中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

締めくくり

2012-08-16 13:50:26 | 危機管理
 暑い・・・確かに「明日は天気が良くなりますように」とは祈ったものの、何もここまでの陽射しは要らなかった。風もなく雨の心配もない「釣り日和」とは言えるかもしれないけど、ジリジリと音がするような直射日光が痛い。日光に殺菌効果があるということが肌で納得できます。 


 ということで、昨日は息子と二人で「いつもの場所」へ釣りに出かけました。早くも中学一年の夏休み最後の日、私も休みだったので何かはしてやろうと思っていたので、ワンパターンではありますが、私が出来る唯一のアウトドアらしき事である釣りへ。娘はこの間一回やってみて、もう飽きたらしく、家に置いてきても文句は言いませんでした。やっぱり・・・短気な女性には向かない、地味な遊びですからね。

 しかし、昨日は開始早々からウキが動きっぱなし。川の水の量も濁り具合もちょうど良いらしく、そこらじゅうに魚がいることがわかります。よく見るとメダカのような稚魚が「異常発生」のように水面をうめつくしています。「今日はいけるだろう」と思うまもなく、ものの2~3分で私の竿にハヤがかかったのをきっかけに、かかるかかる。小さなハヤがほとんどでしたが他にもフナやカマツカなど、ビクも水槽も、釣り上げた魚でどんどん満たされていきます。


 しかし暑い。と言うより、熱い。ふと気づくと腕が真っ赤になっています。そういえば首筋も痛い・・・これはすっかり「土方焼け」が確定です。

 結局、良いペースで飽きずに楽しみましたが、正午前にさすがに暑さでダウン。このままでは我々が「除菌」されてしまう。娘に見せてやるために、元気そうなフナ(大人の手のひらぐらい)を2匹だけ持って帰ることにしました。


 家で水槽にフナを放すと娘は「かわいい~」と喜んだのもつかの間、
「これ、やいたらたべれるの?」
・・・やっぱり女性は現実的です。


 さあ、まだ暑いですが夏休みは終了。腕と首がヒリヒリしますが、この先の演奏会ラッシュに向けて頑張ります。
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帰省される側

2012-08-15 16:53:21 | 危機管理
 今年のお盆はこうして山形でのんびり過ごしています。息子は部活が娘はバレエが、それぞれ散発的にあるので、特に旅行へも行かず、東京にも帰らず。これは珍しいことです。


 昨日は家族で温泉へ行きました。もちろん日帰り。おなじみ寒河江の「ゆ~チェリー」ですから、どちらかというと夕食前に銭湯に行くような感覚ですね。

 行ってみると・・・さすがお盆。ごった返しています。こんなに混んでいるのを見たことがないほど。どっちを向いても、いかにも「自然豊かな田舎で夏休みを過ごしてます」という真っ黒に日焼けした男の子達が、嬉しそうなおじいちゃんに引率されているグループばかり。おじいちゃん同士が孫を見せ合ったりして、盛り上がっているところもありました。

 おじいちゃん達は普段と別人のような、良い表情しています。「こらっ走んな!」などと言ってみても、ぜんぜん叱る声になってない。むしろデレデレした感じです。さすが「孫」発祥の地。「孫という名の宝物」を猫かわいがりです。まあ、遠く離れて暮らしてるから尚更なんですね。男の子達は、浮かれてるおじいちゃん達よりも大人しくしているところを見ると、都会に暮らしているのでしょう。


 などと客観的に観察していましたが、ふと思いました。

 今はこうして私が連れて入っている息子と娘も、いずれは大人になって、山形に「帰省」してくるのか・・・。


 カブト虫を捕まえたりできるような、立派な「田舎のおじいちゃん」になれるように今から勉強しておきますかね。
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反省文

2012-08-14 10:45:30 | 映画・ドラマ
 ようやく目が覚めました。実は昨日は二日酔いでもあったのです。一昨日の番に久しぶりに外で飲み、三日間の定期が終わったことと、翌日から休みだという解放感でやや飲み過ぎました。やっぱり昔より弱くなってます・・・反省。


