醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

高い城の男

2018年01月17日 | 女王ヴィクトリア
久々に必死になって観た。
だってメル卿が軍服着てるんだもん。
ルーファスさんのお声を聞きたいが、字幕見てたらお顔に集中できぬので吹き替えで。
もしメル卿ボイスだったら萌え死にしてたなw
頼りになる家長型夫として父としてパーフェクト、素敵だ。
ただし彼の妻になったら社交家事子育て一手に引き受けて大変だぞ。
それでも朝食の席に軍服のメル卿が座っていて新聞見ながらコーヒー飲んでるんだぞキャー。
休日のお昼はポークチョップを「うん、おいしいよ」なんて言いながらパクついてくださるのだぞウハーたまんない。
……というメル卿脳はおいといて。
もし枢軸国側が勝っていて北米を占領していたらどうなっていたか、という旭日チックなお話をマジっぽくしてるので面白いです。
ニューヨークをナチがサンフランシスコを日本が占領している。
憲兵と親衛隊がうようよしているアメリカ。
横柄な日本人と優生学のナチが治めるアメリカは敗戦国の惨めな有様になっています。
原爆はナチのみが所有。
二大国の均衡を破り、核攻撃で一気に世界をアーリアの国にしようとナチが画策、しかし内部闘争が……というドキドキの展開を、強情ねーちゃん&ひねくれ兄ちゃんが引っ掻き回すジャップ・ナチ・レジスタンスの三つ巴活劇。
レジスタンス(アメリカ人)が単純に正義のヒーローではなく、やってることテロリストじゃんという冷めた目線が入っているところが素晴らしい。
釣り目出っ歯のお馴染のジャップ像でうんざりするかと思いきや、見場は悪くてかつ不可解だが中身はサムライてなまぁまぁな描き方をしているので、いいんではないかと……日本人のルックス偏差値が低いんであまりに不利w
結果的に現代ぽくない昔風の日本人の感じが出ているのはいいんだけど……けど……やかんはとにかくスミス大将にクラクラ。
木戸は憲兵大尉でいいのではないかと。
甘粕大尉みたいな。
憲兵隊を率いているんだから警部じゃないだろ、そうか特高のイメージなの?
でもチーフ・インスペクタ言うてるね? わからん。
軍装が変、天保銭付けてんの?
ここは畳に土足の世界なんでケチつける気ありません。

コメントを投稿