こんな政党に国民の生活を預けていたのか?
”麻生降ろし”というコップの中の嵐が、揺れが激しくて、コップが割れるか、中の水が飛び出すかという状況になってきた。
わたしなどのように外から眺めているだけの人間には、麻生降ろしの細かな事情までは分からないが、ことはわたしたちの生活にもかかわることである。
この機会に、しっかりと自民党という政党の現実の姿を見極めることは無意味ではないだろう。
実は”麻生降ろし”は国民の間ではずっと前から始まっていた。
内閣支持率という名前で。
西松献金問題で一時回復傾向を見せたこともあったが、麻生内閣支持率は一貫して低落を続けてきた。
これは明確な国民の意思表示であったが、自民党は多寡をくくっていた。
国民世論など、何時でもちょっとしたことで簡単に変えることが出来る。
それは西松事件で経験済みである。
それが自民党の胸の内であった。
「二匹目のドジョウ」は鳩山由紀夫の個人献金疑惑であったが、マスコミを動員してのネガティブ・キャンペーンもどうやらメダカ一匹で終わりそうである。
この問題が起こってからも静岡県知事選、そして都議選の惨敗と続き、鳩山問題が内閣支持率回復のテコにはならないことが明らかになった。
ポジティブ・キャンペーンの積もりであった、そのまんま東・橋下徹の担ぎ出しは一転自民党に対するネガティブ・キャンペーンになってしまった。
しかしなんと言っても自民党議員の尻に火をつけたのは都議選敗北であったろう。
この選挙の結果を見て、初めて彼等は自分の置かれた状況に気がついたのである。
いきなり恐怖が彼等を襲った。
「落選」という名の恐怖が。
与謝野・石破氏も署名、両院議員総会開催へ必要数確保 (asahi.com 7/16)
与謝野財務相と石破農水相は15日、首相と官邸で会談。首相の予告通り週明けに衆院解散に踏み切れば、自民、公明両党の情勢は極めて厳しいとの認識を伝えた。
ついに「落選の恐怖」が与謝野までを捉えた。
選挙の弱さでは定評のある与謝野である。
これまでに3回落選を経験している。
今度落選したら政治生命は終わりである。
与謝野の裏切りでとどめを刺されたのは麻生ではない。
まさに自民党そのもののとどめを刺したことになった。
麻生内閣で唯一良識と能力の持ち主と多くの人に錯覚を与えていた与謝野もついに馬脚を現した。
政党としてのまとまりもなければ、人材のストックもない。
完全人材枯渇。
次期総理総裁の候補者もいない、不毛な党内闘争。
誰の入れ知恵か、知恵のない奴の進言など真に受けるから麻生は自分で自分をアリ地獄に追いやることになる。
前回わたしは自民党の解散を要求する!・政権を私物化する麻生と自民党という標題で投稿を行ったが、こちらから要求するまでもなかったようだ。
勝手に分解の道を歩み始めている。
ところで、自民党は未だにマニフェストというものをまとめられないでいるようだ。
”みのもんた”がテレビで「マニフェストを早く比較したい」と言うようなことを繰り返し言っている。
”みのもんた”はマニフェストをみて投票をするのか?
マニフェストがそれ程のものか?
どこかのどなたかが急に唱えだしたマニフェスト選挙が、いつの間にやら言葉だけは広まっている。
しかし、広まったのは言葉の意味の半分だけに過ぎない。
これまで使われていた「選挙公約」という言葉と「マニフェスト」とは、どこが違うのか?
せいぜいマニフェストの方が多少詳しく書いてあるという程度がわたしたちの理解であろう。
公約違反大したことない 30兆円枠突破などで首相 2003/01/23 09:38 【共同通信】
衆院予算委員会は23日、小泉純一郎首相と全閣僚が出席し、2002年度補正予算案の基本的質疑を行った。 首相は補正予算案編成に伴う新規国債30兆円枠突破などについて「首相としては、もっと大きなことを考えなければならない。大きな問題を処理するにはこの程度の約束を守れなかったのは大したことではない」と述べた。
こういう政治風土なのである。
こんな中で「マニフェスト」がどれだけの意味を持つのか?
マニフェストは検証が厳格に為されて初めて意味を持つ。
検証を伴わないマニフェストはただの作文に過ぎなかろう。
小泉の例でも分かるように、政党に対する規範としての力を持たないマニフェストなど何の役に立つか!
ろくな検証も行われないマニフェストが何の役に立つか!
事後検証を伴わないマニフェストは、単なる政党の宣伝パンフレットに過ぎまい。
バラ色?のパンフレットではないか!
