後藤和弘のブログ

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トランプ外交の柱は軍事力とアメリカの強大な経済力

2017年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
アメリカのトランプ政権の特徴は、過去の大統領が起用してきたような知識人、弁護士、学界人といった人種が全くいないことです。代わりに登用されたのは実業界の重鎮と海兵隊や陸軍で功績をあげた将軍達です。
トランプ政権の中で唯一、職業政治家は穏健な実力派のペンス副大統領だけです。
これはアメリカの歴史上にも革命的な政権のように見えます。

しかし最近のテラーソン国務長官やマティス国防長官の北太平洋軍事条約機構の主要メンバー国の首脳との会談の様子を見ていると、意外にも従来の同盟関係を尊重し、慎重な態度で外交を進めているのいるのです。
大変好感の持てる礼儀正しい態度でEUの国々と交渉をしているのです。
元軍人だったマティス国防長官は北太平洋軍事条約機構の主要メンバー国に防衛負担金の増額を期待すると言いました。これを受けて主要メンバー国が必ず期待通りにしますと言明したのです。マティス国防長官はヨーロッパの軍事指導者に尊敬されていたようです。

またテラーソン国務長官はEUの首脳と個別に会った時、アメリカの要求を一切出さないで聞き役に徹したそうです。このひかえめな態度はヨーロッパ各国に好感を与えたのです。
このように元軍人のマティス国防長官と元実業家のティラーソン国務長官はベテランの政治、外交官のような手練の外交デビューを果たしたのです。
その後、ペンス副大統領もヨーロッパを訪問し、各国の首脳と会談し、礼儀正しくアメリカの要求をゆっくり伝えたのです。

これには私も安心しました。トランプ政権の外交戦略に安心したのです。
安倍首相をゴルフに招いたり厚遇し過ぎたような外交に危惧を感じていた私はその後の手堅い外交戦略に安堵したのです。

そしてマティス国防長官はイラクの親米首相に会いに行き、イスラム国壊滅を支援すると言明したのです。
昨日は現職の陸軍中将のマクマスター氏を国家安全保障担当大統領補佐官に任命したのです。
海兵隊出身のマティス国防長官とこの陸軍中将のマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官が政権中枢にいるので、今後の外交戦略は軍事力重視になることは必然です。
例えばイスラム国壊滅のために海兵隊や陸軍を中近東に派遣することも予想されます。

さてもう一人の、そして最も重要な人物はアメリカ合衆国首席戦略官・大統領上級顧問のスティーブン・バノン氏です。
彼も実業家です。右翼保守派で移民反対派と言えば分かり易い実業家です。メキシコの国境の壁の主張をし大統領令にさせた人物です。
ここで彼等の写真を見てみましょう。

1番目の写真の左がペンス副大統領です。

2番目の写真はアメリカ合衆国首席戦略官・大統領上級顧問のスティーブン・バノン氏です。

3番目の写真はティラーソン国務長官です。

4番目の写真はマティス国防長官です。

5番目の写真はマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官です。

このような写真の政権担当者を見れば今後のアメリカの外交戦略がおのずと見えてきます。
まずアメリカ国内に先端技術の工場を囲い込み、アメリカの経済優位性を一段と明確にします。そして軍事力も先端技術を導入して世界最強の軍事大国にして行きます。これこそがトランプ氏の主張している「アメリカを再び偉大な国にする!」ための具体的な方法なのです。

最後に私の個人的な経験を書かせて下さい。私は1960年にアメリカに留学しました。それ以来の親友にアメリカの空軍大佐がいました。B29に搭乗して何度も東京空襲に来た男でした。しかし彼は人間味のある友情に篤い男だったのです。
彼を通してアメリカの社会で軍人が如何に尊敬されているかを深く理解出来たのです。そして軍人が退役すると周囲の人が退役後の就職先を暖かく探してくれるのです。
そのようなアメリカなので、トランプ政権に海兵隊のマティス国防長官と陸軍中将のマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官がいることは多くのアメリカ人に信頼を得ることになります。
トランプ氏が好き勝手な暴言を吐き続けても、彼を支える政権担当者が正しい外交戦略をするから意外に安定した政権になると考えられます。それにしてもトランプさんにもう少し大統領としての品格が欲しいものです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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