拙速な保育園の建設!

ここ近年、大津市では待機児童ゼロを目指し、過去に例のない勢いで保育園を建設しています。

そんな中、今年度、私の家の近所に建設する計画が持ち上がり地元住民からは反対の声が上がっています。

反対の意見はそれぞれだと思いますが、昨日行われた地元説明会に参加した私の受けた実感としては保育園の建設に反対なのではなくて、なぜあの場所にということです。
場所は住宅街の中に位置をし、坂本の北の方の住民が坂本小学校や京阪坂本駅に向かう時に向かう通勤・通学路となっており、朝夕は非常に多くの方がこの建設予定地の前の道を利用しています。

昨日の説明会で事業者の方がおっしゃった言葉で非常に印象に残ったのが、「普通であれば再来年の4月の開設のスケジュール」ということです。
当事業者は三重県などの複数の自治体で既に保育園を運営されていますが、これだけの短いスケジュールで建設を進めるのは初めてとのことでありました。

以前から大津市における保育園・幼稚園問題については、待機児童ゼロを急ぐあまりに拙速に物事を進めようとするきらいがあることを感じてきたところであり、議会でも様々な視点から忠告をしてきましたが、私の感じてきたことは事業者も同じように感じていることが分かった次第です。

現在、保育幼稚園課に審査会の議事録の提示を求めているところであり、審査会での審査の状況や大津市が坂本~雄琴間での保育園の開設の公募を行った経緯は詳しく調査できていませんが、来年4月の開園を急ぐあまりに丁寧な調査・審査等ができていないのではないかと感じています。
具体的には、以下の数点について現時点では大きな疑問を感じています。

1、既存園の現況や意向について
現在、坂本には既に二つの保育園が存在しています。
うち一つの園は保育士が不足していることなどが要因で園児が減少しており、保育士不足等が解消できれば園児のさらなる受け入れが可能です。
もう一つの園は建物が比較的余裕を持った大きな作りとなっており、少し改装をすればすぐにでも定員を増やすことができます。また、数年前には坂本地域での新たな園を開設する計画を企画し、実際に大津市に申請を行ったが他の園との兼ね合いで断念した経緯もあります。
そういった坂本地域における既存園の現況や意向等はどのように調査をされた上で公募にいたったのか疑問です。
既存の二つの園に対応をお願いすれば、公募して新たな園を開設するよりも少ないコストでさらなる園児の受け入れが可能だったのではないかと考えられます。

2、日吉台地域の意向について
日吉台地域では少子化の影響で日吉台幼稚園の存続が大きな問題となっており、大津市に対しては幼稚園の存続あるいは保育園や認定こども園の開設といった要望等がなされています。
当該保育園の建設予定地は坂本でも北の方に位置をし、日吉台に近い地域です。
坂本~雄琴の間で公募をするのであれば、日吉台地域からの要望を踏まえて、例えば、坂本~雄琴間で特に日吉台地域での開設を求めるといった文言で公募を行うなどのやり方もあったかと思いますが、日吉台地域からの要望等をどのように踏まえているのか疑問です。

3、通学路への影響について
当該保育園は道幅が6mほど道路に位置をしており、当該道路は従来からPTAや各自治会などでも通学路の安全対策の必要性が指摘されてきている場所で、私も自治会長時代に自治連合会を通じて安全対策の要望を行ったこともあります。
通学路への安全対策を最優先に考えれば建設予定地の山側には広い都市計画道路があり、そちらに進入路を作るべきであります。その実現には山側の土地も取得する必要がありますが、審査会でこういったことをしっかりと議論がなされたのか疑問です。


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