FX(外国為替証拠金取引)についての随想です。リンクはどうぞご自由に。
やまはFX



先週末の相場ではポンドの変動などの派手な動きがあったが、それに加えて、GSR(ゴールドシルバーレシオ)の急騰という注目すべき事象があった。前日の66から69まで一日で3ポイントも上昇することはきわめてまれだ。

また69という値そのものもリーマンショックの時を除けばほとんど例のない高さである。GSRの上昇は、金よりも銀の下落が大きいということで、多くの場合、商品相場の下落や、株式市場の危機にともなって発生する。今回はCRB指数の継続的下落にともなって発生したことであるので、今後さらなる商品相場の下落、そして場合によっては株式市場の崩落がある可能性を暗示するものだろう。
 
とにかく、株式の上昇と、商品相場の下落という一種のダイバージェンスは、不可解としか言いようがない。昨日書いたように、ダウゴールドレシオが、レジスタンス領域に突入してきたことを考え合わせるに、株価の大きな調整が近いのではないかという推測ができると思う。これまでも、いろいろだまし的な動きがあったので、確信は持てないが、どんどんとロングを積むべき時期ではないことは確かだ。古くからのロング玉はともかく、新規には短期トレードに徹するべき一週間となるだろう。自分は短期円売りは一時撤退して、資源通貨である豪ドルの対ドルでの戻り売りに徹するつもりである。

エボラ出血熱も来年までに50万人感染予測が出るなどかなりのリスク要因となってきている。アメリカ政府はすでに耐ウイルスの防護服を大量発注(あるいは入札)したという報道もある。これも合わせて注意していきたい。万一、日本国内、特に都会での発生が報道されれば、パニック(食料、アルコール、その他種々の買い占め)が発生する可能性が高い(エボラウイルスはアルコールで殺菌される)。産油国に感染が及べばオイルショックとなる可能性がある。いずれにせよ、今月から来月はいろいろと注意してトレードしなくてはならないと思う。






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FOMCとスコットランド独立投票という重大イベントが終了し、結果としては、ドル高・円安が継続した一週間だった。

このところの相場では、ドル高もさることながら、ダウの安定とゴールドの下落が際立っている。それを反映するダウゴールドレシオは日足でも急速な上昇をみせており、二ヶ月で12台から14半ばまでになるに至った。日足ではこのままどんどん上昇しそうな勢いに見えるが、さらに長期のチャートで見ると、このあたりでいったん留まる可能性もある。あるいは最悪の場合、エリオットABC波のBの頂点であって、次にCの底へと行く折り返し点に過ぎない可能性まである(掲載した長期チャート参照)。しかし、短期ではP&Fでダウも上方ブレークしており、まだ先がありそうだ。
 
ここまであまりにも予想外の株価安定、ドル高、円安だったため、これで安心と見る向きも出てくるかもしれないが、それはちょっと早計だろう。ここからのドル買いはリスクオフになっても可能だが、ドル円買いについてはタイトストップで短期を狙う方が安心だ。長期については保険とおもって余裕のレバでおいておけばいいだろう。
 
全体として、上向きの相場ではあるが、「まさか」には備えておきたい。







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FOMCとスコットランド独立投票というイベントを控えて、相場は膠着状態である。いずれもどうなるか読みにくい事象であり、為替に与える影響も大きいので、今週は慎重に臨みたい。とりあえず、ユーロドルショート・ドルスイロングはやや縮小。豪ドルショートとドル円ロングは多く継続という形にしている。ポンドやユーロの動きはわかりにくいが、全体にややリスクオフに傾きがちな週ではないか。ドル円も107.20円で短期のものは利食いをしておいた。

現在の世界情勢を見るに、第二次大戦後の、米ソ二大大国の時代が終わったの(ベルリンの壁崩壊)が、おそらく現在の状況の出発点だったと、後世の世界史には記述されるだろう。ソ連が終わって米国の単独支配の時代になるかと思われたが、それはリーマンショックによって阻まれた。マネタリーベースをそれまでの数倍に膨らませて、民間の巨大な債務を吸収した米国には、すでに過去の力はない。ここから21世紀後半にむかって、再度米国が盛り返すのか、あるいは、このまま世界は中世的秩序に逆戻りしていくのか、まだわからないが、20世紀後半の比較的おだやかな世界から、大きく変化する世界へと移り変わりつつあることは、誰もが理解している通りである。為替もこれから過去の経験が役立たない領域に入っていくだろう。




