中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

秀鳳「つや姫」

2016-10-14 22:58:48 | お酒の話し(山形県)
 「武士に二言は無い」とか「男に二言は無い」という言葉があります。カッコいいし、日本男児として、そうありたいと思うのです。

 しかし、この手の言葉には魔力がある。守れないのなら、もはや人としての資格がないような気持ちにさせられるのです。

「ゴメン、やっぱ違ってたわ」…このひと言が言えないばかりに切腹した武士がどれほどいたか。

 そういう価値観を、日本人として美しいと思うし大切にもしたい。でも、それがなければ、太平洋戦争ももう少し損失が少なくて済んだのかなとも思います。戊辰戦争でも、もっと多くの有為な人材が残ったはずです。


 …何が言いたいのか。要するに、「前言撤回」をさせていただきます。

「食べて美味しい米は、旨い日本酒にならない」

 私は過去にこう言いました。ササニシキやコシヒカリ、そして「はえぬき」の「失敗作」を見たからです。

 山形が誇るブランド米の「つや姫」もまたしかり。開発されるやいなや、いろんな蔵が挑戦しましたが、旨い酒は無かった。


 しかし。山形市の名蔵「秀鳳」がやりました。つや姫45%の純米大吟醸。

 やや甘めの仕上がりにしたのが「技あり」だと思いますが、その透明感は素晴らしい。穏やかで上品な甘みには、雑味がまったくなくて、「はんなり」とした優雅さがある。正直、驚きました。

 …勇気を持って高らかに言いましょう。

「やっぱり、いい米は何にしても旨い」

 切腹より乾杯をしましょう。
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