日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

ちゃんこダイニング若に見る従業員考

2010-05-08 | 危機管理
ちゃんこダイニング若の破産申請
なんともあっけない結末を迎えてしまいました。
たかだか4億7千万円の負債で経営責任を放棄してしまったのは、無責任としか言いようがありません。

元々は若乃花の名前を利用して全国展開を図ろうとしたドリームアークという会社のようですが
この会社、若乃花の名前を借りたメリットとデメリットを持ち合わせたようです。

元々私自身経営者という立場もあるので
わかっていても経営者側に思考を偏らせる事が多いのが現実です。
従って、今回の様な破産劇を見ると
経営者の放漫経営と同時にそこに巣食う劣悪な従業員の思考に落胆させられてしまいます。

もっともいつも言うように大部分の人たちは良い人または問題の無い行動をとる人たちです。
問題なのは、高名を馳せたい悪辣弁護士の口車に乗せられる
無知または狂気染みた思考の従業員や元従業員たちです。

企業を潰したら補償金は一円も入って来ない。
こんな明白な事実があるにもかかわらず、企業を破産にまで追い込んでしまう。
まさに愚行としか言いようがありません。
そこまでして有名になりたい弁護士の片棒を担ぐ必要が無いのに
貰えもしない要求をして裁判で勝ってしまう…。
裁判で勝っても補償金を貰えなければ元の木阿弥です。
もっと冷静に考えれば良いのにと思ってしまいます。

経営は原価があるもの
経営は人件費があるもの
経営は納税があるもの
経営は配当があるもの
こんな当たり前を前提としない経営者と
経営者から吸い取ろうというだけの従業員

こんな会社にはしたくないものです。

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