低山徘徊と自転車散歩

山も自転車も一人で行動しています。その時の、写真と短文による、記録です。

金山城シリーズ:城跡主要部 ≪西城~物見台~月ノ池≫ その4 馬場下通路 前編(物見台下 堀切・土橋・虎口)

2017年06月19日 | 金山城

物見台下堀切 


  馬場下通路は、攻める兵守る兵の気持ちになって歩くと、城郭の中でも特に、攻め難く守り易い要害であることに気がつきます。 

 堀切堀切にかけた橋そして橋の出口の虎口が、一体となることで、防御性能を高めています。

 橋を迂回できない堀切、狭い橋、高い石垣の虎口、橋の前後の鈎形通路等は、素早い兵の移動を困難にして、また、ほぼ直線の通路を、巧みに隠して、見通せなくしています。

 馬場下通路は前編と後編に分けて投稿します。


≪馬場下通路≫

 馬場下通路は、物見台下堀切を渡る土橋から、竪堀を渡る木橋を通り、礎石建物阯の先で石階段を上り、大手口馬場阯物見台から馬場曲輪に通じている通路に合流します。

 石階段を上らずに直進すると、掘立建物阯の先で、行き止まりです。 

馬場下通路図


「馬場下通路」の案内板

全文
 物見台下土橋から竪堀(たてぼり)までの間には石敷きの通路が発見されました。
 この通路は防御上、土橋から見通せないように曲がった通路となっています。
 通路は、竪堀にかかる木橋方向と、掘底へ下りる階段へ分岐しています。

 石敷き通路の南側には、谷側からの敵に備えて通路を隠すと共に、敵を威圧するための土塁石垣が通路に沿って約22m設けられていました。
 なお、土塁石垣の中央部は、石垣の崩れた状態で整備しています。

写真説明文:
 馬場下通路、土塁石垣調査時(西より)


「馬場下通路」につながる「西矢倉台通路」
 
石敷きの通路が「西矢倉台通路」、その先の石垣は「物見台下虎口」です。
 左から合流する路は西矢倉台の園路です。


「物見台下堀切」

北側
 
岩盤を削って造った、深い堀切です。
 右(本丸側)の崖上は物見台です。


南側
 
土を掘った、浅い堀切です。
 本丸側は「物見台下虎口」の檀状石垣で防御されています。
 


「物見台下土橋」
 
土橋の下は「物見台下堀切」です。
 
土橋の先は「西矢倉台通路」です。
 土橋の手前は「物見台下虎口」の石垣です。
 土橋の先で、通路は直線から急に鈎形になっています。
 


「物見台下土橋」と「物見台下虎口」
 
虎口の石垣の上には櫓が建てられ守兵が詰めていたと想像されます。
 土橋の前後で、通路を鈎形にして、素早い兵の移動を困難にしています。
 
虎口の石垣が、通路の見通しを難くしています。 


「物見台下虎口」の石垣
 
通路の先は竪堀を渡る木橋です。
 岩盤がせりだし、通路を湾曲させています。


「物見台下虎口」の内側
 
虎口の内側でも通路は鈎形になっています。


 「物見台下土橋」と「物見台下虎口」
 
物見台から俯瞰しました。
 通路は巧みに曲げられています。
 虎口左側の石垣は、右側の石垣より奥行きが深く、また、前後の角が丸く面取りされています。理由はわかりません。


以上

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2 コメント

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梅雨 (5月23日に出会った2人組 (金山好き))
2017-06-21 09:16:54
頻繁に色々な情報をアップしてますね。凄いなぁ〜。今朝は早起きしたので、金山辺りへ行けたらなと思っていたら、起きたら雨でした。梅雨ですものねぇ。
綺麗な写真と分かりやすい解説を愉しみに時折ブログを覗いています。
「金山好き」さん (低山徘徊と自転車散歩)
2017-06-21 10:26:41
コメントありがとうございます。励みになります。先ほど「馬場下通路」の後編を投稿しました。投稿にあたっては手持ちの写真では満足できずに2度も撮り直しに登りました。景色としての写真と城跡を説明すの写真では狙いが異なります。写真も文書も未熟で拙いものですが、これの向上がブログを始めた理由の一つです。日々向上するよう頑張っています。

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