Cooking Project ヤマダキッチン

食を創る・食を愉しむ

国体と食

2017年09月23日 | enjoy cooking
愛媛に国体がやってくる!
四国で国体が行われてから64年、愛媛県単独で行われるのは初めてです。
この間にアスリートにおいての食事は、科学的に研究が進み、トレーニングすることと同じくらい重要視されるようになりました。また64年前とは違い、アスリートに欠かせない上質なたんぱく質も今の日本ならどこでも摂れる時代になりました。それだからこそ、個々の知識を確かな物にしておく必要があると思います。
プロのアスリートでも、筋肉をたくさんつけようと思うと、肉がたくさんある食事に偏り、ウェイトコントロールができない方もいるようです。そんな時は豆腐や卵も入れることによって、余分に脂肪を抑え、必要なたんぱく質を摂り、筋量だけを増やすことをするのだそうです。筋肉つけるだけではなく、腱やじん帯を強化するということも大変重要で、その材料になっているコラーゲンの合成には、ビタミンCが必要なことや、筋肉の収縮を助け足がつるのを防ぐ効果があるカリウムなども、果物や野菜類からとるようにしなければなりません。
なんといってもスタミナ切れにならないようにするには、糖質が必要です。運動の主なエネルギー源となる糖質は筋肉の中で、筋グリコーゲンとして貯蔵されます。これが、なくなると運動を続けられなくなるといわれています。特に、練習や試合が終わった後に、なるべく早く食べることも大切です。30分程度を目安に食べることによって、エネルギー源になる筋グリコーゲンの回復を早めたり、分解されたたんぱく質の合成を高めてくれるのだそうです。
愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会は、こうした愛媛の食を広める絶好の期間であるといえるでしょう。選手の皆さまには愛媛の食で、運動や活動量に見合うエネルギー量、質、そしてタイミング、これを揃えて食べていただきたいですね。