 しかし昨日、家族は用事で夜まで帰らないので、半日完全にフリー。こういうことは珍しい。いくら二日酔いだからといって、倒れているだけではもったいない。

 ということで、何かめったにできないことをしようと決めていました。そこで思いついたのが、独りで映画を観に行くこと。普段、テルサでのゲネプロと本番の間に霞城セントラルで食事をしたりするときに、併設の映画館「ソラリス」を横目で見て、「ああ、たまにはこんなところにフラッと映画でも観に来てみたいな・・・」と思っていたのです。

 どうせ二日酔いだから、大したことはできない。それなら・・・ということで、布団を蹴って出かけたのです。別に観たい作品があるわけではありませんが、「フラッと行く」ということがしてみたかったので、そのまままっすぐソラリスへ。

 アトラクションの入り口のようなエスカレーターを降りていきます。いいですね・・・こういう雰囲気。何の準備もなく、ただ「楽しませてもらいに行く」という感じが、贅沢な気分にさせてくれます。コンサートに来る人もこういう気分を感じてくれているんでしょうか。そう思うとやはり、決して裏切ってはいけませんね。


 さて・・・何にしようか。とりあえずチケットを買ったら上映時間まで、何か食べに行ってもいいし・・・こういう、何にも縛られてない自由が大好きです。

 しかし・・・どうやらあまりに中途半端な時間に来てしまったらしい。選択肢がほとんどない。さすがに「仮面ライダー」はないだろう・・・ということで残った「ヘルタースケルター」を選択(タイトルの雰囲気は何だか似ていますね)。よく知らないけど話題作だということで決定。まあ、なんでも「話題作!」とは言うだけ言っとくものでしょうけど。

 「サイコホラー」か何かだろうと思っていましたが、違うのかな?あらためてポスターをよく見てみてもよくわからない。沢尻エリカという役者さんも、ワイドショーでしか見たことがない。そもそも女優だということも知らなかった。

 
 そんな感じで完全に予備知識ゼロで観てみましたが・・・。結論から言うと、疲れて帰って、再び眠りました。やっぱり映画観るなら、事前に少しは調べるべきですね。作品についての感想は・・・現在公開中の映画なのであれこれ言わないでおきます。ひとつ言えるのは、二日酔いの状態で観ると、症状が悪化するということでしょうか。しかし主演女優の演技には好感を持てました。あと、最近の映画の中でクラシック音楽を使うのは難しいようですね。やめておいたほうが良いと思います。

 以上、反省の多い休日でございました。
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本日休業

2012-08-13 18:42:46 | 雑記
 3日間にわたる山響定期は無事に終了。鶴岡での公演も、地震が来たりせず平穏に終わりました。


 ということで、本日は休日。


 さ~て、何をしようか・・・

・・・と思っているうちに、もうこの時間になってしまいました。疲れが出たようです。ヒトってこんなに眠れるんですね。

 ああ・・・有意義に過ごすはずだったのに・・・。


 さて、もう一眠りすることにします。
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クールビス

2012-08-12 10:25:54 | 山形交響楽団
 山形テルサでの二日間の公演が終わり、今日は鶴岡での山響定期です。

 ところで、今回は「クールビズ」ということで、男性団員の衣装は燕尾服ではなくて、黒シャツでノーネクタイです。とこのホールも節電で設定温度が上がっていますから、こういうことも必要ですね。

 もともと考えてみれば、目の前で燕尾服の男が照明を浴びせられて汗だくになっているのを、手前でノースリーブのお客さんが静かに眺めている状況は、客観的に見るとややシュールです。


 ということで黒シャツ。今回はじめての試みなので、人によっては新調したようですが、私はもともと黒シャツが好きで普段着にしているぐらいなので、好都合。家にいくらでもあります。

 ・・・と思っていましたが、甘かったようです。いざステージで着るとなると、妙にこなれてしまっている生地がちょっとクタクタで、衣装としては似つかわしくない。逆に普段着よりもだらしない感じになってしまうらしい。

