今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

紫外線恐怖症

2008年06月05日 | お天気
テレビの天気予報で気象予報士が「曇の日でも紫外線を浴びています!」という脅しが効きすぎているらしく、
有害紫外線強度(UVindex)が2程度の曇天下でも、日傘をさしているご婦人をみかける。
ちなみにこの値は冬至の頃の一番弱い日差しと同じ(真冬に日傘さしている人はいない)。
それに、オゾン層は日本上空が一番厚い。

確かに紫外線は強く大量に浴びるとよくないが、温泉の”放射能”泉と同じく微量だと体にいい影響を与える。
具体的には、皮膚の殺菌効果とビタミンD合成効果だ。
特に後者は、骨の形成に関与し、不足すると骨粗鬆症になる。
曇天日傘のご婦人たちは、紫外線を過度におそれるあまり、骨粗鬆症になる危険性を高めているのだ。
また紫外線ではないが、日射そのもの(可視光)も、脳に良い影響、たとえば体内リズムの維持や気分障害に効果がある。
陸上の生物は、日光に適応するように進化してきたんだから。

夏の直射日光は避けた方がいいが、曇天時の買い物程度の外出こそ、健康的な日光浴といえる。
とにかく重要なのは、今現在の紫外線量がどの程度なのか、健康にいい程度なのか悪い程強いのか、きちんとした情報を得ることだ。
少なくとも名古屋と東京の人は、わが私設気象台の値を見てもらえばいい。
あるいは3000円程度で買えるポケットサイズの紫外線測定器を持ってもいい。

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