確かに自民党のマニフェストには細かな政策も網羅されていた。
120の約束
しかし、自民党はその検証を行ったのか?
民間団体、政策論争促す…政権公約を検証・評価 (YOMIURI ONLINE 7/4)
次期衆院選に向け、民間団体で、自民、民主両党に政策論争の活性化を促す動きが広がっている。
「政権選択」が最大の焦点となるだけに、両党の政権公約(マニフェスト)の内容を充実させ、政策主体の選挙戦にさせるのが狙いだ。
国の政策評価などを行っている非営利法人の「言論NPO」は1日から両党幹部らを招き、政策別に5回の公開討論会を始めた。
(中略)
◆次期衆院選に向けた民間団体の主な動き◆
(団体名=主な予定)
◆21世紀臨調=〈1〉政権の実績検証大会〈2〉自民党、民主党の政権公約検証大会〈3〉自民党総裁と民主党代表による討論会〈4〉政策分野別討論会
◆PHP総合研究所=政権公約の評価
◆言論NPO=政権公約の実績検証・評価。自民党、民主党の政策別討論会
◆日本青年会議所=政権公約の実績検証。300小選挙区ごとに候補者による公開討論会
(注)21世紀臨調の大会には、PHP総合研究所など上記3団体のほか、経済同友会、連合、構想日本、全国知事会、日本総合研究所、チーム・ポリシーウォッチが参加予定。
確かにこれまでも、”21世紀臨調”、”言論NPO”などのいくつかの民間組織と新聞等が検証を行ってはいる。
しかし、客観性や正確性にどこまで信頼が置けるか、はなはだ疑問である。
しかも有権者のどれだけがそんなものに目をとめているか?
「政党はマニフェストに拘束される」という共通の認識が有権者になければ、そして厳格な事後検証がなければ、マニフェストは本来期待される機能を発揮することはできない。
マニフェストが実行できなかった政党には、次回選挙で投票しない、という有権者のコンセンサスが出来ていなければ、マニフェストなど無意味であろう。
大体、こんな状態の自民党が出すマニフェストなど、信用できるか!
裁判員制度廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
”麻生降ろし”というコップの中の嵐が、揺れが激しくて、コップが割れるか、中の水が飛び出すかという状況になってきた。
わたしなどのように外から眺めているだけの人間には、麻生降ろしの細かな事情までは分からないが、ことはわたしたちの生活にもかかわることである。
この機会に、しっかりと自民党という政党の現実の姿を見極めることは無意味ではないだろう。
実は”麻生降ろし”は国民の間ではずっと前から始まっていた。
内閣支持率という名前で。
西松献金問題で一時回復傾向を見せたこともあったが、麻生内閣支持率は一貫して低落を続けてきた。
これは明確な国民の意思表示であったが、自民党は多寡をくくっていた。
国民世論など、何時でもちょっとしたことで簡単に変えることが出来る。
それは西松事件で経験済みである。
それが自民党の胸の内であった。
「二匹目のドジョウ」は鳩山由紀夫の個人献金疑惑であったが、マスコミを動員してのネガティブ・キャンペーンもどうやらメダカ一匹で終わりそうである。
この問題が起こってからも静岡県知事選、そして都議選の惨敗と続き、鳩山問題が内閣支持率回復のテコにはならないことが明らかになった。
ポジティブ・キャンペーンの積もりであった、そのまんま東・橋下徹の担ぎ出しは一転自民党に対するネガティブ・キャンペーンになってしまった。
しかしなんと言っても自民党議員の尻に火をつけたのは都議選敗北であったろう。
この選挙の結果を見て、初めて彼等は自分の置かれた状況に気がついたのである。
いきなり恐怖が彼等を襲った。
「落選」という名の恐怖が。
与謝野・石破氏も署名、両院議員総会開催へ必要数確保 (asahi.com 7/16)
与謝野財務相と石破農水相は15日、首相と官邸で会談。首相の予告通り週明けに衆院解散に踏み切れば、自民、公明両党の情勢は極めて厳しいとの認識を伝えた。
ついに「落選の恐怖」が与謝野までを捉えた。
選挙の弱さでは定評のある与謝野である。
これまでに3回落選を経験している。
今度落選したら政治生命は終わりである。
与謝野の裏切りでとどめを刺されたのは麻生ではない。
まさに自民党そのもののとどめを刺したことになった。
麻生内閣で唯一良識と能力の持ち主と多くの人に錯覚を与えていた与謝野もついに馬脚を現した。
政党としてのまとまりもなければ、人材のストックもない。
完全人材枯渇。
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誰の入れ知恵か、知恵のない奴の進言など真に受けるから麻生は自分で自分をアリ地獄に追いやることになる。
前回わたしは自民党の解散を要求する!・政権を私物化する麻生と自民党という標題で投稿を行ったが、こちらから要求するまでもなかったようだ。
勝手に分解の道を歩み始めている。
ところで、自民党は未だにマニフェストというものをまとめられないでいるようだ。
”みのもんた”がテレビで「マニフェストを早く比較したい」と言うようなことを繰り返し言っている。
”みのもんた”はマニフェストをみて投票をするのか?
