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■GM(ジム)連邦軍量産型モビルスーツ ベストメカコレクション 1:144スケール 作成

2016-09-19 14:13:33 | ホビー(模型・ガンプラ)
 模型製作に復帰して、記念する10作目のKITとなりました。

 とは言っても、あいだにリメイク品などを挟んでいるので手は動かしているのですが、新品1から作り上げた物として10個目、というカウントです。

 それで、今回の題材は初代・機動戦士ガンダムに登場する、連邦軍の量産型モビルスーツであるGM(ジム)です。

 連邦がガンダムの開発データを活用して別ラインで開発・製造を進めた、量産性に優れた「数で勝負」のモビルスーツです。

 ガンダムの歴史の中では、ジオンのザクに連なりモビルスーツの代名詞のひとつともなり、その後のシリーズでもしばしばGM系譜の機体が多く登場する名機の始祖にあたるのですが、実は僕、模型ライフの中でこのGM(系譜も含む)を作ったことが一度もありません。

 アンテナないのが、あんまり好きではないのですかね? 幼少期、ちょうどファーストガンプラブームに直撃した世代ではありますが、その時から手にしたことも、作る候補に上がったこともありませんでした。

 このタイプ、珍しいのかもしれませんけど。

 そんなですが、まあ、歳を重ね、また、社会人になっても極貧生活は変わらないので、1:144スケールで 1 KIT 300円というプライスはとても魅力的に映り、また、なんとなく今回は王道のガンダム系は避けたい気分でもあったので、とうとうこのGMに手を出すかたちとなりました。

 それで、このGMは通称「旧キット」と呼ばれるガンプラ初期のシリーズで、現代のスナップフィットタイプのプラモデルと比べると、組み立てのハードルは少し高いと言われています。

 でも、当時、子どもの頃でも組めるものであるので、精巧に作ろうとしなければかたちにはなるのです。今回は、この旧キットでモビルスーツを作りたいな〜、と思ったのがキッカケになっています。


 それで、製作に辺り心がけたことがいくつかあります。


1.原型を極力生かす

 ややもすると、現代のサードパーティや純正のアフターグレードアップパーツが溢れている状況に於かれていると、ついつい旧キットはあれやこれやと手を加え、改造したくなります。しかし、個人的にはそれをやるのであればわざわざ旧キットを買う必要もなく、上位に当たるHGなどでやればいい話しです。しばしば、旧キットをベースにギッタギタにこねくり回して改造してしまう作例を見掛けますが、まったくあの心理を理解できないし、当時のガンプラ技術やスタイルを否定することになるので、それをしないよう努めました。なるべく、足さない、引かない、といったところです。

2.塗装に筆を一切使わない

 ぼくは一応、エアブラシを所有はしていますが譲ってもらったものであり、ほとんど使用経験がありません。また、専門誌などを読んで勉強したこともありません。ですので、塗装をする場合でもあまりエアブラシを使わなかったのですが、そのためか、塗装の技術も低く、筆で塗ってもブラシで吹いても塗膜が厚くなり、仕上がりが汚い傾向にありました。家の人からも「◯◯ちゃんのガンプラは、なんかいっつも腫れぼったいよね」と言われるぐらいです。それを回避する方法として、やはりなるべくエアブラシを使うことと、その経験回数を増やし、ブラシでの塗装に慣れる練習台とする意味合いを持たせました。ある著名なモデラーさんに、その人の作例を元に塗装方法を尋ねた際にも、やはり「すべてエアブラシ」との回答であったのも理由のひとつです。

3.合わせ目処理はいっさい行わない

 これは、ぼくが旧キットの作成で一貫していることで、当時の金型技術では普通に接着してパーツを合わせただけでは継ぎ目はガタガタで、また隙間が空く箇所も出てきます。本当に丁寧に仕上げ、綺麗な作品とするには、かなりの合わせ目処理が必要になります。ただ、これもそれをやってしまうと際限ないですし、その頃の雰囲気を消すのが嫌だったので、一切の手を加えないことにしています。


 こんなことを念頭に、製作に取り掛かりました。


 それで、幸いにしてプラスチックの成型色が(謎のグリーン系ですが)パッケージに似通ったボディの基本色をしているので、この大部分については無塗装でいくことにしました。せっかく、それっぽい色で成型されているのですから。

