中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

戦争と平和

2017-05-06 10:35:17 | 映画・ドラマ
 録りためておいたドラマを見る…これも、忙しい時に憧れる休日の過ごし方ですね。

 ということで、やってみました。だいぶ前ですがNHKで放送された「戦争と平和」。言わずと知れたトルストイの偉大なる大作ですが、1時間を8話。イギリスで制作されたものです。

 本来、分厚い文庫本にして4〜6冊の超巨編。8時間でも足りないのではないかと心配になるも、素晴らしかった。若い頃に「戦争と平和?…もちろん読んだことあるよ」と言ってみたいがためだけに根性ページをめくった時にはよくわからなかった部分や、登場人物の魅力がよく伝わってきて、話に飲み込まれる快感がありました。


 低レベルで恐縮ですが、やはりロシア人の名前は長くて覚えられない。まして原作での登場人物は合計で500人以上。しかしそれがドラマだと「これ誰だっけ」と考えなくても顔が見えるので非常にわかりやすい。


 贅沢で華やかな社交界に翻弄されるのも、戦場で血みどろの戦いに巻き込まれるのもすべて運命であり時代ですが、それらに振り回されながらも、人間には揺るぎない確かなものを求めて行く力がある…というトルストイの健康的な哲学が、若くて美しい主人公たちと相まって、実に眩しいのです。

 個人的には、いつも楽観的で気のいいお父さんの「ロストフ伯爵」がお気に入り。亡くなった時には、わりとリアルにつらくなりました。

 「良い者・悪者」だけでない、魅力的な登場人物がいくらでも出てくるのは、トルストイの神業です。そして、きちんとしたドラマを創るイギリスも素晴らしい。


 日本でも、多すぎるバラエティ番組よりも、歴史的名作をドラマ化したりすることがもっとあってほしいと思います。…見る時間はなかなか無いかもしれませんが。
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