日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

貧困ビジネス(保証人会社の悪行)

2007-01-07 | 危機管理
貧困ビジネスという職業があるといいます。
何気なくインターネットを検索していたら
貧困ビジネスのトラブルに関するニュースに遭遇しました。

以下は神戸新聞ニュースからの抜粋です。

 格差社会が強まる中、生活困窮者を相手にした「貧困ビジネス」のトラブルが相次いでいる。野宿者を施設に入所させて生活保護を受けさせ、保護費の大半をピンハネする民間団体。賃貸アパートの保証人になって家賃を立て替え、生活保護から厳しく取り立てる保証人会社。法律の抜け穴を突いた手口に、支援団体から危ぐする声が上がっている。(企画報道班)


 尼崎市内の国道沿いで野宿をしていた男性(60)は三年前、大阪府内の民間団体の職員に声をかけられた。体調を崩していた男性は、わらをもつかむ思いで団体運営の施設に入所。職員に指示されて生活保護を申請した。

 施設では、月約十二万円の保護費全額を団体に取られ、小遣いとして三万円が支給された。一日三食は施設から出るが、「夕食はラーメンやレトルトカレーばかりで、昼食代は百円が渡されるだけだった」と男性。

 この団体は行政とも連携、福祉事務所の窓口で相談者に紹介されることもあるという。

     ■

 昨年十一月から二カ月分の家賃を滞納した神戸市内の六十代男性は、保証人会社に立て替え払いをしてもらった。

 保証人会社は、利用者から保証料を受け取って賃貸契約の保証人となり、家賃を滞納した場合には会社が立て替える。

 男性の場合、立て替え返済の取り立てが厳しく、アパートを退居。別のアパートに移り、生活保護を受給しながら新生活を始めたが、保証人会社に突き止められ、振り込み用の通帳とキャッシュカードを渡してしまった。

 貸金業と違い、保証人会社の取り立てを規制する法律はなく、男性から相談を受けた司法書士が間に入ったが、状況は変わらなかった。最低限度の生活ができなくなった男性は、通帳の紛失届を金融機関に出して口座を廃止。取り立てから逃れるため、再びアパートを引き払い、身を隠した。

     ■

 神戸市内に支店を置き、県内約千五百軒の不動産会社やオーナーと提携する保証人会社の支店長は「一カ月間の新規契約は八百五十件に上るが、家賃滞納は全体の10-15%。未回収はそのうち数%にすぎない。粘り強く取り立ててはいるが、トラブルは少ないはず」と話す。

 一方、野宿者の支援団体「神戸の冬を守る会」は、「法的な規制がないため、利用者が生活保護費を受け取れないなど、悪質なトラブルが目立ち始めた。かかわることでさらに状況が悪化する


というのです。
先日、愛知県でホームレス殺人がありました。
犯行に及んだ中学生は、なぜホームレスを狙ったかについて
「確実にお金を盗れると思ったから」ということです。
貧困ビジネスは、暴力は振るいません。(振るっているかも・・・。)
しかし、恐らく死に追い詰めることは火を見るより明らかです。

格差社会がもたらしたもの
強い者、賢い者による無力な者イジメ
こんな風に思いたくはありませんよね。

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