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茶臼山高原の最強のパワースポット

2013年05月19日 | 計測

愛知県の最高峰茶臼山(1415m)はその9合目あたりが広い高原となって、
高い山のない愛知県民にとっては唯一の雲上の別天地となっている。
ただし山の北半分を有している長野県にとっては、その程度の山など掃いて捨てるほどあり、
霧ケ峰や美ケ原よりはるかに狭く、上高地よりも低いここなど観光スポットとはみなされず、
県民には「茶臼山高原?なにそれ、おいしいの?」とけんもほろろの態度で見向きもされない。

そこで長野県側の地元根羽村では一念発起して、
カエルのくせに「ワン」と鳴く地元産のネバダゴガエルを展示する「カエル館」を高原に開いて気を吐いている。
さらに、館長の努力などで茶臼山中に”気”をビリビリ発する岩が多数見つかり、
今や南信に分散するパワースポットの1つとして売り出そうとしている。

確かに、私自身その岩を触るとビリビリする(自分で気を出せるから、気特有のビリビリ感は経験済み)。
ただ、いやしくも研究者のはしくれ、そういう主観的体験だけでパワースポットと認定したくない。
客観的な計測による証拠がないと、私の知性は納得しない。

実はカエル館内の東寄りの隅に、方位磁石が異常反応を示すスポットがある(以下”スポット”)。
館長は、そこを館内の「パワースポット」と一応のアピールをしているが、
本心は、壁中に磁化された鉄板などが埋まっているに違いないと、いたって冷静。
あちこちで電磁界を測っている私にとっても、その仮説は一番妥当性が高いと思われる。
昨年、カエル館を訪れ、ガイガーカウンターとiPadの地磁気計ソフトで計測した私にそう語っていた。

”計測マン”を自認する私としては、この”スポット”の正体がずっと気になっていたので、
壁内の金属や電線を探知する金属探知器を購入し、満を持して一年後にカエル館を再訪した。
満を持してと豪語するのは、今回は、金属探知器のほかに、
iPadの地磁気計、専門の地磁気計、静電位計(ロケーター)、たくさんの方位磁石(磁界分布の空間的把握用)、
交流電磁界計(トリフィールドメーター)、電圧電流計(テスター)、そして液体検査用の酸化還元電位計とフル装備で訪れたからだ。

受付で一年ぶりの館長に来訪の目的を伝えると、館長は我が名を覚えていてくれていた。
それなら話が早い。さっそく問題の”スポット”に向かって計測を始める。

まず方位磁石を”スポット”から西側に直線上に並べると、1m以上離れた場所では、
その”スポット”は正しく東南東方向を示すのだが、近くでは南(S)、他の方角に置いても、そこに向かって強く南(S)を指す。
すなわち、”スポット”は強いN極の磁界をもっている。
そして金属探知器を壁面にかざしまわると、あにはからんや、反応無し(念のため外壁側からもかざしたが同じ)。
壁内に金属はなかった。
最も妥当だった仮説が否定された。

次にiPadの地磁気計測ソフト(Tesla Meter)で測ると、通常の電気のない空間では40μT台なのだが、
この付近だけ、ぐっと低くなり、9.6μTにまで下がった(上写真とはやや異なる位置)。
”スポット”の近くに置いてある茶臼山の(パワーがあるという)石の影響かと思い、
どけてもらったら20台にまで上がったが、まだ周囲から低すぎる。
ちなみに館内の他の場所では、いずこも通常の値。

トリフィールドメーターでは電界も磁界も当然ながら無反応。
すなわち、交流電気による電磁界は存在しない。
(※電気の世界では「電場」「磁場」より「電界」「磁界」が一般的なので、ここでもその表
現を用いることにする。個人的には「場の理論」が好きなのだが)。

静電位計をかざす。
そもそもこの計器は普通の空気中では誤差範囲内ともいえる0.1kv程度の反応しか示さない。
ところが、”スポット”の前に置くと-2.8kvを示した。
館内の他の場所(陳列してあるパワーがあるという各地の石群を含む)ではいずれも0kvと無反応。

以上の計測の結果、館内のこの”スポット”は明らかに静電位・地磁気に異常を示した。
静電位が示した負の値は、マイナスイオン(陰イオン)を出す電気製品と同じだった。
一方、陳列してあるパワーがあるという各地の石群は、計測上異常を示さなかった
(その中で茶臼山産の石だけ、手をかざすと軽い温感とビリビリ感があった)。

ということは、客観的な計測の結果では、カエル館内の東隅の”スポット”こそ、
やはり最強の”パワースポット”ということになりそうだ。
ただ、電位が高く磁気が少ないという現象は私にとっては却って謎が深まった。
ここには何がある。でもそれが何か解らない。
ガイガーカウンターは昨年計測済み(もちろん平常値)。
あと、わが武器で使用していないのは、
心霊スポット用の「バケタン(お化け探知器)」だけとなった…。

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