新潟市にある山田コンサルティング事務所

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チームになろう!

2012年02月27日 | 組織・人材
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

私の得意分野である「お店屋さんのコンサルティング」では、家族や兄弟、親戚の人も加わって、家族経営をしているお店がたくさんあります。

この家族経営、いい面もありますが、あまりよろしくない面もあります。とくに、売上が下降線をたどっているときには、その悪い面が全面的に出てきてしまいます。

そんなとき、私は「チームになりましょう」とアドバイスします。
家族だから、兄弟だからと、何の話し合いもなく、各自がバラバラにがんばっているというケースがとても多いからです。これでは売上を回復させることはできず、どんなにがんばってもヘトヘトになるだけです。下手をすると家族で毎日ケンカ?

家庭では好き勝手にのんびりしていていいですが、お店のことに関してはチームにならなければいけません。家族ではなく、チーム!

最近コンサルティングに伺った、ある飲食店。
60歳代の社長夫婦と跡継ぎの息子夫婦。私が進行役になり、売上回復策の話し合いを行いました。話し合って方策を考え、誰がやるか、いつまでにやるか、など、いろいろなことを決めていったのですが、印象に残ったのが、お互いのことをわかっていないな~ということ。

私は「外部の専門家」ですから、いろいろお聞きしなければアドバイスができません。そこで、各人に質問し、お話しをお聞きするのですが、社長が自分のやっている業務について話をすると、息子夫婦が、「えっ? あの取引(納品)は、そんな条件・状況だったの? だからお父さんは店が終わったあと、夜中までかかっても商品(自家製の味噌漬けなど)をつくっていたんだ!」とビックリ。話し合いを進めると、こんなふうに互いに相手の考えや行動、持っている情報を知らなかったり、同じ「店のため」と思っても考え方が違っていたりすることが、だんだん見えてきました。

きちんと話し合うことでお互いがお互いのことをわかり、そのうえで意見を出し合い、誰がやるか相談し、いつまでにやるかを決めていくと、家族がだんだんチームになっていきます。

さて、これは家族経営だけにあてはまることでしょうか。
他人の集合体である会社も同じではないでしょうか。

著作権:山田まり子


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