F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 11 BELGIAN GP

2015年08月28日 04時19分48秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
4位 D.クビアト レッドブル・ルノー
5位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
6位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス 
7位 K.ライコネン フェラーリ
8位 M.フェルスタッペン トロロッソ・ルノー
9位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
10位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ

 ベルギーGPです。5位入賞のペレス、序盤2番手を走行するという健闘を見せます。タイヤ交換でリチャルドに前に出られるも、直ぐに抜き返して2番手のポジションを取り戻すなど調子の良さを窺わせます。最終的に5位まで落ちてしまったのは残念ですが、今シーズン一番の活躍だったとえいるでしょう。同じくこちらも久々の活躍となったグロジャン。予選4位ながらギアボックス交換により9番手スタートとなりますが、序盤3番手まで浮上します。その後、タイヤ交換の作戦でベッテルに先行されますが、ラスト2周でベッテルのリアタイヤが突然バースト。タナボタではありますが、見事、久々となる表彰台を手に入れました。4位入賞はクビアト。前回のハンガリーGPの3位表彰台に続き、連続で入賞です。12番グリッドスタートながら、オーバーテイクを繰り返しここまで登り詰めました。クビアトはジュニアチームであるトロロッソからレッドブルに移籍したものの、今シーズン前半はパッとした成績を残せず、ドライバー交替の噂が出ていました。ここ2戦連続の入賞は、契約を有利に進める好材料となるのは間違い無く、クビアトにとって起死回生の活躍であるといえるでしょう。先程も触れましたが、ベッテルは最終盤3位を走行していたものの右リアタイヤが突然のバーストでリタイア。完走扱いにはなりましたが、15ポイントを失ったのは痛いですね。ポイントが入っていればランキング2位のロズベルグのリードを最小限に抑えられたのですから。ベッテルがピレリに対して、あからさまに怒りをぶつけているのも判らないではないですね。このレース、いつもの様にメルセデスのワンツーでしたが、3位以下のリザルトは面白い結果となりました。ベッテルにとっては、たまったもんじゃないでしょうが、いつもと違った面子が表彰台にいるとF1自体も活気づいてくるんじゃないでしょうか。

ROUND 10 HUNGARIAN GP

2015年08月01日 01時52分11秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 D.クビアト レッドブル・ルノー
3位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
4位 M.フェルスタッペン トロロッソ・ルノー
5位 F.アロンソ マクラーレン・ホンダ
6位 L.ハミルトン メルセデスAMG 
7位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
8位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
9位 J.バトン マクラーレン・ホンダ
10位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ

 ハンガリーGPです。抜き所が無い、ここオンガロリンクでの予選順位はモナコと同じぐらい重要です。ポールはハミルトン、2番グリッドはロズベルグと「見慣れた」順位ですね。スタートでは3番グリッドのベッテルがホールショットを決め、先頭に躍り出ます。ベッテルに続いてチームメイトのライコネンが2番手にジャンプアップ。フェラーリのワンツー体制でレースが幕を開けました。さて、一方フロントロウを独占していたメルセデス陣営はロズベルグが3番手、ハミルトンに至ってはコースアウトを喫し、10番手にポジションダウンです。前回のイギリスGPではウイリアムズが序盤をリードしていましたが、メルセデスがスタートをミスったということでしょうか?レースリーダーとなったフェラーリの2台。予想に反してメルセデスよりも速いペースでレースを引っ張ります。1回目のピットストップ終了時にはロズベルグとの差が10秒にも開きました。一方、序盤のコースアウトで順位を落としたハミルトンは4番手にまで順位を上げてきています。ここまでワンツー体制で進んできたフェラーリ陣営ですが、ライコネンのマシンにトラブルが発生。徐々にペースが落ちてゆきます。終盤、ロズベルグはライコネンを難なくオーバーテイク。続くハミルトンですがリチャルドとの接触でフロントウイングを破損。ピットストップの上にドライブスルーペナルティを受け優勝争いから離脱となります。2番手のロズベルグは徐々にペースが落ちてゆき、リチャルドの追い上げに遭い両者は接触。ロズベルグは右リアタイヤのパンクに見舞われ、こちらも優勝争いから離脱です。一方のリチャルドもダメージを受けたフロントウイングの交換の為にピットイン、代わってクビアトが2番手に上がります。気がつくとレッドブルが2、3番手でフィニッシュ。レッドブル、久々の表彰台となりました。そして、クビアトにとっての、そしてロシア人F1ドライバーとしても初の表彰台。今まで我慢のレースを強いられてきましたが、やっとその苦労が報われましたね。ワンツー体制を築いていたフェラーリですが、ベッテルは優勝したもののライコネンはリタイアに終わっています。そして、鉄板と思われていたメルセデス陣営が今シーズン初めて表彰台を逃すという失態を犯しています。両者ともリチャルドと接触しており、まさにリチャルドにしてやられたという感じですね(ハミルトンの場合はリチャルドに非はありませんが)。今回のハンガリーGP、フタを開けてみればベッテルが久々の優勝、レッドブルが2人揃って表彰台、代わりに表彰台を失ったメルセデス、そして、マクラーレン・ホンダのダブル入賞と、「いつもと違う」結果が盛りだくさんとです。完全ドライのレースとしては珍しく荒れに荒れました。たまには、こういったレースもいいのではないでしょうか。最後になりますが、昨年の日本GPで重傷を負ったビアンキが、去る7月17日にこの世を去りました。享年25歳。弱小チームながらモナコGPで入賞したこということもあり、あのフェラーリが注目していた期待の若手でしたが、残念ながらフェラーリに移籍するというビッグチャンスが現実になることはありませんでした。ビアンキの事故は本当に不運でしたが、二度とこの様な事故が起こらないことを祈ると共に、ビアンキに哀悼の意を表します。