予約してあった図書館に行って 予約してあった感触的昭和文壇史 野口富士男著を取ってきたんだが 週刊誌の書評で見たのは文庫 実際に借り出して来たのはハードカヴァーである。ん?と思ったが取ってきて見たら 古い文体であーこりゃきついな・・と。奥付みたら初版昭和61年w で あたしが見たのは文庫化された方だったみたいで う~むなのである。ついでに グリニッチ・ヴィレッジにフォークが響いていたころ デイヴ・ヴァン・ロンク著とロッククロニクル 1952-2002 現代史の中のロックンロール 広田寛治著を借りてきた。ロック・クロニクルの方は 正統派というか洋楽のロックンロールというかロックの歴史を時代背景をからめて書いた代物で 先に紹介した70年代シティ・ポップ・クロニクルが日本のポップシーンを描いたものに対して こちらは洋楽のロックについて書かれたものである。4割ぐらい読んだが 1952年てあたしが生まれるずっと前なんで歴史の教科書みたいなもんである。奴隷解放から150年 公民権運動から50年 アメリカって自由と平等の国・・ってイメージだが ほんの70年ほど前までは差別ばんばんだったわけである。その昔 初めてイージーライダーを見たときに ワイアットはショットガンで射殺される。当時のアメリカ国内の差別の状況なんか知らなかったから は??という感じだったが。このロック・クロニクルを読むと当時の背景が見えて来る。もっとも映画自体は1969年だが・・・複雑なアメリカの状況をロックという視点から見ることができるので 面白い。あーただねぇ ロック小僧のあたしとしてはだ 図書館から借りてきた本だが あちこちにピンクのマーカーで線引きがある。公共の財産を破損するなというのは当然だが ロック=反体制のあたしから見ると何クソみたいなことすんだよ?って腹立たしいのである。
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