 

 今日も手持ちのシャツで、一番シワが目立たないものでごまかすことにいたします。・・・やっぱり新調すべきかな。
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家事手伝い

2012-08-11 12:30:51 | 危機管理
 山形の学校は夏休みが短いので、早くもそろそろ終わりが見えてきています。かわいそうに。

 ということで、宿題の方もその脅威を増しています。

 私は、土壇場で手伝わされるのがイヤなので、先月のうちから「はいっホラ宿題宿題!」と急かしてきました。息子には悪いけど、急かすだけなら簡単なもんですから。そうした計画性のある愛情の成果で、なんと今日の時点でほぼ完遂。優秀優秀。やればできるものなんですね。

 あとは両親にとって非常に楽しい宿題を残すのみ。

 それは・・・「家の手伝いをなるべく毎日やり、何をしたかきちんと表に書く」というもの。これは楽しい。先生もなかなかやるね。


 「あっ、今日は資源ゴミの日だった!早く出してきてっ!」
・・・といつものように言われても、私は立ち上がりもせずに、息子に向かってこう言えばいいのです。
「ほらっ、手伝いの宿題の時間だってよ。」

 「ねえ、朝ご飯は?」・・・しかし冷蔵庫には、すぐに食べられそうな物が何も残ってない。
こんな悩みもラクラク解決。
「手伝いの宿題に、目玉焼きでも作らせてあげよう。はい、文句言わずにやるっ!やり方は教えてあげるから。」

 「今までやったことがないものを最低一つは入れる」という条件があるので、息子に初めて目玉焼きを焼かせてみました。私は横で指図するだけ。食後の洗い物まで。これは楽です。素晴らしい宿題ですね。母親も、洗濯物干しなどで遺憾なく使っているようです。


 しかし、やや気分を害したのは、私が目玉焼きの作り方を知っているということが、なかなか信じてもらえなかったこと。
「え~ホントにわかってるの?」「ホントにこんなんで出来るの?」「へ~え、作れる料理もあるんだ」

・・・目玉焼きなんか「作る」とは言わないだろ。こんなに簡単なんだから。
「でも、とうとがやってるの一回も見たことないけど。」


・・・はい。私も少し「お手伝い」するようにします。
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それぞれのバランス

2012-08-10 09:45:20 | 山形交響楽団
 「同じ曲でも指揮者によって全然違って聞こえる。」

これはよく言われることですが、具体的には何が一番違うのでしょうか?

 テンポ・・・これはわかりやすい部分です。速ければ爽快な感じになるし、遅ければ重厚な感じに聞こえます。でも実はこれは表面的な部分です。仮に機械的なテンポが同じだったとしても、別の人が指揮すると、軽薄に聞こえたりだらしなく聞こえたりするのはそのためです。

 振り方・アクション・・・生演奏を見に来ると目に付くと思いますが、音にはほとんど関係ありません。

 醸し出される人間性・・・もちろん最終的にはこれになるのでしょうが、それが「音」にプラスの作用をするまでには、長い間に培われた指揮者とオーケストラとの信頼関係が必要です。(マイナス方向にはすぐ作用するんですけど)。

 正解・・・と言うのもおかしいですが、オケのひとりの奏者として私が感じるのは、「バランス」です。指揮者によってどうしてこうも違うんだろう、と不思議になります。

 同じ曲の同じ部分で、ある指揮者は「もっと強くもっと大きくもっと激しく!」みたいなことを言うのに、別の指揮者は「もっとソフトにもっと小さくそんなにいらない!」となるんです。しかもそれを「この楽譜を見て、この音楽を感じれば、当然そうするのが当たり前じゃないか」みたいな態度で言われる。まあ、「我こそが世界標準」でないと指揮者なんて商売はできないんでしょう。


 さて、今日からは山響定期の3連続公演。指揮者は去年の震災でキャンセルになった、チェコのシュトルンツ氏です。ゲネプロで「モルダウ」を弾いているときに、大きな揺れがきたのを思い出してしまいます。

