「神降地といって 神が降りる場所で女人禁止だった」
「観光客が入るようになってから上高地になった」とタクシーの運転手の話
30分間隔の路線バスは沢渡を出発したばかりだった それでタクシーで上高地へ向かった
ちょうどきた二人連れと同乗した 相乗りだとバス代よりやすくなる
運転手の説明は続く 大正時代の焼岳の噴火で梓川がせき止められて一日でできた大正池
もう少し早い時間だったら池に穂高連峰がくっきり映っていた
など詳しく説明したり 見晴らしの良い場所は停車したりしてくれた
大正池で降りて河童橋まで散策 帰りは河童橋からバス乗ればよい
地図では1時間位のウオーキング周遊時間だったが4時間滞在した
下調べもしないで自分の都合の良い日というだけで来た上高地
前日も曇っていたが この日は天気が良い緑も映え
ここの草や樹木は全部がストレスなく育っている
穂高連峰に雪も残っている 観光客も然程多くはない
良い時期に来ることができた ツキが宿っているのだ
大正池 田代池 田代橋と歩いて帝国ホテルへ
コーヒーでもと思ったがちょうどランチタイム
コーヒーを注文して道の駅で買ったみそパンを食べる
このホテルでリュックから出して食べるほどの勇気は持ち合わせていない
ショップ見学だけした 田代橋を渡りウエストン碑の前を通って川沿いを歩く
上高地アルペンホテルの前にランチの看板 平日価格の案内
カレー500円コーヒー100円飲み放題 非常食用のリュックのみそパンは本来の目的に戻した
ホテルで食事を済ませ外に出ると ランチの看板をはずしている 私のために用意してくれたようだった
河童橋の近くの店を見ても安価なランチはなかったので どこまでも運が良かった
河童橋付近は観光客が多い 濃い口紅厚化粧 派手な色彩 斜に構えて足を組み
カメラ目線でポーズを取る台湾か中国人グループの観光客が多い
アメリア系は団体ではない 大きなリュックに赤ん坊を抱いたりしている
向こう側から カメラクルーを連れた二人がやってきた
片方は案内人で 片方の女性は誰だったのか顔を見てもわからなかった
バス乗り場まで来ると 沢渡行きバスは目の前で出発した
タクシー相乗りの人を探し声をかけると皆往復乗車券を持っている
次の発車時刻まで相乗りをまった また運よく若いカップルが同意した
運転手は 軽く説明しながら走った 焼岳の噴煙が少し見えた
また噴火したら今度は平成池ができるというと運転手に「うまい事を言う」と言われた
一般車両通行止め区間のトンネルは昨年開通したばかりで 広くなっている
タクシー料金は4人で乗ればバスより安いが バスには往復割引がある
それでも往復相乗り利用はバスより安い しかし片道だと割高だと帰ってから知った
沢渡の駐車場まで戻った 同乗の二人は横浜ナンバーのスポーツカーに乗り換え帰って行った
私は Nボックスに乗った 山形村の山法師へ電話したが夜はやっていないと言われた
そのまま上島醤油に向かった 奥さんは相変わらずさっぱりして好感が持てる
持参した空瓶代を差し引いてくれた ガラス瓶の醤油を積んで 松本インターへ向かった
きのうに続く
メモ 2017年6月19日
沢渡(さわんど)駐車料金600円
沢渡~上高地バス(30分)片道1250円 往復2050円
タクシー料金 沢渡~大正池3500円 沢渡~上高地4200円
絶対に見るだけです
ここを出発して穂高や槍ヶ岳に行くのが目標ですがいつのことやら(笑)
山に登るようになってから東日本に住む人がとても羨ましく感じます
特に山水さんみたいに富士山近いのも羨ましい限りです
帝国ホテルの洗練されたスタッフは感じが良く山の中を忘れさせます
あれだけの風景の中贅沢なひと時が過ごせることでしょう
良い旅になりましたね。
私の若かったころの帝国ホテルは登山スタイルでは
拒否されましたが、今では大分オープンになったようですね。
このご時世、そんなことを言っていたら生き残れませんね。