 そうすると、追加で塗装をしなければいけない大部分は、レッド系になります。さて、塗装をどうしようか? と調べていたところ、発見したのが専用色となっているガンダムカラーに缶スプレーの用意もある点でした。



 恐らくはピッタリ同じ色ではないと思うのですが、使ったこともなかったのでせっかくなので、基本色以外を占めるレッド系は、この缶スプレーを使用することにしました。(取説によるGMのレッドは、シャインレッド。ちなみに、ボディ基本色のグリーン系は、ペールグリーンだそうです)

 そして、説明書に従い各パーツをニッパーで切り離し、デザインナイフで綺麗に整えて接着していく部品を揃えていくと……。

 いきなり、おかしな箇所に遭遇しました。写真のパーツは、位置決めをするためのピンが不足しているのです。

赤印をした箇所が本来、合わさる筈なのだが、相手のピンが不足している。

 SNSで「何でしょうね?」的なことを投げたら、初期のキットにはこういうケースは多いし、不良ではない。そもそも、そのピンを当てにしてもまともには合わさらないので、カットして自分で位置決めするのが通常だ、という声が寄せられました。

 へぇ〜、そんななんですね。子どもの頃も旧キットは作っているのですが、記憶にありませんでした。

 まあ、ぼくはそんな精巧に作る気は元からないので、ないピンはそれで、残ったピンを頼りに接着してしまいました。合わせの精度とか、まったく気にしません。当時から、これだったのですから。

 それで次は、エアブラシや缶スプレー塗装では必須になるマスキング処理をとにかく一生懸命に行って(これも不慣れ。経験値蓄積)、最初の塗装、ガンダムカラーのレッド系を吹きました。



どですかね、どですかね? 個人的に、タミヤの缶スプレーより使いやすく感じました。綺麗に吹けました。コレ、いいかも。

 1番面積を占めていたレッド系を塗り終えたので、次は僅かな箇所ですがイエロー系です。今までだったら筆塗りにはしるところですが、戒めを心に、また苦手なマスキングをしてエアブラシで吹く下準備をします。

僅かですが、回数重ねることで、ちとマスキングも上達したかもしれません。ほんのちょっとね。

 それで、今度は缶スプレーを使わないので、ほんと僅かな面積なのですがエアブラシを用意しました。ところがどっこい、前回の掃除の仕方が悪かったのか、エアの通り道が何故か詰まっていて往生しました。



 ぼくは室内の塗装ブースを持っていないのでブラシはいつも屋外作業なのですが、それでも臭いで参りそうになるぐらいツールクリーナーを使って、なんとか解決に至りました。コンプレッサーもピースコンも、既に廃番のめっちゃ旧い機材なので、壊れたらOUTで、かなり焦りましたね(補修部品は、僅か手に入る)。しかし、ホント、ツールクリーナーは臭い。これ、何でも落ちるんだけど、もうちっとどうにかならんかね? ヘキサンのほうが、まだマシよ。

 はい、そうして、色が乗りにくいと言われているイエロー系も、それとなく手持ちであったそれらしい色を吹きました。

ベースがレッド系とはいえ、さすがに結構回数吹かないと、色は落ち着きませんでしたね。鬼門かも。でも、今度は厚ぼったくならないよう、注意したよ!

 あとはブラシを吹くので順番的に明るい色はホワイト系になり、その前にビームサーベルのモールド甘さが気になったので、BMCタガネで少しスジを深くしてやりました。

相変わらず、このタガネはめちゃ便利。そろそろ、他の幅も揃えたい。


 ところがどっこい、このタイミングでホワイト系? おかしいのでない。そう、面積をそれなりに占めるレッド系に気を取られ、大きな過ちをしてしまったのです。そして、これが結果的に痛いことに。

 本来、今回の色味であれば、順番的にホワイト→レッド→イエローなんですよね。それなのに、後半にホワイトを持ってきてしまった。さらにここで、手元にタミヤの缶スプレーでホワイト系があり、ついこれを使って次のホワイト系を塗ってみたのですが、これが大失敗。

 どういうわけだか、塗膜は厚く塗れちゃうし(塗料の噴出量が多い)、絶対に気泡が発生するのです。これを解消しようと、また上塗りするので塗膜の厚みが増すこと。ついでに、やっぱり気泡は発生する。