 ところで、シュトルンツ氏のバランスの取り方は、個人的には大好きです。パッと聴いただけでは地味に聞こえるかも知れませんが、とても納得できる。素朴ながら味わい深い仕上がりになるのではないかと思います。多分、特にドヴォルジャークなんかは、これが本来の姿に近いのではという感じがします。


 今回は無事に3日間の本番を終えられますように。
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栄光富士「金賞受賞酒」

2012-08-09 09:55:35 | お酒の話し(山形県)
 またまた戴きました。

 「お中元」などとそんなそんな、お気遣いなさらないで下さい・・・と言いつつも、日本酒らしいと判断するともう止められない。

「開けてみてよろしいでしょうか?」 

 ・・・ほほう、これは。木箱入りの四合瓶です。鶴岡の銘酒「栄光富士」の大吟醸、金賞受賞酒です。これはまた結構なものを。

「冷蔵庫に入れてきてよろしいでしょうか?」
・・・少しの時間ぐらい常温にしても大丈夫なのに。やや失礼ですよね。


 ということで栄光富士。山形では古い蔵のようで、出している酒の種類も少な目ですが、全国の受賞酒の中ではかなり評価が高い。通らしい人から、
「山形の日本酒は美味しいですね。」と言われるともちろんすかさず
「どの銘柄がお好きですか?」と訊きますが、「栄光富士です」という答えが返ってきたことが何度かあります。

 しかし私は日頃、あまり高い酒は飲まないせいなのか、栄光富士では今まで「これは!」という酒にあたったことがありません。悪くはないがパッとしない印象。鶴岡の酒らしい硬さか目立って、まとまりがよくない感じがするのです。


 しかしこれは「金賞受賞酒」。鑑評会に出した酒ですから、当然のように山田錦35%。どんなものなのか・・・

 ・・・さすが。めずらしく、果実系の柔らかい甘みが広がります。酸は控えめで、全体としては端麗。「大吟醸ですよ」的な押しつけがましさが全くない。こういう酒が金賞を取るなら、鑑評会の評価というものも信頼できる。

 ずいぶんと上から目線ですが、私の舌がチープなせいか、いままで「金賞酒」には裏切られたことが多かったのです。しかし、この「栄光富士」は素晴らしい。山形の誇りと言って良いと思います。

 ひとつ難を挙げるとすれば、「鑑評会向け」だということです。受賞酒なんだから当たり前です。評価する人は私のようにゴクゴク飲まないわけで、たぶん味と香りをみてから、飲まずに口から出すのではないでしょうか。仕事ですから当然ですね。だからわからないと思いますが、一度に2合以上飲むと、醸造用アルコールがちょっとひっかかるようになってきます。「純米」だと賞を取りにくいからだと聞きますが、すこし残念なことです。


 まあ、「良い酒」は一度にたくさん飲むものではないということですね。きちんと二日に分けてありがたく堪能しました。
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大群衆

2012-08-08 10:01:55 | 山形
 夜の文翔館前。信号の明かりは消えて、恐ろしいほどたくさんの人の群がひしめいています。何事でしょうか?

 大災害によるパニック・・・ではありません。
 私たちの演奏会へ怒濤のように押し寄せるファン・・・もちろん違います(残念)。

 ・・・はい、もうおわかりのように「花笠まつり」(を見てる人たち)ですね。


 3日間にわたる、夏の山形名物「花笠まつり」が昨日、終わりました。うちの家族は例年、この時期には東京に行っていることが多いのですが、今年はいろいろな行事があって山形にいます。ということで、実際の「花笠」を見たことのない娘のために、久しぶりに見に行ってみました。

 ・・・こんなに人がいっぱいいる山形も珍しい。老若男女、いったいどこから出てきたのかと思うほど。都会的な若者も多いので、観光や帰省で来てるんでしょうね。見慣れた文翔館前の大通りは、すっかり雰囲気が変わります。