マニフェストがそれ程のものか?
どこかのどなたかが急に唱えだしたマニフェスト選挙が、いつの間にやら言葉だけは広まっている。
しかし、広まったのは言葉の意味の半分だけに過ぎない。
これまで使われていた「選挙公約」という言葉と「マニフェスト」とは、どこが違うのか?
せいぜいマニフェストの方が多少詳しく書いてあるという程度がわたしたちの理解であろう。
公約違反大したことない 30兆円枠突破などで首相 2003/01/23 09:38 【共同通信】
衆院予算委員会は23日、小泉純一郎首相と全閣僚が出席し、2002年度補正予算案の基本的質疑を行った。 首相は補正予算案編成に伴う新規国債30兆円枠突破などについて「首相としては、もっと大きなことを考えなければならない。大きな問題を処理するにはこの程度の約束を守れなかったのは大したことではない」と述べた。
こういう政治風土なのである。
こんな中で「マニフェスト」がどれだけの意味を持つのか?
マニフェストは検証が厳格に為されて初めて意味を持つ。
検証を伴わないマニフェストはただの作文に過ぎなかろう。
小泉の例でも分かるように、政党に対する規範としての力を持たないマニフェストなど何の役に立つか!
ろくな検証も行われないマニフェストが何の役に立つか!
事後検証を伴わないマニフェストは、単なる政党の宣伝パンフレットに過ぎまい。
バラ色?のパンフレットではないか!
確かに自民党のマニフェストには細かな政策も網羅されていた。
120の約束
しかし、自民党はその検証を行ったのか?
民間団体、政策論争促す…政権公約を検証・評価 (YOMIURI ONLINE 7/4)
次期衆院選に向け、民間団体で、自民、民主両党に政策論争の活性化を促す動きが広がっている。
「政権選択」が最大の焦点となるだけに、両党の政権公約(マニフェスト)の内容を充実させ、政策主体の選挙戦にさせるのが狙いだ。
国の政策評価などを行っている非営利法人の「言論NPO」は1日から両党幹部らを招き、政策別に5回の公開討論会を始めた。
(中略)
◆次期衆院選に向けた民間団体の主な動き◆
(団体名=主な予定)
◆21世紀臨調=〈1〉政権の実績検証大会〈2〉自民党、民主党の政権公約検証大会〈3〉自民党総裁と民主党代表による討論会〈4〉政策分野別討論会
◆PHP総合研究所=政権公約の評価
◆言論NPO=政権公約の実績検証・評価。自民党、民主党の政策別討論会
◆日本青年会議所=政権公約の実績検証。300小選挙区ごとに候補者による公開討論会
(注)21世紀臨調の大会には、PHP総合研究所など上記3団体のほか、経済同友会、連合、構想日本、全国知事会、日本総合研究所、チーム・ポリシーウォッチが参加予定。
確かにこれまでも、”21世紀臨調”、”言論NPO”などのいくつかの民間組織と新聞等が検証を行ってはいる。
しかし、客観性や正確性にどこまで信頼が置けるか、はなはだ疑問である。
しかも有権者のどれだけがそんなものに目をとめているか?
「政党はマニフェストに拘束される」という共通の認識が有権者になければ、そして厳格な事後検証がなければ、マニフェストは本来期待される機能を発揮することはできない。
マニフェストが実行できなかった政党には、次回選挙で投票しない、という有権者のコンセンサスが出来ていなければ、マニフェストなど無意味であろう。
大体、こんな状態の自民党が出すマニフェストなど、信用できるか!