 せっかくエアブラシ系でまとめようとTRYした今回のGMなのに、ここで躓いてしまいました。

 最終的には、あまりにホワイト系の塗装が汚くなってしまったので、下地のレッドとイエローが溶けてしまうのも半ば覚悟で、タミヤカラーのホワイトを一度シンナーで洗浄しました。

 そうして、とにかく気泡が出にくいように、塗膜が厚くならないように、と再チャレンジしてみた結果がこちら。

それでもかなりキッタナイですね。後悔です。ちょっと、もう、タミヤの缶スプレーは嫌だな。戦車では散々お世話になりましたが、今後はどうするか……。

 それで、ホワイト系はこんな苦労と、できれば避けたい一度塗装を剥離する行いをしてしまったので、シールド部は特に下地の仕上がりが心配でした。恐る恐る、マスキングテープを剥がしていくと、、、。

日頃の行いなのか、なんとかぎりぎりセーフ。ふー、腰が抜けそうでした。ちなみに、ビーム・サーベルのピンク部分は、タミヤのピンクサーフェイサー色をそのまま使っています。グリップ部の色乗りを良くするために、始めに丸々、ピンクで吹いているのです。短いほうは、一般的なグレーサフ。

 この状態で、おおよそのブラシ塗装は完了ですが、よく見れば、やはりまだマスキング技術が未熟で、ところどころ余計なはみ出しが見られますね。テープの圧着や一度で切り出すサイズが悪いのだと思います。まだまだ、修練が必要です。エアブラシとマスキングは必ずSETなので、エアブラシの技量をUPさせるためにはマスキングも上手くならないとダメなんです。

 さて、そうこうしているうちに台風襲来のシーズンに突入し、お天道様を覗けることも疎か、強風&豪雨な日が続き、残った塗装が青空作業できなくなってしまいました。


 そこで考えたのが、ぼくの使っているエアブラシのコンプレッサーの圧が弱い点に注目。小型&低振動&小音でほぼ熱帯魚の空気循環器のようなコイツは、エア圧がそれほど高くないので、幸いにしてトリガーを引いた時の塗料の吹き返しがやや少ないです。

 そこに着目して、家の人の目を盗み留守の時に限りますが、屋内の脱衣所を利用し、仮設の塗装ブースをこさえてみることにしました。



 ウチは、家屋すべてを締め切り家中のエアコンを稼働させているので、湿気もそこそこ低いです(完璧ではないですが)。カブリも多少は回避できるかもしれません。

 しかし、吹き返しがやや弱いとはいえ、やはり周りへの被害は大いに考えられますし、家族・同居いきもの(お猫閣下2匹)への影響も不安なので、細心の注意は欠かせません。吹く時は、脱衣所は完全隔離で実行しました。

 それで、塗装残しであったのが、まずマニピュレーター(ハンド)部。ここは、何故か取説に色指定がなく、さてどうしようか? と他のグレードのGMを参照したのですが、それらはどういうわけかグレー系に変わってしまっていた……ので(裏切られた感じー)、なんとなく似た色を調色して塗ってみました。

じゃーん、お手々もエアブラシで塗れたよ。屋内で塗装できると、ほんと、便利。真面目な塗装ブースが、マジ欲しいです。切望(´;ω;`)ブワッ

 ちなみに、こんな時、最近はあまり見かけないでしょうが、写真フィルムが入っているケースが密閉性高く、調色した塗料を保管しておくのに最適です。

塗料も定着しにくい素材のようですし。なお、ぼくはあんまり物の使い捨てが好きではないので、調色カップは樹脂製のこんなのとか、プリンとかの食べあとを洗って使ってます。一般的には紙コップみたいですけど、それでいいの? って感じです。もうちと、環境とか資源、考えようよ。


 あとは、大きな収穫ありました。

 今までのこのエアブラシでの塗装では、しばしばクラウンカップに液溜まりができ、それがダマとなり塗装対象に飛んでいってしまう、という不具合があったのですが、そのことについてボークス秋葉原店のスタッフさんに相談にのってもらい、いくつかの対処法を教えてもらった結果、今回はそのようなトラブルは発生しませんでした。

餅は餅屋。その筋に訪ねて、間違いなかったです。ありがとうございます。

 そして、マニピュレーターには、まだ難題が残っています。右手にスプレー・ガンを握っているハンドが付属するのですが、例によって一体成型。真剣に魅せるには、細かな塗り分けが必要です。また、取説ではミディアムブルーの指定色になっていたのですが、ぼくは他の色の、かつエナメル塗料を使い金属の質感を出したく、そちらで塗装を実施することに。

