気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『ビニール傘』 岸 政彦著 (新潮社)

2017年05月17日 | 
以下二編で構成されています。


『ビニール傘』&『背中の月』

最近の本を読んで、この本に限らず感じることなのですが、ひとくくりの文章の中で情景がパッと変わったり、時間が急に過去になったり進行形になったり、会話が行を変えずに急に入れ替わっていたりする場面が多いような気がします。

それはそれで読んでいれば繋がってはくるし、深みのある内容を感じることもありますが、捉えどころのない流れだなぁというのが正直な感想。

こういう表現方法もある、こういう生き方もある、と割り切って読んでますが、いろいろと違和感を感じるのは世代の相違なんでしょうかね^^;

でも現代の世相を反映しているというか、生きていることの孤独、侘しさ、せつなさ、人恋しさなど、男にしろ、女にしろ、いろいろな思いを抱えて毎日を生きている様子は世代を越えても分からなくはないです。

年を経ても抱える思いは似たような思いがありますから。同じ時間を生きていれば、社会の中での自分の立ち位置でも伝わってくる思いはあります。

そこには甘えられる人、頼れる人のいない孤独な思いが悶々と横たわっている気がします。

社会の中の一人でありながら、居ても居なくてもいいんじゃないかと思う疎外感と、どうしたら前向きに生きられるのだろうと思えてしまう現代の問題点がこの本には描かれていますね。

老いも若きも同様ですが、特に若い人にとって未来に希望の持てる明るい社会になってほしいです。
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