中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

栄養補給

2014-05-19 12:23:21 | クァルテット
 横浜「みなとみらい」での公演を終えて昨日、山形に戻ってきましたが、途中、仙台に寄り道をしました。

 牛タンで一杯やるため・・・ではなく、コンサートを聴きに行ったのです。「ライプツィヒ弦楽四重奏団」。

 言うまでもなく世界的に有名な四重奏団ですが、プログラムがまた良い。モーツァルトの「不協和音」、ベートーヴェンの「第5番」、そしてブラームスの「第2番」。どれも山形Qで演奏したことのある曲です。


 仙台で「はやぶさ」を降り、地下鉄で数分。たどりついた「パトナホール」は、室内楽にぴったりの、響きの良い中ホールでした。

 
 前半は立奏(もちろんチェロ以外)、後半は普通に座っての演奏でしたが、聴いている分には、その違いはよくわかりませんでした。立っても座っても、素晴らしいものは素晴らしいということです。

 とにかく音が柔らかく、余裕と広がりがたっぷりと感じられる。フレーズのとりかたも、きれいな弧を描くような緩急が美しい。精密さよりも、その自在さにひきこまれました。


 勉強になりました・・・というよりも、あらためて「いやあ、カルテットって良いものですね」という感じ。上手すぎて若干イヤになりつつも、心の栄養になりました。
コメント
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