のブログ

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人間の絆のいろいろ(2)美しい絆と汚い絆

2016年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム
東日本の大地震や大津波の被害者を助けに全国から馳せ参じたボンランティアの人々と現地の人々との絆は美しいものでした。
ボランティアは現地の人に迷惑をかけないように自分の寝具と食料を持って行きました。迎えた被災者は何も無いのに熱いお湯やお茶で接待しました。助ける人と助られる人の絆は美しいものです。東日本の被災者を助けに行けない人々もその光景をマスコミで見て感動しました。
これほど美しい人間同士の絆はありません。これを無償の人類愛と言うのでしょう。

日本には現在、世界中に展開して貧しい人や虐げられている人々を助けているボランティアの人が数多くいるのです。
私は海外に行ってボランティア活動をする勇気もありません。しかしそれを実行している日本人に感謝し、彼等を誇りに思っています。
テレビや新聞は芸能記事に溢れ、食べ物や料理に関する記事に埋めつくされています。それなのに日本人の海外ボランティア活動に関する報道が皆無なのです。

それにもかかわらず現在の若者達は日本での美食を捨て、贅沢を止め、世界の貧困地に飛び込んで行っているのです。困っている人々を助けているのです。
そんな日本人と現地の人々との絆を考えると自然に頭が下がります。それ以上美しい絆はないのではないでしょうか。
世界の貧困地はアフリカ、中東、インド、パキスタン、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、フィリピン、そして南米の奥地と実に広大です。その全ての地域に日本から若者のボランティアが行って、住み込んで、支援活動をしているのです。
その詳細は、「海外ボランティア活動一覧」とか「国際ボランティア」という言葉で検索すると非常に多くの団体の活動が出ています。
そしてボランティア活動をしているNGO組織を調べると全国に数多くあることも分ります。
海外支援の一例は中東の難民へ対する支援もあります。
以下にヨルダンにあるシリア難民キャンプの様子を撮った写真を示します。

1番目の写真はヨルダンにあるシリアからの難民キャンプの風景です。出典は、http://www.co-media.jp/article/14875 です。

2番目の写真は仮設テントの並んだシリアからの難民のキャンプの光景です。

3番目の写真は貧しい生活にも負けない明るい子供達の写真です。

さて1番目の写真を撮った板倉美聡さんは以下のような報告をしています。
・・・「2年ぶりの夏休みは中東ヨルダンにて過ごしてきました、板倉美聡です。
“難民”と聞いてみなさんが思いつくのは難民キャンプかもしれません。 しかし、ヨルダンにいるシリア難民63万人中、実際キャンプに住んでいるのは8万人ほどにすぎません。
シリアから逃れて周辺国に流れ込み、難民キャンプに辿り着いたものの、難民キャンプの過酷な生活に耐え切れず、キャンプを出る人が後を絶たないためです。・・・以下省略。
このように難民問題は底が深いのです。その実態をきめ細かく調べ、実情に合わせた支援活動をしているのです。

さて皆様は海外ボランティアに関心が無いかも知れません。しかし皆様からの税金の一部がその活動に使われているのです。
海外ボランティア団体の多くは活動資金を外務省の予算から貰っているのです。資金の半分以上は個人や企業からの寄付金ですが、大体40%前後は外務省からの補助金なのです。
補助金を貰っている海外ボランティア団体は毎年会計報告をネット上に公開しています。一度ご覧下さい。
このボランティア活動を毎年安定して継続するためには専属の職員に給料を支払っています。自分の生活が出来なければ連続的な支援が不可能になります。そんなことも考える必要があるのではないでしょうか。

それにしても日本人ボランティアと現地の人々との人間的な絆ほど美しいものは無いと私は思っています。そこには宗教さえ介在しない純粋な人類愛だけがあるのです。

さて表題にある「汚い絆」とは何でしょう?
それは自分の権力欲や金銭欲を満たすために権力者との間に意図的に作る絆のことです。一例が政治家の派閥の中の人間の絆です。
あるいは大会社の中の人脈のことです。自分が偉くなろうとして有力な上司との間に作る絆です。汚い絆を隠すために綺麗な理屈でごまかすのです。自分の理想的な政策を実現するために派閥が必要なのです。あるいは会社を発展させるためには優秀な上司を盛り立てなければなりません。ごもっともです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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