気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『芙蓉の人』 新田次郎著 (文春文庫)

2017年06月19日 | 
近ごろは本読みで文字通り「気楽に山歩き」?^^;


かつて(だいぶ以前に)『富士山頂』を読んだことがありました。

その時書き残した私の感想は「富士山気象レーダーが建設された時の実話に基づいた作品。新田次郎は山岳小説で有名だが、気象庁に勤めその建設に携わっていた。今はその役目を終えたレーダーだが、当時の必要性と建設の苦労を知ることが出来る。」という簡単なものでした^^;

『芙蓉の人』もまた富士山頂での気象データを集める実在したご夫婦、野中到氏を助ける千代子夫人を主人公として実話を元に描かれた小説。しかも日本で初めて冬季に富士山頂でのデータを集めるという画期的なことを私財を投じて実行したまさに富士山頂気象台の先駆者でした。

日本で一番標高が高い3776m。冬季の富士山は今でこそ登る人がいてその様子などはインターネットやニュースで知ることができますが、当時情報が少ない中で、仕事としていきなりの長期滞在ですからその大変さは想像に余りあります。ゆえに二人とも体調を崩して越年の滞留は出来ませんでしたがその時の体験から得たことは大きかったことでしょう。

それにしてもまさに生と死の分岐点、凄絶な内容です。



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