 私が家族に付き合ったのは初日でしたが(娘はすっかり気に入ってしまって3日とも行ったようです)、その日は夜まで暑く、しかもまったく風がない。ムレムレの人いきれで、あっという間に疲れました。

 子供たちのために「かき氷」を買おうと、文翔館の噴水広場に行きましたが、まったく歩けないほどの大混雑。しかも高校の文化祭の出店のように手際が悪い露店の前には、山形で見たこともないほどの長蛇の列。私は瞬時に諦めようとしましたが、息子が行列の無秩序の隙をついて、なんとかわりと早く買うことができました。・・・でかしたっ!・・・でも本当はいけないんだよ。


 元気な東北を盛り上げるため・・・なのか、辛いことを忘れようとする気持ちなのか、わかりませんが、今年の祭りには少し荒々しいような熱気があったような気がしました。盛り上がるのは素晴らしいことですが、それよりも元のように、安心して「じっくり」暮らせる東北であると良いですね。


 「花笠が終わると秋がくる」と言いますが、確かに早くも朝晩の空気が少し変わってきました。窓を開けて気持ちよく寝られます。山形の夏は短いですね。・・・とは言っても、日中の暑さはまだまだ。家族ともども夏バテしないように気をつけます。
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ライブ

2012-08-07 09:33:29 | 山形弦楽四重奏団
 米沢の中心から少し離れた町なかの一画に、ペンションのような外観の喫茶店がありました。レモン色を基調とした尖った屋根の、可愛らしい感じの店です。

 私は、居酒屋に関しては外観を見ただけで、その店の傾向やレベルがある程度はわかるつもりですが、喫茶店は全然です。そのド素人の感性で判断すると、こういう可愛らしい感じのお店はたぶん「手作りスイーツ」かなんかがウリで、パステル調の店内も甘い香りに満ちていそうなので、独りでは恐らく入らないと思います。

 「本日はライブのため、午後四時閉店です。」という札が掲げてあるドアを開けて、店の中に入ると・・・やっぱり。私のイメージと全然違って、広々とした店内はシックな感じで、石造りの床が静かで落ち着いた雰囲気をだしています。カウンターも広くて、「こういう店なら独りでフラッと入りたいな」と思うようなお店でした。やっぱり喫茶店には目が利かないらしい。


 ということで昨日の、米沢「カフェ・パウゼ」での山形Q演奏会は、無事に終了しました。「ライブ」らしく、コーヒーの香りの中、至近距離で楽しんでいただきました。

 ところで、「ライブ」というものに関しても、私は不案内です。イメージとしては、タバコの煙がもうもうと立ちこめる暗い地下室で、強い酒の入ったグラス片手に、鳴り響くビートに酔いしれる・・・不健康で退廃的な感じ。

 しかし「パウゼ」のライブは違います。「店内禁煙」・「お茶は途中の休憩時間に」そして、もちろんノンアルコール。だからクラシックもできるんですね。

 雰囲気の良い、落ち着いたコンサートになりました。


 来てくださったお客様と、主催のパウゼさんに感謝。ありがとうございました。
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山形Q練習45-vol.2

2012-08-06 08:27:37 | 山形弦楽四重奏団
 昨日の山形Qは朝練を決行。

 ・・・清澄な朝の張りつめた空気の中で、精神を統一し、研ぎすまされた気合いから発する、汚れのない音をぶつけ合う・・・

・・・つもりだったわけでもありませんが、午前9時集合。しかし朝から暑くてグダグダ。これでは午後と変わらない。しかも、らびお氏が時間を間違えて遅刻・・・この団体は朝練に向いてないかも。


 さて、練習の内容はもちろん、翌日に迫った米沢「カフェ・パウゼ」での演奏会の準備です。

 山形Qが米沢で演奏する機会はあまりなくて、だいぶ前に教会でハイドンの「十字架上の7つの言葉」を弾いた以来です。礼拝の中の催しとしてやったこともあって、ホールとは違った独特の緊張感がありましたが、印象深い経験でした。

