矢嶋武弘の部屋

日一日の命 命の火を燃やせ!

老兵は消え去るのみ ただし まだ生きている

日本が、もし戦争に勝っていたら・・・

2017年04月21日 10時55分10秒 | 政治・外交・防衛

<2015年1月に書いた以下の記事を復刻します。>

今年は戦後70周年だが、もし日本があの戦争に勝っていたらどうなっていただろう。そう想像するのは難しいが、少なくとも“引き分け”だったらどうなっていただろう。引き分けでも、たぶん「勝った、勝った」とお祭り騒ぎをして、ますます戦争の道を進んでいったに違いない。
軍国主義がますます徹底し、戦線を拡大していっただろう。軍部はさらに増長し、占領地を増やしていったに違いない。来る日も来る日も戦争に明け暮れる。徴兵制がさらに拡大し、18歳以上の男子は必ず軍隊に入る。「生めよ、増やせよ」で、少子化なんて考えられなかっただろう。
陸軍大臣、海軍大臣のほかに、空軍大臣も新設されただろう。要するに「1億火の玉」となって、天皇と大日本帝国の栄光のために御奉公しただろう。私なんかとっくの昔に徴兵され、アジアや南太平洋で戦っていたかもしれない。上官から「役立たずめ!」と怒鳴られ、いつも殴られていただろう(笑)。
要するに、大日本帝国は戦争が大好きだから、決定的な敗北を喫するまで戦うのだ。それが良いと言う人もいるだろうが、私はそうは思わない。戦争をすれば自国の兵隊は死ぬし、他国の兵隊や住民も巻き込まれて死ぬ。恨まれることも多い。そんなことは当たり前だ。
そう考えると、先の大戦で負けたことは良かったのだ。軍国主義者や愛国主義者は違うと言うかもしれないが、神州不滅を信じる大日本帝国の“赤子(せきし)”たちは、破滅するまで戦っただろう。事実、そうだった。大日本帝国はそういうものである。
したがって、70年の平和をもたらした先の“敗戦”は良かったのである。勝つことばかり考えて、負けるを知らぬ者ほど怖いものはない。「負けるが勝ち」とも言う。平和がさらに100年、いやそれ以上に末永く続くことを祈る。(2015年1月20日)

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2 コメント

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戦争に勝っていたら (keitan)
2015-01-20 19:26:25
相撲に勝って勝負に負ける
 戦前の日米関係の悪化のつけを払うために何やかやとアメリカとの関係を修復することになり、結局は連合国の側に入る
 ベトナム戦争に参戦してアメリカと共に負ける
 中国が1980年代に社会主義資本経済を始め、既に高度経済成長が終息となり一応の民主化を見る
 パワーバランスや抑止力の概念は考え出されず、国際政治と安全保障は何となく治まっては小紛争等が起こりを繰り返しながら続く

――でしょうか。
平和の尊さ (矢嶋武弘)
2015-01-21 06:16:56
keitanさん、平和の尊さだと思います。
先の大戦でもし勝っていたり、引き分けだったら、日本は好むと好まざるにかかわらず、さらに戦争の道を突き進んだでしょう。今のアメリカがそうです。
そう考えると、負けて70年の平和が確保されたことは貴重だと思います。
この平和はさらに続くでしょうが、もう一度、戦後70年の節目に「平和の尊さ」を考えるべきではないでしょうか。
なお、日本はベトナム戦争には参戦していません。韓国とは違います。
コメント、ありがとうございました。

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