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QE停止が目前に迫ってきて、ドル高が強くなってきた。これはある意味理屈通りの動きだ。あとの理屈通りの動きとして予測されるのが、米株の大きな崩れと、エマージング諸国での経済悪化である。資源系通貨にも崩れが見られ、金などが売られるということから、エマージング諸国危機にはそろそろ点火しつつあると言っていいが、唯一残っているのが米株である。
 
QEの歴史を振り返ってみると次のようになる。
 
QE1 2008年11月〜2010年6月 ダウ下落開始 2010年5月
QE2 2010年11月〜2011年6月 ダウ下落開始 2011年5月
QE3 2012年9月〜2013年12月
QE3(テーパリング) 2014年1月〜2014年10月(QE停止)

という過去となっている。つまりQE1とQE2では、停止の一ヶ月前にダウの下落が開始している。

今回はテーパリングモードとなってQE3での米国債、MBSの買い入れ額を6回にわたり逓減しているため、今までとまったく同じではないが、QEの停止がやはり大きなトリガーとなる可能性が高いだろう。
 
ということで米株の崩れは今月から来月のうちに起きる可能性がかなり高いのではないか。

ただ、今回はQE1やQE2の時とは異なり、テーパリングで徐々に撤収しているため、おそらく株価への影響は緩和されると思う。崩れはQE1やQE2の時(いずれも1500ドル程度下落)よりも弱くなりせいぜい数百ドルまでの下落なのではないか。ドル円はQE1終了の2010年のリスクオフでは15円下落、QE2終了の2011年のリスクオフでは8円下落していることから類推するに、今回は8円幅までは下落しないのではないか。だいたい以上のような推定をしている次第である。ひとつの検討材料としていただきたい。





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久しぶりに画像を示すが、これはドルインデクスの月足長期チャートである。

御覧のように、過去には120をつけていたこともあるドルインデクス。2006年から大きくジグザグを繰り返して三角形に縮小してきたが、今回その先端で上方にブレークを始めたかに見える。これで85を大きく超えて行くと長期低落を脱してまた100目指して上昇を開始したのではないかという可能性が出てくる。
ドル高はかならずしも米国の国力の強さを物語るものではない。むしろ、アメリカの膨張が止まって、内向きになっていくことを意味しているのかもしれない。そのあたりの解析は今後の課題としたい。
 
いずれにせよ、このドルインデクス85はおおきな注目ポイントであることは間違いない。ドルの上昇が本当だとすると、今後10年レベルでドル円150円以上への復帰も十分に射程に入ってくるだろう。年内については、QEの停止による株価の崩れによるリスクオフでの下げが予想されるので、年末でもそれほどの上昇はないと考えている。108円から109円程度まで行ってから100円割れくらいに戻り、再度110円を目指して来年の春というところがだいたいの現状の予測シナリオである。

ちなみに今日は豪ドルドルショートが調子よかった。豪ドルドルは今後とも戻り売りが極めて有効だろう。





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昨日は、豪ドルやカナダドルといった資源系の通貨が対ドルで急落したが、今日のロンドンではスイスフランが急落している。おかげでユーロスイスが1.21まで戻ったため、ユーロドルも下げている。全体として今日は欧州通貨におけるドル高だ。ドル円でも相変わらずドルが強い。ただ、ユーロ円や豪ドル円を見ればわかるように、円安というより単純ドル高だろう。全世界のファンドがドル高にかけていているかの感がある。

実際、ずっと書いているようにQEの停止は、米国金利の上昇だけでなく、周辺国からのドルの引き揚げを招き、株価の下落、リスクオフ、さらなるドル高を引き起こす可能性が極めて高い。QEの停止が目前に迫ってきて、ようやく全世界が慌てだしたというのが実情だろう。まだまだ、このドル高、つづきそうである。




