低山徘徊と自転車散歩

山も自転車も一人で行動しています。その時の、写真と短文による、記録です。

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金山城シリーズ:城跡主要部 ≪西城~物見台~月ノ池≫ その3 西矢倉台下堀切・西矢倉台通路・西矢倉台

2017年06月17日 | 金山城

 「桟道」は「西矢倉台西堀切」から「西矢倉台下堀切」までつながっている。
その先は斜面を少し登り、
「西矢倉台通路」と「西矢倉台」にでる。


 「西矢倉台西堀切」と「西矢倉台下堀切」は、堀切内を「桟道」まで降りて往復すること、 「西矢倉台」は、石製標識柱の付近から「西矢倉台下堀切」・「園路側の崖」・「桟道側の通路」を見下ろすことをお勧めします。

 堀切・桟道・矢倉台が、防御施設として、セットで機能を高めていることが理解できます。 


≪西矢倉台下堀切≫ 

「西矢倉台下堀切」の説明板

全文
 西矢倉台下堀切は、西矢倉台の西下に造られた防御施設で、西城から実城(本丸)へ向かう間の二番目の「堀切」となります。

 この堀切は、大堀切、物見台下堀切と比べて規模は小さく、堀切は実城に近づくにつれ幅が広く、深く造られています。
 断面の形状は、上部が逆「ハ」の字であるのに対して、下部は逆「Π」の字に掘られ、簡単に攻め登れないように工夫されています。

 また、この堀切は西矢倉台西堀切のように通路として使われた跡はありません。
 堀切の北端を横断する通路は、埋まってしまった堀切の上を整備した園路で、当時の通路ではありません。
 堀切は北までずっと続いており、今みなさんが立っている足元の(*園路の)約1.5m下が堀底となっています。

写真の説明文:
 堀切内には崩落した石や土砂が厚く積もっていました。(園路から見た堀切/調査時)
 当時の堀切断面。堀の深さ=東側(*本丸側)7.4m、西側3.4m、堀底幅=1.8m。


「西矢倉台下堀切」の石製標識柱
 「西矢倉臺西塹壕」と刻字されています。ここと「西矢倉台西堀切」の石製標識柱には、同名の「西矢倉臺西塹壕」が刻字されています。

 石製標識柱は、史跡指定された昭和9年に設置されたのもので、その当時、2つの塹壕(堀切)は同じ名前だったようです。


「西矢倉台下堀切」(園路から桟道側を撮影)
 堀底は当時より1.5m浅くなっています。


「西矢倉台下堀切」(堀切の中間から桟道側を撮影) 
 桟道を右に降ると西矢倉台西堀切にいたります。


「西矢倉台下堀切」(堀切の中間から園路側を撮影) 
 右の崖上が矢倉台跡です。堀切の先は説明板です。


≪西矢倉台通路≫

「西矢倉台通路」の説明板

全文
 西矢倉台通路の発掘調査では、新旧2時期の通路が確認されました。
 この2つの通路は、外側(谷側)が旧時期、内側(山側)が新時期であると考えられます(通路図参照)。

 2つの通路の間には、岩盤を加工した柱穴が並ぶように12個見つかっています(写真1)。
 また、この柱穴列は新時期の通路面の下からも確認されています(写真2)。
 柱穴列の性格については、「通路脇の柵」あるいは新時期通路を安定させるための「土木工事」に伴う物と考えられます。

 一般的に、通路を造り直す時は外側(谷側)に造り直すのですが、西矢倉台通路では、石垣の外側は急な斜面になってしまうため、より安定する内側(山側)に通路を造り直し、石垣も積み直しています(断面図参照)。

写真1:並ぶように見つかった柱穴。
写真2:新時期通路面の下から見つかった岩盤を加工した柱穴。

 旧時期の石垣は、石階段から東側では一番上のみの標示を、石階段から西側では崩れた状態を整備しています。


説明板の通路図
 現在地」に説明板が設置されています。


通路の西端
 ベンチ左の石敷通路が復元園路(新時期通路)。
 


通路の西端より南側の太田市を望む
 説明板の前方(南側)が旧時期通路(説明板の通路図参照)。
 説明板の右前方は、西矢倉台下堀切へ降る石階段。
 説明板の左前方は、旧時期通路の石垣。


石階段と旧時期通路の石垣
 立入禁止のロープをまたいで入りました。


「桟道」と「西矢倉台通路」をつなぐ丸太階段
 
石階段の先は丸太の階段でその先は桟道です。


 復元園路(新時期通路)は左に湾曲した石敷通路で、その先の物見台下虎口(石積み門)まで続いています。


≪西矢倉台≫
 石製標識柱「西矢倉臺阯」の裏が「西矢倉台下堀切」で、危険標示の奥は園路側の崖です。


園路から見上げた「西矢倉台」下の崖(立入禁止)


「西矢倉台」のツツジ
 金山では、親水公園についでツツジの多い場所です。


以上

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