マイペイント(油彩画と旅の写真)

絵を描いて8年 漸く個展も開けるようになりました
併せて、風景画の現場となった旅の写真もご覧ください。。

「母性愛のお顔」

2017-03-31 09:24:40 | Weblog
前回観て頂いた円空の菩薩は、円空自身の母えの思慕とそれに応える
慈愛を強く感じましたが、今日の菩薩は木喰上人が彫られた菩薩像で

同じ菩薩様でも、同じ微笑みでも、大きな違いを感じます。今日の
菩薩は大多数の人々の願いを受け入れる笑顔、衆生愛を強く感じました。

作品の中でその違いが出ておればと願って描きました。

「慈愛の眼差し」[油彩Fー20号)

2017-03-28 09:29:57 | Weblog
北陸へ3日間旅行にいってましたので、作品紹介の更新が遅れました。
今日からまたご観覧ください。

今日の作品も円空さんが彫っタ菩薩像です。
これも初期の作品で、一説には円空さんの母の面影が彫られていると

言われています。円空さんは幼い時に洪水で母を亡くしており、その母
への強い思慕の念が表現されている像です。

表情の優しさを出せるよう頑張って描きました。

「心の両面」油彩Fー20号)

2017-03-25 09:03:44 | Weblog
久しぶりに円空仏の作品を掲載します。
この作品を描くにあたって、この像が安置されている、岐阜県高山市の

千光寺まで出かけました。
大変な山奥で山道も厳しく、お寺にたどり着くのが大変でした。

円空の代表的な彫像だけあって、見応えがあり、比較的初期の作像で、
丁寧に彫られていて、圧倒されました。(国宝に指定されています。)

この雰囲気が少しでも表現出来るよう、時間をかけて一生懸命描きました。
因みに今一度納得できる作品を描きたいとと思い、今、同じ作品の制作に取り組んでいます。


「里はもう春」[油彩Fー30号)

2017-03-23 09:02:03 | Weblog
今日の作品はフアミリーの野仏です。背景の北アルプスの山々は
まだ雪が深いですが、安曇野の里は菜の花が畑一面に咲いてまさに

「春が来た」の状態です。
四体の野仏が春の陽光を全身に浴びて、みんな、にこやかな表情を

していました。このような野仏に出合うと自然と合掌したくなります。

(余分なことですがこの作品は平成25年市の老人会作品展で市長賞を
頂きました。)


「日々是好日」「油彩Fー6号」

2017-03-21 08:18:30 | Weblog
今日の道祖神は、門構えのある大きくて、古い農家の庭の隅に
安置されていたものです。

見るからに、大変仲の良い夫婦像でまさに「日々是好日」そのものの
お姿をしていました。

この表情に一目ぼれして、写真を撮らせていただき、帰宅後じっくりと
描いたもので、出来立てほやほやの作品で、自分でも気にいっている

一点です。

「ねがいと憧憬と」(油彩Fー20号)

2017-03-18 08:29:07 | Weblog
今日の道祖神も安曇野で見つけたもので、細い農道の交差する角地に
安置されていました。

傍らには、ツワブキの花が咲いていて、それを愛でている仲むつまじしい
夫婦の姿には大きな癒しを、わが身一杯に感じ取りました。

夫婦の微笑ましい表情が表現できるように描きました。

(因みにこの作品は、わが家の菩提寺に奉納して本堂に飾っていただいております。)

「畔の片隅で」[油彩Fー10号)

2017-03-16 08:28:52 | Weblog
羅漢さんが続いたので、少し気分を変えて道祖神の作品を掲載
します。

信州、特に安曇野にはたくさんの道祖神があります。畑の片隅、農道の
道端、小川の土手の上、さまざまな場所に安置されています。

安曇野は,双体道祖神が多く見られ、今日の作品もそのうちの一体です。
昔から住民(農民)の広い信仰が有ったものと思われます。

油彩画を描き始めた極く初期の作品で、一生懸命描きましたが、全体的に
幼稚さが目立ちますが、私にとっては大事な作品です。

「気楽に話そう、、、」[油彩Fー4号)

2017-03-14 08:36:03 | Weblog
今日の羅漢さんも、にこやかな笑みを浮かべていますが、前回の
羅漢さんとは少し状態が違うように感じます。

この羅漢さんは「何か話しにくいことがあるのか?何でも聞いてあげるから
全部話してご覧」と言ってるように感じました。

その雰囲気が出せればとの思いで描きました。

「満ち足りた笑顔」[油彩Fー3号)

2017-03-12 08:47:14 | Weblog
今日の羅漢さんは、本当に満ち足りた笑顔をされています。
あたかも可愛い孫と久しぶりに逢って、今にも手を差し伸べて

抱擁をする寸前のような雰囲気を感じました。
その表情が画面に描きだせるよう、小さな作品ですが、楽しみ

ながら描きました。

「羅漢さんのお顔、その1」(油彩S・M)

2017-03-10 08:19:30 | Weblog
今日から羅漢さんのお顔の表情を描いた小品を何点か掲載したいと
思います。

今日の羅漢さんは非常に心穏やかつ思慮深いお顔をしています。
悩みや相談は「なんでも話してごらん」じっくり聞いて進ぜようと

言っているように思えます。
そんなお顔を15センチ四方の小さなキャンバスに描きました。