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強烈なドル高でドルインデクスも84に近づいてきた。ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスなど欧州通貨はすべてP&Fでも8月下旬からドル買いシグナルが点灯している。ドルインデクスとドル円ではあと少し(ドル円では106円台)だが、久しぶりに見るドル全面高の相場だ。米株もダウ、S&P,ナスダック、いずれもP&Fで強い上昇を示しており、まだこのあと上昇すると思われる。ただ、前から見ている貨幣乗数はここしばらくで最低値を更新し続けており、経済の本格的回復にはほど遠い状況である。予想されるとおり、株は、しばしの上昇のあと、大きな調整期が来るということだろうが、為替については、テクニカル的にドル高に乗る以外の中期の選択肢はない。
 
自分としてはユーロドルの暴落で、ユーロドルショート、ドルスイロングを7割くらい利食ったが、ドル円のロングは維持。豪ドルドルもショート維持である。特にドル円については、さらに上昇して106円を抜くと、110円近くまでいくという可能性も出てきている。ここからは大きく下げれば、短期・長期おりまぜて少しずつ買い足すという行動でいきたいと思う。





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強烈なドル高というか、ユーロ暴落。あおりをくらってドル円もレジスタンス突破。
 
こんな相場はほとんどの市場参加者が予測できなかったはずだ。ECBの予想外の金融緩和というサプライズで久しぶりに、「暴」とつく現象となったが、ここしばらくのドル高への動きの中にある事象と考えると、大きな流れを破るものではない。おそらく、一段進んだ段階で、じわじわとドル高が進行することになるだろう。なにしろ、秋にはQEが完全停止するのだから。その時点では、ほぼ間違いなく株価の一時的下落が生じるだろうし、ドル高もあるだろう。
 
自分としては、全面ドル買いだったので、相場自体の動きには文句がないが、もうすこしドル円は買い足しておきたかったところだ。あと、105.44の前回高値を超えたドル円で、この先ドル円の動きは読みにくくなった。次の大きな目処の110円を目指す可能性もないではないので、豪ドル円のショートは切っておいた。これは痛いが、ユーロドルのショートの一部を利食ってコストを払っておいた。これですべてのポジションは、円・ユーロ・豪ドル・スイスフランすべてでドル買いとなった。もうしばらくはこれで行ってみたい。




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週明けとともにさらに一段のドル高となった。欧州通貨の対ドルだけでなく、オセアニアも、また円も対ドルで下がったことに注目したい。いずれの対ドルレートも、日足レベルでのレジスタンスをやぶっており、さらなるドル高に移行する可能性が高いだろう。特に、スイスフランも対ドルでP&Fでも大きく上昇を見せており、金の下降も合わせて、ドル円ももうすこし上までは上がりそうな気配である。
 
ということで、自分としては、ドル円、ユーロドル、豪ドルドル、さらにドルスイで、ドル買いとしているので、もうすこし続けてみたい。クロス円(豪ドル円)のショートはかなりきびしいが、キウイ円では、すでに円高となっていることもあり、ドル円が頭打ちになるであろう105円程度が近いため、豪ドル円がさらにどんどん上がっていくことはないと考えて、もうすこしガマンしてみたい。
 
この異常とも言えるドル高の原因は短期的にははっきりしないが、QEの停止を見据えたものという基本にたちもどれば当然とも言える。また、リスクオフの相場に移行しても、ドル高は変わらないだろう。とするなら、確率的に、ドル高中心の視点を持つことはおおはずれにはならない、という思考が、市場参加者の大勢になりつつあるのではないだろうか。






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予想以上のドル高継続となっている。この理由は正直わからないとしか言えないが、乗っていくしかない。幸い自分のポジションは全部ドル買いなのでこのまま続けていく。ただ、クロス円の豪ドル円ショートだけがマイナス方向なのだが、もうすこし粘ってみたい。

株高によってリスクオンとなって豪ドル買いが続いているため、ユーロドルよりも下げが弱くなっているが、リスクオフとなれば、対米ドルでの豪ドルはこんなところではあり得ない。0.8どころか0.6台すらあり得るのではないか。ただ、それがいつになるかが問題なのだが。

ドル高でドル円が上昇するのは、円の自主的動きがないわけで、103円を軽く抜いた以上、さらに上があると考えるのが妥当である。ドル円のショートはしばらくは難しい。


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