 しかしここも、今までなら安易に筆塗りにはしっていたのですが、始めの心構えと、やはり今までの塗装での、エナメル塗料でも厚ぼったくなる下手さを嫌い、ウルトラ面倒なマスキング処理をして、エアブラシ塗装を行いました。

この箇所のマスキングは、指の凹凸や握りの下に見えるグリップ底の分けなど、超たいへんでした。マスキング、あまり得意意識はありません……。また、エナメル塗料をエアブラシで吹くのも、始めの試みです。不安。


 ところがどっこい、結果はウルトラOKでした。しっかりとマスキングをして、エアブラシで吹いただけに、非常に良い仕上がりになりました。




 エナメル塗料の金属感を出すのに、こういうテイストで仕上がったのは始めてのことで、「やはり細部までエアブラシなんだな」と実感した限りです。

 あとは、詳しくは書けないのですが、GM系のメインカメラで後年になってそのディティールが確立された、スクリーン内部の構造をなるべく表現したいために、ちょっと考えたアイディアを実践してみました。



 なるべく、足さない、引かないなので、別パーツ化とかクリアパーツにする、なんてことはやりませんでしたが。


 そのような過程を経てまず仕上がったのが、このような雰囲気です。

とにかく、足さない、引かないを心がけ、旧キットオリジナルのテイストを最大限に生かしました。ここで大きく触ったのは、機関砲を真鍮パイプで置き換えたことだけです。この工作も今回、始めてやりましたが、想像以上に面倒でしたね。そんなに格好良くなったとも思えないし……(・ัω・ั)


 と、ここで終わらせても良かったのです(これはこれで気に入ったので)、さらなる修練を積むためにこのGMは、同じく苦手とするスジボリの練習台にもなってもらいました。また、このKITが発売された頃はまだガンプラには文化の薄かったデカール貼りを各所に行うことに。

 この辺りは、「旧キットで極力オリジナルを触らずに、しかし情報量を単純に増やすことでどのような見せ方ができるか」の挑戦といったところです。

このぐらいの時はまだカワイイですが、

シールドも触られ、

ボディもチョメチョメされ、

ヘッドを載せたら、こんな雰囲気です。

他、腕部・脚部も、改造パーツを取り付ける手法ではなく、スジボリとデカール貼りで勝負をしてみました。


 その後は、お決まりのトップコートを吹き(これもそろそろ意味を考えないと)、第2段階終了となりました。では、お披露目TIMEです♪




 始めのシンプルなモノから、結構雰囲気が変わったと思います。もっとも、昨今のこの情報量過多の見せ方が正解かどうかは解らないのですが。まあでも、真似もしてみないと始まりませんし、そうすることで見えてくるものもあるかな? という考えで、たまにはTRYしてみます。


 んで、ここで終わりにしてもまったく問題ないと思うのですが、今回は、作成途中で知った、「フィルタリング」という技法に興味を覚え、記事を参考に必要なものを揃え、見様見真似でやってみました。ウェザリングの一種なんですかね?


 その結果がこちら。一応、今回の作成の最終仕様となります。お披露目♪




 さすがに様子が一変しましたね……。汚し過ぎたかなー、という反省はありますが、始めての処理なので収穫大きかったです。ただし、どうも塗料を専用シンナーでシャバシャバにしているためか、塗膜の定着力がまったくなく、ちょっとの拍子で上塗りのフィルタリングが落ちてしまいます。これは、週明けに塗料メーカーに尋ねてみる必要、ありそうです。

 似た構図で、3STEPを並べてもみてみます。(厳密にはそっくりでなくスミマセン(・_・;))






 さすがに大分違うかと。まあでも、好みが別れますよねー。どれがいいかとか、ないですし。でも、この変化は、今回、とても勉強になりました。他人の作例から受ける印象の学習にもなったなー、と。


 最後は、写り込みが激しくて七面倒臭い黒デコラボードでも撮影をしてみたので、そのお披露目で締めたいと思います。駄文・長文にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございますm(_ _)m、






 あっ、そうだ。投票形式の投稿サイトにも掲載をしているので、よろしかったら1票をお願いします。会員登録とかは不要の筈です。
 URLはこちら。

http://www.modelers-g.jp/modules/xsns/?p=mypage&uid=36241



やかん
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