長野はすべて山の中

長野周辺の山散策日記 山の風景やランニングのこと
時に自転車や気になる音楽の話しに暫しおつきあいの程を・・

ランニング

2015年08月27日 | スポーツ
昨今朝夕と涼しくなった 
また走りやすい季節が到来
うれしいことです

昨年マラソンの練習内容に少し変化があった
従来の距離信仰からくる「量」を重視したものに、短時間で負荷をかける「質」もプラス
今迄行ったことのない「インターバル」とか「ペース走」を取り入れる

特に全速力で走るインターバルは自分の中でそれ迄に培ってきた体の使い方のイメージが少し変わった気がする
それ迄の上下動を避けた着地ショックの少ない小股走りから
出来ているかは別とし、短中距離のように大きく体全体を使った動きへと

ところが最初全速で走るとスムーズに走れない事に気付く
手と足の連動がチグハグになる
何かぎくしゃくしてブレの大きな走りになってしまう

いくら速くてもブレの大きい走り方では意味がない
無駄な力を使うので長い距離続かない
自動車でも自転車でもバネ下のホイールのブレは速度に悪影響をおよぼす
だから高速でスムーズに走る事に慣れておくとブレない動きを体に覚えこませる事が出来る気がする

ひいては速度を少し落としても無駄が無く省エネルギーで
長距離でも通用する疲れない速い走りが身につくはず・・と

でもこれは一方で脚や体に高い負荷をかけることになる
脚のダメージも大きいし心臓にも負担がかかる
また筋肉も含め靭帯や軟骨は大きな衝撃にさらされ続ける
靭帯や軟骨は鍛えて鍛えられるものではない
長く楽しむためにもせいぜい壊さないように気をつけないと

幸いにも走る事に飽きを感じたことはない
この体が続く限りどこまで行くのか見てみたい

Take It To The Limit










(7月26日の火打山から)






迷信

2015年08月23日 | 音楽


お盆も過ぎ夕方暗くなるのが早まった

ヘツデン頼りに夜山の手を走る時暗闇に光る目 目
だいたいは猫 時々タヌキかキツネ

ジンクスとか迷信の類いはあまり気にしないが
それでも真っ黒な猫がいきなり飛び出して目の前を横切られるとぞくっとする


なんかそんな曲あったな
久しぶり聞いた

ギターJeff Beck
ボーカルRod Stewart

I ain't superstitious,
black cat just cross my trail


どうせ塀の向こうに行っちまうんだ
迷信なんて気にしないさ


豪華なゲストを迎えたご本家Howlin wolfのこのバージョンもいい






猿倉 白馬岳 白馬鑓ヶ岳 ラウンド

2015年08月10日 | トレラン
9日は猿倉から白馬岳 白馬鑓ヶ岳とラウンドしてきました

猿倉には真夜中に着 車中で仮眠
谷筋の暗い空
天の川も見える満天の星空が目に焼き付く

夜明け前見上げる闇の稜線上にヘツデンらしい光がチラホラ見える
山頂へご来光登山だろうか
晴れてるからきれいに見えることだろう



こちらもまだ薄暗いうちに行動開始
朝日に染まる白馬の山々
猿倉荘横の入山口を4:50分発




白馬尻小屋を過ぎいよいよ雪渓へ 
吹き下る風が涼しくて気持よい
雪の表面はカチッと硬め
一応軽アイゼン(トレイルクランポン)装着
今回お供のシューズは岩場の定番ラプター




高度を上げる
前回来た時より雪上の落石が少ない気がする
とは言え回りへの注意は怠らない




時折振り返ると雲海の風景がうつくしい




トリカブトの群生 青い色が濃い
まだ花に目をやる余裕がある




雪渓パートを過ぎると急に空気がもわっと暑くなる




頂上宿舎着
雪渓を過ぎてからが結構長くて暑くてきつかった




さあもう少しで頂上だ
山荘の建物が大きい




頂上着8:20分




ゆっくりと360度の景色を堪能




小蓮華山 栂池方面へ伸びるなだらかな稜線




スタートして来た地点がはるか下方に見える
登山者が長い列を作り続々と雪渓を登ってくるのが見える




さあ次の目的地白馬鑓を目指す
途中のピークで過ぎてきた白馬を振り返る




これから行く白馬鑓ヶ岳 手前は杓子岳
杓子岳は頂上へは登らず巻き道を行く予定
ここから見ると巻き道との分岐から杓子岳頂上へ続く直登道
斜度がハンパなくキツそうに見える




右前方に名峰立山 剣岳がどかっと鎮座




杓子岳巻き道から鑓ヶ岳を眺める
こちらの登りも手強そう




エネルギー補給後登りにとりつく
空気も薄く暑いし動きが悪い




振り返り眺める杓子岳と白馬岳




白馬鑓ヶ岳山頂着11:00




過ぎてきた杓子岳 白馬岳を眺める
荒々しく壮大な光景



白馬鑓ヶ岳を下山開始
がれ場の下り足元が不安定だ



コマクサが何気なく咲いている
気がつかない人も多いのでは



砕けた岩が積み重なってできているような山
ちょっと異次元の景色



天狗ノ頭への分岐から鑓温泉方面に猿倉に向け長い下り開始
下り一辺倒ではないし崖や雪渓通過も多い まだまだ気が抜けない
向こうに八方の稜線その先には下の町並が見える



