山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

雪解けの花に飾られた6月の谷川連峰

2017-06-18 | 2017年山行
◎ 山の特徴
  4年前に、谷川岳(1977m)登山と湯桧曽川沿いの往復(ブログ「6月谷川岳の花」)をしたが、今回はこれらを稜線歩きでつなげた。
  主峰の谷川岳から北方に一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、蓬(よもぎ)峠が続き、群馬・新潟の県境稜線となっている。
  天神平ロープウエーを使って登れる谷川岳は人気の山ですが、その先はめっきり人が少なく静か。稜線の登山道はしっかりしている。
  雪解け後の稜線は、純白のハクサンイチゲ、赤紫色のユキワリソウ、黄色のエチゴキジムシロやナエバキスミレがちょうど花盛り。  
  1日目は、ロープウエーで天神尾根から山頂経由して茂倉岳直下の避難小屋に宿泊。翌日は、蓬峠から湯桧曽(ゆびそ)川沿いに下山した。
◎ 山行日  2017年6月15日~16日
  歩き始めが10時近くと遅くなったが、荷物も重いのでゆっくりペースで行く。さすがに谷川岳、天気がいいこともあり平日でも登山者が多い。
  主峰を過ぎると誰にも会わなかった。稜線直下から谷沿いには残雪がたくさん。時折、雪のブロックが崩れ落ちる音が響き渡る。
  ハクサンイチゲやユキワリソウが一段と多くなり、疲れた体に元気をもらう。午後4時にやっと茂倉岳避難小屋に到着。先客がひとり。
  翌早朝、雲海を見ながら茂倉岳から蓬峠に向かう。途中、武能岳までは一段と花が多くなった。蓬峠手前から湯桧曽川に下る。
  谷を横切る登山道は、雪渓や雪崩で数箇所が分断。幸い、視界が良かったので先の登山道を見つけながら無事に通過できた。
  沢に下りても、飛び石づたいの徒渉にヒヤヒヤの連続。谷沿いの残雪には難儀したが、この時期の谷川連峰は花が多く魅力いっぱいでした。






 「シラネアオイ」
  登山口で、きれいな株の歓迎。稜線にもたくさん咲いていたが、花の盛りは過ぎていた。1、2週間前が見頃の様子です。






 「笠ヶ岳を望む」
  新緑の中を登るにつれ、西黒尾根の向こうに、湯桧曽川を隔てた笠ヶ岳(1852m)が望めた。






 「アズマシャクナゲ」
  稜線にもたくさん咲いていたが、シラネアオイと同様、花の盛りは過ぎていた。






 「トマの耳」
  谷川岳の山頂は双耳峰で、手前がトマの耳(1963m)と呼ばれる。






 「オキの耳」
  10分ほど歩くと、オキの耳(1977m)がある。関越道の沼田を過ぎると、二つの山頂が確認できる。






 「ハクサンイチゲ」
  オキの耳の岩場に咲いていた。純白の花がとてもきれい。





 「ハクサンイチゲ」
  この先の稜線にもたくさん咲いていた。ちょうど花盛りで見事です。






 「ナエバキスミレ」
  近くの苗場山に由来する黄色のスミレで、オオバキスミレの仲間。この花も盛りで、次々現れた。






 「ホソバヒナウスユキソウ」
  綿をまとったような薄雪草のなかで最も小さく、岩場にへばりつくように咲いていた。尾瀬の至仏山と谷川岳だけに生育している。






 「エチゴキジムシロ」
  花の後の株がキジの休み場所に見立てて名づけたキジムシロ。この変種とのこと。ナエバキスミレと同様に鮮黄色の花が稜線を飾っていた。






 「ミツバオウレン」






 「一ノ倉岳と茂倉岳」
  手前の右が一ノ倉岳(1974m)、奥が茂倉岳(1978m)。






 「ハクサンコザクラ」
  一ノ倉岳と茂倉岳の間に大きな残雪があり、雪解け跡地に咲き始めていた。夏にはニッコウキスゲなど高山植物が咲く一帯です。






 「茂倉岳避難小屋」
  茂倉岳から10分ほど下った避難小屋に泊まる。苗場山や万太郎山などの山々や、下には関越トンネルから越後湯沢方面が望めた。






 「雲海に谷川連峰が浮かぶ」
  日の出前に小屋から外に出ると、目の前に雲海が広がっていた。雲海に茂倉岳の山影が映っていた。






 「茂倉岳山頂からの眺め」
  5時過ぎに小屋を出て山頂に着くと、雲海が消え出して周りの山々が現れた。






 「ブロッケン(光輪)現象」
  武能岳に向かう稜線で、霧のスクリーンに自分の影を中心とした丸い虹が現れた。なんか、今日は運がいい予感がした。






 「ユキワリソウ」
  10センチに満たない小さなユキワリソウと、ハクサンイチゲの群れが次々と現れた。やはり、「ブロッケン」のおかげかも。






 「ユキワリソウ」
  同じサクラソウ科のハクサンコザクラに比べて、花色が薄くて繊細で小さく、派手さはないが、雪解けの稜線に爽やかな印象です。






 「ホソバヒナウスユキソウ」
  ゴツゴツした岩場でしか育たないと思っていたが、武能岳に向かう緩やかな稜線の砂礫地にまとまって咲いていた。






 「イワカガミ」
  この花も登山道にずうっと咲いていた。白い花の株も多かった。






 「チシマザサの稜線」
  武能岳を超えて蓬峠に向かう。右側が群馬県、左側が新潟県の県境。利根川につながる湯桧曽川の源流帯です。






 「ナエバキスミレ」






 「ヨツバシオガマ」






 「ダケカンバの新緑」
  蓬峠の手前から稜線を離れて湯桧曽川方面に下る。途中、雪渓や雪崩跡で登山道が分断される緊張感を、新緑や花がほぐしてくれた。






 「ムラサキヤシオ」






 「キクザキイチゲ」
  谷間の雪解け跡地に薄紫や白色の株が咲いていた。この株は八重の白花。






 「タニウツギ」
  今回の山行のフィナーレ。沢の音を聞きながらタニウツギを見るとホッとする。






 「タニウツギ」
  





 「稜線に咲くハクサンイチゲ」
  今回、谷川岳主峰から先の稜線歩きは初めて。避難小屋泊まりの山行は、体力的にきつく、下りの残雪の多さに緊張した。
  しかし一方、次々現れるハクサンイチゲやユキワリソウなどたくさんの花々や、利根川源流の山の雄大な眺めをしっかり目に焼きつけた。
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