裁判員制度廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
与党は自分たちがやりたいことは、悉く2/3条項で実現したのだから、後やりたいことといえば消費税の増税だけでしょうが、それが書けないから、なかなかマニフェストができないのでしょう。あと自分たちの献金収益源を絶つようなことも書けない。
都議選の得票数を見れば、議席数以上に自民党が惨敗を期していたのは誰しも思うところですが、それを小さく考えているというか、目立たないようにしか伝えないのは、マスコミだけですね。政治家も有権者もその大きな意味をよくわかっている。「麻生内閣で唯一良識と能力の持ち主と多くの人に錯覚を与えていた与謝野も」の一節には苦笑を禁じ得ません。同感です。与党宗教系の交錯員が選挙を前にしていろいろ誹謗中傷のネット工作をしてますが、めげずに頑張って下さい。
「ネガティブ・キャンペーンもどうやらメダカ一匹」だなんて言っているのは、いくらなんでもどうかと思います。
これは、政治団体収支報告書全体の信憑性にかかわってきます。
全員を、全都道府県で落選させたい。
選挙でしんどいから、今我が身かわいさで必死である。
与謝野って、議員やめさせたい。
引用:
財政建て直しを理由にしきりと増税を口にする与謝野馨、彼の言葉に騙されてはいけない。
彼を背後で操っているのは財務官僚であり、今の公務員天国を維持しようとする役人達である。
いわば与謝野馨は高級官僚の傀儡子に過ぎない。
かつて自民党総裁に名乗り出た谷垣禎一もそうだが、庶民にだけ増税を求める政治家は常に財政健全化を言い訳にする。
しかしこれまで消費税を導入するなどの失策を導入した挙句、経済は全く回復していない。むしろ悪化している。
欧州や北米が、日本の公務員の年収の半分くらいで財政運営してるのに日本はなんでこんな状態になるまで公務員の高給を放置したんだろう。
1990年代末、おそくとも2005年くらいまでに欧米の公務員並みの年収にさげておけば、財政の手詰まりもなかった。
与謝野馨を持ち上げる声に騙されてはいけない。彼は今の役人天国を守ろうとする人間に過ぎない
時には言い過ぎかと思いながら書いたこともありました。
しかし、そうではありませんでした。
実はまだまだ言い足りなかったのです。
悪口雑言を浴びせる価値さえない彼等ですが、彼等の愚行・悪行を黙って見逃すのも精神衛生上よくないと思われるので、気がついたことがあれば今後も書いていきます。
もともと政治資金収支報告書なんてものは、信憑性に欠けるものが大部分です。
全くの善意で政治家に献金する企業などはないと考えるのが普通でしょう。
悪質性というのも主観の問題でしょう。
鳩山のいわゆる故人献金と、たとえば細田幹事長が、国交省の天下りを受け入れている、しかも談合で摘発され、課徴金を科された企業から、多額の献金を受け事務所費の肩代わりを受けながら、収支報告書に記載していなかった事件とではどちらが悪質でしょう?
全員を、全都道府県で落選させたい。
麻生降ろしに署名した議員は120人以上いるようです。
面倒ですからいっそ自民党議員全員を落選させる方が簡単ではないでしょうか。
コイズミが4年前に宣言した日本と今の日本の状況を比較検証することから始めるべきでしょう。
今の自民党末期を幕末に例えて言われますが、私は後漢王朝末期や、西晋末期の方が結構近いのではないかと個人的には思っています。
コネズミと一部の取り巻き=売国泥棒集団=詐欺師集団=有害人集団=人殺し集団は一般庶民と同じように今後苦しんで死んでいくべきでしょう。こんなゴミ共をなぜ税金で養わなければならないのでしょうか?
ふつうの人がなれるものではない政治家や官僚が多少良い目に合うのは良いでしょう。人間自分が第一になってしまうのは仕方がないことです。しかし、限度というものを考える必要があります。やりすぎれば糾弾されてしかるべきでしょう。
遅すぎたが今がそのときです!ここで、ここでこの国立て直さなければ、これから先、暗黒の四年間もしくは永遠の暗黒が庶民の生活を覆ってしまうでしょう。
増税!?ふざけるなよ!!!
お前らがまず先に経費削減せい!!
増税の是非(いい訳ないですが)についてもっと論じられるべきだと思います。消費税増税路線ではもっと自殺者が増えます。そんなことなら責任をとって自民党のやつらこそ自死すべきです。とい言っても死なないのだから政治的に抹殺するよりないですね。国民が、あるいは一部の勇者が何らかの形で行動しなければ日本国の一般庶民、私たちの子孫にも暗黒の未来しかいないですね。
私もがんばってみます!
わたしたちは普段のつきあいの中で、相手が約束を守れる人間かどうか分かってつきあっています。
政党の場合はちょっと違います。
その約束が守られる約束かどうかは、過去の約束が守られたかどうか、検証しなければなりません。
過去の約束を守っていなければ、新たな約束は守られないと判断しなければなりません。
どんな約束をするかではなく、約束を守る相手かどうかが肝心でしょう。