温泉小屋上は鎖場の連続
慎重に下れば全く問題ない



鑓温泉が見えてきた
向こうの斜面に見える細い線がこの先歩む登山道



しばらく休憩
先は長いので温泉は入らず水をたっぷりハイドレに補給後下り再開



何ヶ所か雪渓をトラバースしなければならない
紅ガラにそって慎重に行けばアイゼンはつけなくても通過出来る



小日向山の峠をすぎるまでは山麓を横切るように伸びる登山道
つまり崖地帯を通過する道が多い
離れた所から斜面に伸びる登山道を眺めると一目瞭然
飛ばさず慎重に歩を進めよう



小日向山の峠から「さああとは下るのみ猿倉へゴー!」
と思っていたらこれが意外に長い
足も疲れているので緊張がなくなり不安定に足をつくと岩でひねりやすい
最後まで集中を切らさず下る
いい加減下りに飽きてきた頃にやっと猿倉の林道到着 15:00


20キロ強の行程
水場は何ヶ所か確保できるがたっぷり持つに越したことはない
ラプターの岩場での挙動は全く安定していて文句がない
ただ清水の流れを踏み越え靴底が濡れている状態で不用意に岩に足を置くとつるっとくる

白馬岳や鑓ヶ岳の景色は素晴らしかった
ルート途中でも富山方面の町やアルプスの他の山々がきれいに見える
風に吹かれ山頂からの風景を眺めていると稜線で夜明けを迎えてみたいとますます思う






菅平ラウンド-その2

2015年08月04日 | トレラン
日曜日のラウンド
何枚か追加の写真をアップしておきます


入山口近くにあった「山の神」社
ご利益がありそうな形状ですな
「賽銭棒」とかいてあります
棒の根元に置かれた玉石二つ・・・



四阿山 北ピーク



いたる所にアザミの花が



エーデルワイス



アゲハ蝶



下り出口近くの滝
岩に分かれた脇の冷たい流れをしばらく頭に浴びていました

道に迫る勢いでクマザサや背の高い根曲がり竹が茂る区間が多いです
単独行ではもちろんですが熊鈴必携
鈴より真鍮ベルやカウベルみたいな形のほうが音が大きくていいかな




米子瀑布 浦倉山 四阿山 根子岳 ラウンド

2015年08月02日 | トレラン
8月2日
菅平の山へ登ってきました
今回の入山口は長野県須坂市 米子
根子岳まで行きぐるっと一周してきました


時計回りで浦倉山から登ることにします



駐車場は広くそこから少し登ると米子の滝がよく見える広場があります 
登山道はその広場奥です



分岐
いよいよ浦倉へ登り開始



前夜の雨のせいかコケの緑がとてもきれいでした



展望のきかない森のなか ひたすらダラダラと坂を登る
先行者はいない感じだ
柔らかな泥の道に足跡が全くついていない 動物の足跡もない
本当に静かな山の中
遠く下の方からわずかに滝の音が聞こえるくらい



浦倉山山頂
なにかあっけなく到着
浦倉山を過ぎると急に登山者が多くなった
群馬側からパルコールスキー場をリフトでのぼってきたと思われます



そのまま稜線を四阿山方向に進むと木々の間から根子岳が見え始める
高い場所にいるんだという実感がようやくわいてきた
これからあの右に伸びる稜線をいくんだな
空には今回もトンボが乱舞



人気の四阿山 多くの登山者が休んでいた
自分はおにぎり一個ほおばりすぐに移動開始



根子岳に至る鞍部から眺める根子岳方面
きれいな景色だといつも思う



マツムシソウだろうか涼やかな薄紫色
高原も心なしか秋の気配



根子岳山頂



小根子岳山頂




北肩方面に伸びるトレイル




クジャク蝶
色も模様も鮮やかで派手




北肩から向こうにはもうトレイルはないようだ



北肩から風通しのない森を米子方面にどんどんと下る
足元で動く大きなヒキガエル 
危なく踏むところだった



何ヶ所か渡る橋のひとつ
ちょっと見すごく危うい造り
でも結構しっかりとしていました



白樺に飲み込まれている古さを感じさせる案内看板
古くから登山道として親しまれてきたのだろう


以前から回ってみたかったルートを今回登ってみました
何ヶ所か不明瞭になっている所もありましたが
全体的にはしっかりした登山道でした





(2012年の写真)
四阿山から鳥居峠登山道を少し下ったところに嬬恋清水という清水が湧いています
美味しい清水ですので利用できます


道にクマザサとか背の高い草が覆っている区間が結構あります
朝ツユで濡れているのでズボンはびしょ濡れ
今回ゴアテックスの靴でよかったと思いました

なのでメッシュのトレランシューズや短パンは考えたほうが良いかもしれません
長ズボンかスパッツ着用で臨みたいところです

四阿山とか根子岳とかはすごく人気のある山なのにこちらの道はあまり知られていないのか
浦倉山までと小根子岳から下りきった先の駐車場まで誰とも会わなかった

時計回りで登ると前半はずっと日陰の西斜面
陽に照らされず暑くないので体力の消耗を防げると思いました