あっという間に、こんな時間。

『あと一年で五十だよ』と言うタイトルでしたが、2009年を機に変えてみました。
思えば遠く来たもんだ。

「クラウドガール」のこと。

2016年12月27日 | 読書
朝日新聞に連載中の金原ひとみ作「クラウドガール」が、今月末で終わるそうです。

えっ?もう終了?
って感じ。
今日で114回目なので、半年くらいの連載期間だったんでしょうか。

連載早々に、読者の声欄(だったかな?)で、「今どきの若い奴らの出てくる訳の分からない小説なんて」みたいな感じの高齢男性からの嫌悪感たっぷりの投書があって、いや確かに私から見ても自分とは1ミリも接点のないような登場人物たちの生活・風俗に戸惑いはありましたが、この一つ前の連載というのが、某有名作家が昔の自分のヒット作のテーマの焼き直しみたいな話をダラダラと書き続けた小説で、途中で読む気がしなくっていたので、私としては金原ひとみの描く「訳の分からない若い奴ら」の世界も、それはそれで何となく期待感がありました。

少し前から登場人物たちのことが何となく憎めなくなってきて、最近では毎朝楽しみに読んでいた「クラウドガール」。
ここ数日はギョッとするような展開でした。
これまでとは世界が反転したかのような、不穏でいびつな流れになっています。
まさかの「パパも死人だった」ってか…。
いつ何時でもスカイプの相手をしてくれるようなので、パパは暇なのか?と思っていたのですが。

この小説をこうしてずっと読み進んでみると、年代や環境や生活や色んなことが全く違う人生でも、人の心の底にあるものは形は違えど同じ「成分」で出来てるんじゃないか…などと思ったりもします。
主人公の姉妹が何やら身近な存在に感じてきていたこの頃だけに、早い終了は残念です。
山崎えりかさんのイラストも綺麗でフワフワしてて良かったのになあ…。

次回連載は、あの「悪人」以来の吉田修一。
イラストも束芋。
歌舞伎の話でタイトルは「国宝」ときたもんだ。
これはこれで楽しみなんですが、金原ひとみも良かったよ。
私は好きだった。
これからも頑張って欲しいです。

って、なんか上から目線ですが(笑)





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3 コメント

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Unknown (寺師啓)
2016-12-28 09:38:20
日経と共に朝日も北京まで配達してもらって読んでいますが、「クラウドガール」私は途中で脱落してしまいました(^^;)。宮部みゆき以降の楽しみは「ののちゃん」だけですが、新連載はどうでしょうか。それでは良いお年をお迎えください。
お元気でしたか (ヤマブキ)
2016-12-28 18:10:37
北京からのコメント、ありがとうございます。
私はしばらく前から「ののちゃん」脱落派です・・・(^^;

最近では伊藤理佐と、福岡伸一のエッセイを楽しみにしています。

新連載、果たしてどんなお話になるのか。
来年の楽しみがひとつ増えました。(*^^)v

今年もこんなブログを読んでいただき、ありがとうございました。
寺師さんも良いお年をお迎えください。


最終回は (ヤマブキ)
2017-01-03 11:23:28
最終回は拡大版でした。

急いで終わらせたような、説明調の、あっけないような終わり方に感じました。

パパの手紙の内容、ママのテキストデータなども内容を知りたかったな。

作者の言う「フェアな関係」というのが、よく分からなかった私です。

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