 今回は「カフェ」ですが、ポップスなどで「お茶を濁す」感じは一切無く、内容的にはきちんとした「演奏会仕様」。慣れない場所ですが、集中力を切らさずに楽しみたいと思います。


 さあ、本日19時開演。良い演奏会になるように頑張ります。
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名物に…

2012-08-05 08:20:18 | 旅の空
 昨日、山形に戻りました。

 朝の東京駅はすでに、これから帰省する家族連れなどでごった返していました。その混雑したなかに、さらに長蛇の列を見つけました。何の行列だかわからないほど人が入り乱れる中で、「ここが最後尾です」のプラカードを掲げた人がいます。いったい何だろう。

 発車の時間までまだ余裕があったので、後学のために(ただの見物です)、列の行く先を確かめてみるとなんと・・・

「ヨックモック」と「東京ばな奈」

 部外者なのにガックリきてしまった・・・たしかにお土産は大切ですね。でも旬のものでもあるまいし、そこまで行列しなくてもいいような気もします。しかも「東京ばな奈」なんて東京駅でしか見たことのない東京名物ですしね。並ぶのに飽きた小学生の兄弟がケンカを始めて、それを叱るお母さんもだいぶイライラしていました。


 さて、そんな阿鼻叫喚の東京駅を後にして、昼過ぎには山形へ到着。また食事時にかかると危険なので、早い電車にしたのでした。なのでもちろん素面。

 しかし・・・暑い。日中の日向の暑さは東京をはるかに超えてますね。湿気や空気の不快さは東京の方が上ですが、暑さだけをとれば山形の方が断然上です。

 今回は家族と別で、独りでの帰省だったので、家で息子を見てびっくり。焦げてる・・・と思うほど日焼けしていました。この陽射しのなかで部活をやってると、こうなってしまうのか。


 まだまだ暑い山形。ビールの美味しい季節は続きます。
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作「雅の智」

2012-08-04 11:56:08 | お酒の話(県外)
 今回の東京滞在は短いので、昨日は外に飲みに行ったりせずに、実家でゆるゆると過ごしました。母親の体調もさほど変わりなく落ち着いていて、精力的に作曲その他の活動ができています。・・・ありがたいことです。 

 
 ところで先日、山形の自宅の浴室にあるシャワーの調子が悪くなったので、業者に来てもらいました。
「もうそろそろ取り替えた方が良いでしょう。」
なにっ、まだ新しいのに、さては粗悪品だったな・・・という気がしましたが、数えてみると自宅マンションも、もう築8年以上なのか。なるほど、幼稚園にあがる前だった息子が、いまは中学生・・・自覚していない間に、時間はきっちり流れているんです。


 ふと気づくと実家でも、すでにいろいろな所を直しながらきていますが、また部屋のドアが壊れていたり、トイレの調子が悪かったりしています。考えてみると、この家もできたのは私が10歳の時か・・・あちこちガタが来るのも無理ない。


 「このまま時間がたつと、いつかは無くなってしまう」・・・当たり前の事に思い至って、フッと恐怖に似たモノに掴まれそうになる時があります。

 ・・・なんてね。いい歳したおやぢが。

 無くなるのは当然。グラスに残った酒を大事にとっておいても仕方がない。そんな心配をする暇があったら、感謝して美味しく飲み干しましょう。



 さあさあ、気分を変えて、昨日の酒の話でも。前から気になっていた三重県の銘酒「作」です。「ざく」と読みます。ザクといえば、「量産型」とか「シャア専用」とかいう感じがしますが、ガンダムとは全く関係ないようです。しかしその名前のせいもあって、全国で人気が出ているらしい。私はガンダムファンであったこともないのですが、話題の酒。しかも山形では手に入らない。ということで、東京駅で買いました。

 グレードによって凝った名前が付いています。これは純米吟醸の「雅の智」。「がのち」ではなく「みやびのとも」。

 キンキンに冷やして頂きます。その方が、山田錦の甘さ丸さが、崩れずに爽やか。温度が高いと「濃厚系」になるでしょう。丁寧な造りで好感が持てます。あとちょっと後味にスッキリ感が欲しかった。でも、確かに「みやび」な感じがするキレイな酒でした。やっぱり「ザク」とは関係ないらしい。


