山五ブログ

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梅雨のお江戸から陸奥秋田小坂町へ

2008年07月24日 | エッセイ

梅雨が明けて夏本番を迎えてみますと、紫陽花に囲まれた
梅雨時の事を思い出します。

鬱陶しい梅雨のお江戸から商用で、梅雨なか(中)の陸奥秋田
小坂町に行って参りました。

6月3日(火)6時56分東京駅発の東北新幹線こまち号に
合わせて家を出たのが6時20分頃、雨が降っていました。

訪問先秋田の小坂町は曇りとの予報。
「傘を持っていったら」と細君が折りたたみ傘を出してくれる。
「いいよ、秋田はくもりの予報だから」
「そんなら、駅まで一緒に行って、わたし傘持って帰ることに
 します」
「うん、助かるな」と家を出ました。

私の差す雨傘を持って帰るために駅まで送ってくれました。
前を歩く姿を見ながら、年相応になったなと愛しい思いで
駅まで・・・。
「行ってらっしゃいませ」と言われて「頼んだよ」と傘を渡す。

後ろを振り向かないことにしています。
お嫁に来た頃から変わりなく姿が見えなくなるまで見送って
くれる気配に心残りを覚えながら。

秋田駅で大館行きの普通列車に乗り込みました。
同じ様な出で立ちの女達が前の座席に並ぶ様に腰を下ろす、
親しい友達かも知れないと・・・。
隣には新聞を広げるサラリ-マン風の男、みんな無口で
静かな車内に、発車のアナウンスが響く。

二つ三つ駅を過ぎた辺りで、二人連れの女性の一人が声を
交わすでもなく下車ていった、友達ではなかった様です。
次の駅でまた同じファッションの女性が乗り込んできた、
この辺りの流行の身繕いかもしれないと思いながら。

秋田美人とはよく言ったもので皆さんなかなかの美人揃い。
彼女たちの若かりし頃を想像したりして。

小坂町は、大館から十和田湖に向かう途中にあります。
小坂精錬所の明治の頃のクラシックな建物(事務所)は今は
小坂町に寄付されて「小坂町記念館」として盛況でした。
16日(mon)に皇太子殿下がお見えになる、と町をあげての
大掃除で賑わっていました。

機関車の写真は、3月に撮ったのを戴いたものです。
花を撮る機会が無く、秋田から大館に向かう列車の中で
花の代わりと前の席の「秋田美人美男」を添えましょう。
「旦那一枚撮りましょう」とタクシ-の運転手さんに言われる
ままにポ-ズです。






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