順風「取材・文:佐藤さくら!!!」
満帆「うわっ、順風ちゃんやんか。もう急に、びっくりするがな。」
「いや今日はね、亡き母の想いを胸に……。安めぐみの初舞台が開幕っていう話を聞かせたろ思て。」
「あ、そうか。まぁ、詳しい教えてや。」
「いや、やっぱりやめとこ。」
「なんや!ワケ分からん奴やな。」
「1980年に英国で上演以来、“人はどうやって生きるか”という普遍的なテーマが共感を呼び、各国で上演されてきた『DUET FOR ONE』」
「結局教えてくれるんかい、それで?」
「当時は不治の病とされていた多発性硬化症をモチーフにした作品で、キャストは女性バイオリニストと精神科医の2人のみ」
「うんうん。」
「・・・」
「もしもし?」
「・・・」
「順風ちゃん、大丈夫か?」
「配給:ワーナー・ブラザース映画!!!」
「だーっ!話し噛み合うてない!さっきの続きは?」
「続きはこちらでござる。」
「アホか。そんな無責任な奴あるかい。」
「いや、今度はね、やっぱりいた! 悪のウルトラマンっていう話や」
「ほう、そうか。今度はちゃんと聞かせてや。」
「ウルトラ一族が正義の味方ばかりなのはおかしいと思っていたら、やっぱりいた! ウルトラマンたちの故郷『光の国』が、邪悪な心を持つウルトラマンベリアルによって壊滅の危機におちいる」
「ほうほう。」
「映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』が上映中」
「おう、そうか。それで?」
「以上!」
「以上て。続きは!」
「続きはこちら」
「もう、やめさせて貰うわ」