 さて、短い帰省はこれにて終了。山形に戻ります。
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夏盛り

2012-08-03 10:41:04 | 山形
 世の中だいぶ夏休みらしくなってきてますね。昨日、新幹線で東京に「帰省」しましたが、車内や駅は夏休み一色でした。

 山形から東京、もしくは東京を経由してさらに他へと向かう家族連れからは、これから始まる楽しい旅行にワクワクしてる空気が伝わってきますし、山形旅行から帰る年輩のツアー客は土産物に埋まりながら、イスを回転させて楽しかった旅の思い出話で盛り上がっています。


 こういう「浮いた気分」というものは伝染性があります。空気感染よりももっと速い、「感電」に近いような。

 私も今回は東京で演奏会があるわけでもないので、休暇です。もちろん楽器と、練習しておかなければならない楽譜は持っていますが、それは近くの席でワクワクしている小学生のリュックにも入っている「宿題」と同じで、「浮かれ」予防には効果を発揮しません。

 ・・・おりしも時刻は昼時にさしかかろうとしています。お弁当をひろげているあちこちから、「プシュッ!」と缶ビールの栓を開ける快音が・・・。これには逆らえない。まさに「引き金」とはこのことです。完全に脳天を撃ち抜かれて、ワゴン車に待ったをかける。
「すみませんっ、缶ビール下さい!」

 ・・・ああ、今日もまだまだやるべきことがあったのに。と思う余裕が出たのは、1本目がなくなりそうになった頃です。窓の外では昼の陽射しが、山の緑をどぎついほどに濃く彩っています。

 
 ・・・さて、こんな佳い日に1本も2本も大差ない。

 ほとんど犯罪者のような開き直りを見せて、再びワゴン車を停めようとすると、なんと通路の反対側で静かにPCに向かっていたサラリーマンらしき男性が先に「待った」。
「・・・ビールっ!」

 おやおや・・・あなたはどう見ても勤務中では?平日だし、この時間から推測すると東京に着いてからもまだ業務があるはず。

 ・・・あなたもやられましたか。


 ということで、夏休みに乾杯!
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山形Q 練習45-vol.1

2012-08-02 12:13:18 | 山形弦楽四重奏団
 練習日誌書くの久しぶりです。第45回定期までにした練習という意味で「45ーvol.」という書式になっています。しかし、最近の山形Qは有り難いことに定期以外の演奏機会が多くなってきているので、実際に定期の演目の練習が始まるのはまだ先です。
「次回の定期はまだ先なので、余裕があるから・・・」
・・・まったく違います。とりあえず目先のものをこなしていく感覚で、夢中で走っているのです。とにかく今は、以前にやった曲を何度も演奏して団としてのレパートリーを広げること。・・・早く「実りの季節」を迎えられますように。


 ということで昨日はもちろん、目前に迫った米沢での演奏会(8月6日)の練習のみ。曲目は、ハイドン「作品33ー5」、ベートーヴェン「セリオーソ」、ドヴォルジャーク「アメリカ」です。

 どの曲も今のメンバーになってから演奏したことのある曲です。しかし、まだレパートリーとは言えない。こういう有名な曲は、胸を張って「持ち曲っす当然」と言いたいところ。なので、こうして絶好の機会を頂けたことに感謝しつつ、練習し直します。


 さすがに今回が3回目となるハイドンは安心感が違います。やはり、つべこべ言う前に回数をこなすことの大切さを実感。

 「セリオーソ」はやはり名曲です。せきこむような音楽の中に突然現れる歌を、いかに伸びやかに歌えるかがが勝負。やはり「もっと余裕を」。

 「アメリカ」も、もう少しリズムを楽しみたいところ。


 さあ、次回のリハーサルは前日の日曜。それまではお休みです。疲れをとりつつも、それぞれさらに鍛錬しておきましょう。
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