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歴史論 「時の試練」島田清次郎・夏目漱石・ゴッホ・鶴の恩返し・ジャックと豆の木

2017-05-14 08:28:34 | Weblog
Change is the rule of nature

誰かの著作で読んだ。大正8年、当時の人が誰もが知ることになる大作「地上」が世に出た、島田清次郎の著作である。漫画「栄光なき天才たち」で知っていた。とてもインパクトのある作家である。たぶん今、島田清次郎を知っている人はほとんどいないだろう。いるとしたら、私と同じ名作「栄光なき天才たち」を通じての人がほとんどだろう。シマキヨはいわゆるIndisputable genius(誰もが認める天才)であり、本人もそれを自認していた。同時代の夏目漱石の才能は疑問視され、誰もが見向きもしなかった。

夏目漱石は徐々にではあるが当時の人々にも注目されはじめてはいた。しかし、ゴッホなどは生涯売れた絵が一枚ほどだとか。

時の試練を越えて必ず輝き出すものは輝き、消えていくものは消えていく。建築材料も寝かした木でないと歪むという。100年まえの天才、石川啄木も島田清次郎と似ている。傲慢になり、男女関係もだらしなくなった。謙虚になり、愛してくれた女性は大切にしないといけない。

また、時のふるいは思わぬ方向へも行くらしい、「ガリバー旅行記」本来は政治風刺作品であったが、現在は子ども向けの物語として不動の地位を確立している。私が「異形の廃墟」たちに惹かれるのも時の試練を受けているからかもしれない。ところで「鶴の恩返し」は童話として有名だが、これも童話ではない、「フォークロワー」である。むかしはコウノトリのこともツルと併せて呼んでいた。そのコウノトリは、カタカタカタカタとクチバシで音を出す習性がある。この音を夜に聞いた人々はツルが機織りをしているようだ、というイマジネーションを働かせていた。やがてそれを物語にして話す人が現れていく、その物語はいろんなバージョンアップを繰り返しながら成長していく。

あの有名なイギリス童話「ジャックと豆の木」は19世紀の童話だと思っている人もいるが、実はその起源は約5000年以上前までさかのぼることができたという。これは聖書や、それより以前のギリシア神話よりもはるかに昔であることになる。

Jack and the Beanstalk' all had their origins before the emergence of modern European languages.



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