悪夢二題(ニ番目の夢)

2016年12月28日 10時36分57秒 | その他のかけら


◎二番目の夢

#:テレビ局
  大阪の放送作家が自分が若い頃の武勇伝を話し出す。

#:警察署(武勇伝の映像化)
  先輩の放送作家と二人、
  ジープ細い金属製のシャッターを突き破り、
  警察の駐車場に乗り込む。
  奥から警察官たちがやってくる。
  彼らの手にはダイナマイトのようなオモチャが点滅している。
  「警察は怖いでー。爆弾みたいなものを持ってたら、
  確認もせんと撃ってくる」
  二人は壁沿いに拳銃の火線を避けて逃げ、裏口から外に出る。

#:路上(武勇伝の映像化)
  大量の警察官がやってくる。
  自分たちを捕まえに来たのかと思ったら、通り過ぎていく。

#:店舗前(武勇伝の映像化)
  警察署の隣の店舗の前が騒ぎになっている。
  中にたてこもり犯がいる模様。
  テレビの中継が来ている。
  二人はそのスタッフのフリをして逃げ出す。

#:路上(武勇伝の映像化)
  早足でしばらく歩いたところで二人のうち一人が言う。
  「ヤマナ君、この後、時間ある?」
  いつの間か、僕も過去の武勇伝の中に含まれていた。
  この後に打ち合わせがある旨を伝えるが、
  「ちょっとだけウチによらへん」

#:放送作家の家
  顔中にホイップクリームを塗った老人がベッドにいる。
  甲高い声で意味不明なことを喋っている。
  花柄のスーツを着た放送作家が添い寝し、やさしくあやす。
  僕はその様子をベッドにぴったりと寄せられたソファに座って見ている。

  こっそり帰ろうと部屋の外に出ると、
  短い廊下があって、すぐ下足場だ。

  「一間(ひとま)だけなんですか?」
  驚いて思わず聞いてしまう。
  「うん、そうだよ」